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私は先日に悔しいことがあり後で酔っぱらって沈んでいた怨念に駆られて、これまでの真面目な生き方を変えて、今のアベノミクスに乗って金融、IT、不動産でハイエナみたいに稼いで東京のタワマンに住む生き方を目指そうかと真剣に迷いました。
そんな時にフッと思い出した、私の人生の師である松下幸之助の教えを静かに噛み締めました。
松下さんの「自然の理、道理の大切さ。」(素直な心 私心にとらわれず、実相をあるがままに把握すると道理が見えて、何が正しく何をなすべきか見えてくる。)
を思い出して、我欲から歪んだ判断をしている自分に気がつき、これではいけないなと考え直しました。
私なりには松下さんから、
人間としてのあるべき生き方、
ビジネスマン、商売人としての真っ当にかつ成功できる「商道」を真摯に探求するあり方、
維新を起こす志士としての生き方、
を教えて頂いたと考えています。
また最近私はホリエモンの本を読んでいますが、彼は批判を恐れない過激なイノベーションへのアジテーターとしては素晴らしいです。
ただ松下さんは当たり前かもしれないが大切な、現実に合った時に厳しいが重要なことを教えてくれて、年齢の差もありますが深みや哲学が彼にはよりあり、松下さんの方が真の救いがあるかと私は思います。
また居酒屋の壁に掛けてあった格言である「親父の小言」の
「人には馬鹿にされていろ。」
を見つけて、スッーと怒りが薄れました。
一隅を照らせる様な、道理に合った進路を選びたいと思います。
私も自己啓発本を読み漁って10年以上経ちます。
20代の頃は、自己啓発本を読んで目新しい事が
多く、何もかも新鮮な気分だった記憶があります。
まさに「うぉ!!!」と感嘆詞が付く程でした。
しかし、読むにつれて、自己嫌悪に陥ったものでした。この著者は、「もともと頭が良いのでは」と
思うようになり、自己啓発本が栄養ドリンクのようなもので気休め程度に読むようになり、
「この内容を全て実行したら、嫌味な人間に
ならないか。」と思うさえもありました。
読み始めた今、「そやね」「当たり前」と思うようになり、それと同時に自己啓発本に振り回されなくなりました。誤解ないように申しますが、
自己啓発本を否定しているわけではありません。
自分の人生の主人公は、自分です。
他人ではありません。自分をセルフケアしながら
自己啓発本を読んでいただかればと思います。
鵜呑みにせず、自分自身のキャラクターに
合わせながら読み進めていくのが良いのでしょう。
また松下幸之助も同じ様なことを書いていて、自分のマネをしても、成功者にはなれない可能性が高いから、自分の独自の強み、弱みを適切に把握して、それを上手く生かした方がいいと書いています。ポジティブ心理学もいわゆる成功哲学を模倣するより、自分らしく生きた方が幸せを感じられて、ビジネスなども上手くいきやすいとされています。私も未熟ながら、万里万象から真摯に学びながら、同時に自分なりのPDCAも回している両輪でやっています。