牛コラム

肥育牛と美味しい牛肉のはなし

干ばつ時の粗飼料事情

2010-12-13 19:00:35 | 飼料

今年は世界的に気象異常に見舞われたようである。
今夏の猛暑は我が国だけかと井の中の蛙状態であったが、最近の海外からの粗飼料事情からオーストラリアの干ばつなどの影響から、穀類や粗飼料の作柄の減少が現実視され取りざたされている。
写真は、目下クレーム中のオーツヘイであるが、完全脱色とも言える状態である。
A欠状態の肥育牛用に単価を下げて引き受ける予定にしている。
中国産稲ワラも輸入量が減少しつつあるが、納入業者の説明は歯切れの悪い情報説明である。
農水省の説明では、減少の情報はなく、輸入業者の何らかの問題ではないかとのことであった。
他力本願の粗飼料確保は、海外の伝染病などの影響を受けやすいが、このような事態を常に意識し、時には通常の計画を変更した具体的な対策を打たないと肥育経営の破綻に繋がりかねないと再認識している現状である。
国産粗飼料の増産体制をさらに強化して貰いたい。



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