もう一つのツボ

この写真を見てグッと来る方はいらっしゃいますか(笑)?CABEZÓNが廃線跡に強く惹かれるのは、このブログをご覧になっている方ならご存じだと思いますが、その一方でこの写真のようなたたずまいにもグッと来てしまうのです。





この写真は上の地図の場所で撮影したものです。被写体は



砂川分水



この分水は、玉川上水から立川市砂川町(実は実家の近く)で取水され、長きにわたって生活用水として利用されてきました。20世紀後半までは水をたたえていたそうですが、現在では完全に干上がっています。取水口あたりでは現在も流れているので、一体どこで干上がってしまったのかが気になるところです。

用水路は、転落の危険性がある、またはゴミなどが捨てられて衛生上の問題がある、などの理由で、その多くが暗渠化(フタをすること)されてしまいました。しかし、その上がどうなるかというと、たいていの場合が緑道などに共用されています。そして、元が用水路ですから、その緑道の様子を見るだけで、

「ああ、ここは用水路があったんだな」

とわかる場合が多いのです。廃線跡のカーブが、鉄道車両でも曲がれるように緩やかなことと同じく、用水路は直角に曲がったり、何かと人工的な形をしていたりします。今だから明かせますが、モントゥナーの家の近くにも見つけてしまったのです(笑)。この用水路用地は、水道局の管理下にありますから、道路となった場合でも、下水道ではなく水道局のマンホールが見られます。





Editor CABEZÓN

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