LA ISLA OHGUNO

大久野島へ来ています。広島の忠海港から小さなフェリーで数分でこの島に到着します。島に保養施設としてつくられた休暇村に着くと、沢山のウサギがあたかも放し飼いされているかのごとくに出迎えてくれます。餌も売っているので、子ども達にとっては飽きる事がありません。


実は、保養地として人々が訪れるこの島、とても重い歴史を背負っています。先の戦争において、旧日本軍は極秘命令で毒ガスの開発施設をこの島に建設しました。国際条約により、毒ガス兵器は細菌兵器と共に禁止されていましたから、当然、その存在は軍極秘となります。その為に、地図上からは、その存在を消す事となりました。その後、戦況悪化に伴い、この施設は実験動物として連れ込まれたウサギと共に封印されました。そのウサギ達がその後野生化し、現在に至っています。そう、この子達の先祖は毒ガス兵器の為の実験動物だったのです。


9/2に向けての段取りのメールが、ものすごい勢いで飛び交っています。そういえば、CABEZÓNが最初に携帯電話を契約した時には、まだメール機能など実装されていませんでしたね。今は、リアルタイムに情報が飛んで来ます。そう、この大久野島までも(笑)。そんな訳で、戻ってからやる事などをイメージしながら毎日を過ごしています。


Editor CABEZÓN


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コメント
 
 
 
大久野島 (willie)
2007-08-27 13:26:02
ちょうど先日この島の歴史を調べていたところでした。
物言わぬウサギが語る消すことの出来ない事実、大切に受けとめたいですね。
 
 
 
> 大久野島 (CABEZON)
2007-08-29 11:14:03
> 消すことの出来ない事実



正にそのとおりですね。毒ガス資料館に展示された悲惨な写真を見て、子ども達も衝撃を受けていました。



繰り返してはならない歴史であると痛感しております。
 
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