MANGA, PERO NO ES DE LA ROPA



先日、とあるヨーロッパ出身の方と話をしたおりに、日本の文化がどのようにヨーロッパの国々に伝わっているかを聞く機会がありました。そもそも、その方自身が何故日本に来ているかを考えると、その理由もうなずける内容でしたが・・・。
近隣国からはバッシングの嵐のようなこの国ですが、遠く離れたヨーロッパともなると、とらえ方は随分と異なるようです。それは、ある意味で当然ですよね。近隣同士は利害が直結するもの。まして、海を隔ててかなり異なる文化を持った国同士では、ヨーロッパのような共同意識を育てる為には相当な相互の努力が必要でしょう。
10年ほど前英国に行ったおり、とてもひなびた地方都市に滞在したのですが、そこに住んでいる方々にとっては、日本とは漠然と「富士山」や「腹切り」が存在する國で、街角の商店にかかっている「CITIZEN」のマークがどの國の産業によるものかもわからないといった案配でした。あれから、もう10年経つわけですが、特にユーロ地域の方々にとっては随分と状況が変わっていたようです。
その方曰く「日本をマンガで知った」。「ドラゴンボール」を筆頭に、「犬夜叉」「アキラ」「うる星やつら」などなど、どうしてこんなに知っているのだろうと思うくらいに色々なタイトルがスペイン語で出てきます。そして、その中で出てくる情景についても色々と話しました。例えば、銭湯の話・・・。主人公が女湯に行こうと、間の壁をよじ登るわけですが、ヨーロッパの方々にはどういう事か全くわからない。でも、日本に来て文化のその実際をみると「ああ、そういうことだったのか!!!」となるわけです。
Editor CABEZÓN

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