中国産稲わらは長さ7~8cmにカッティングしたものを78×34×27cmの長方形に梱包してネットが掛けられている。
この梱包1個当たりの重量は凡そ20~22kg程度であるが、納入時にはこの梱包16個が一括りとなってくる。
産地での加温処理の際に、この梱包での稲わらが、解しやすい場合と非常に堅く解し難い場合があり、給与担当者はこれらを崩すのに一苦労している。
ローダーのバケットで叩いて崩したり、掛合で殴って梱包を解しやすくしたり、三つ又で叩いて崩す者それぞれであり、時間と労力を浪費しているのが現状である。
そこで今回、稲わらクラッシャーなる機械を導入した。
機械は幅125cm、奥行き160cm、高さ70cmの極単純なネット付きボックスからなり、奥行きの130cmのスペースに中国わらの梱包を4個か6個を2重に並べておき、出口までの30cmのスペースの底面部にわらを崩すための刃が付いた回転用の太めの1本のローターが幅一杯に取り付けられただけのシンプルな構造で、回転させたローターでわらを崩して、シュート状になった出口から出すものである。
動力源はリフトを利用し、リフトに機械本体を載せて油圧と電機を利用し、機械本体の上げ下げと、奥行き130cm部分のわらを載せる部分が出口に向かって低く傾斜させ、わらがローターにうまく噛み込むように油圧操作ができるようになっている。
当機では数分で4個の梱包が解すことが可能で、手で解したものより、かなりソフトな感じで、肥育牛の食い込みも改善されている。
シュートの高さを調節することにより、飼槽にダイレクト給与でき、1時間で500頭程度の給餌が可能となる。
これにより、稲わらの効果であるルーメン環境の改善と増体および肉質の改善が期待できると見込んでいる。
当機の製造会社は数社あるようであるが、通常2機種あり、給与スペースにゆとりがあれば大きいタイプ、当方は通路が狭いために、小型を導入した。
価格は約120万円なり。
もう少し安いのもあるんですか?
むしろ120万ならお買い得品かと思います。 うちにあるのは、恐らく同タイプですが、160万ほど出した記憶が。
今仕事をしながら少しづつ牛を増やしているのですが来年思い切って増頭するつもりですが収入が入るまではやっぱり仕事は続けないといけないので少しでも効率良く餌やりするのに便利だなぁと思ったんですけど
値段的に少し厳しいです。
地道に頑張るべ。