直近に出荷した500頭について、肝膿瘍の発生率を調べたら、出荷牛の25%弱であった。
そこで、導入した産地別に、発生率を調べたところ、7つの市場の内、2市場が約35%を示した。
この2市場産の牛は、何れも平均的に栄養度が高く、導入時のDG(生時体重30kgとして)が0.9~1.1kgに分布する割合が同様に高い。
優れた増体を示しているが、この背景には濃厚飼料重視の飼育法が判断できる。
つまり粗飼料の給与割合が低く、濃厚飼料の給与割合が高い牛特有の立派な子牛である。
このような子牛は、導入後粗飼料の食いつきが悪く、配合を好んで摂取する。
このような子牛は、基本的な腹作りが出来ず、ルーメン壁が発達できず、あげくルーメンパラケラトーシスやアシドーシスに繋がりやすい。
従来から導入している4つの市場産は10%台で安定している。
また、体重が220~240kgでの発症率は皆無であった。
その他、生産者個々を見た結果、同じ生産者が複数発症したのは、6生産者であった。
以前、肝廃棄を発症するような牛は肉質が期待できると聞いたことがあるが、5等級に判定された割合は、発症牛の20数%であり、枝重が450kg以下も同様であり、肥育後半に発症するタイプと、20数ヶ月までに発症するタイプのケースが認められた。
各市場の出荷名簿の中に、理想的な仔牛の飼い方が記述されているが、このマニュアルを踏襲して市場性の高い子牛生産を期待している。
そこで、導入した産地別に、発生率を調べたところ、7つの市場の内、2市場が約35%を示した。
この2市場産の牛は、何れも平均的に栄養度が高く、導入時のDG(生時体重30kgとして)が0.9~1.1kgに分布する割合が同様に高い。
優れた増体を示しているが、この背景には濃厚飼料重視の飼育法が判断できる。
つまり粗飼料の給与割合が低く、濃厚飼料の給与割合が高い牛特有の立派な子牛である。
このような子牛は、導入後粗飼料の食いつきが悪く、配合を好んで摂取する。
このような子牛は、基本的な腹作りが出来ず、ルーメン壁が発達できず、あげくルーメンパラケラトーシスやアシドーシスに繋がりやすい。
従来から導入している4つの市場産は10%台で安定している。
また、体重が220~240kgでの発症率は皆無であった。
その他、生産者個々を見た結果、同じ生産者が複数発症したのは、6生産者であった。
以前、肝廃棄を発症するような牛は肉質が期待できると聞いたことがあるが、5等級に判定された割合は、発症牛の20数%であり、枝重が450kg以下も同様であり、肥育後半に発症するタイプと、20数ヶ月までに発症するタイプのケースが認められた。
各市場の出荷名簿の中に、理想的な仔牛の飼い方が記述されているが、このマニュアルを踏襲して市場性の高い子牛生産を期待している。
うちもいろいろな疾病で悩んでいます
パイン・バカス等は腹足す飼料でしょう。
生ビール粕とトウモロコシフレークではルーメン中ではいい関係になりません。生粉砕トウモロコシに変えればルーメン発酵は良くなるでしょう。問題は生オカラに含有する脂肪分は牛のルーメン環境を乱します。鼓張症に大豆油を飲ませる人あるはずです・・・カス類は生と乾燥ではルーメン中の発酵での違いはあります。理解して使えばいい飼料です。飼料給与順を変えるだけでルーメン環境
は変化します。
粕類の内容を問題にしていません、あくまでもルーメン環境を整えることによって疾病は減少すると思います。
これで0.9から1.1ということは280日齢の子牛の体重で282kgから338kg。私らでいう1.01から1.21です。
1.21はすごい数字です。生時体重が50kgオーバーにたまにいますが、フレームそのものが非常に大きく配合飼料を5kg程度の給与ではけっして脂がついた発育にはならないものです。どちらかというともう少し丸くなってくれと願うくらいやややせ気味ではあります。フレームの発育に合わないほどの配合飼料の多給が後々の事故の原因だというのはうなずけます。
中には不届き者がいて出生日のインチキが日常茶飯事で、もしAI日が正確なら群の平均在胎期間は黒毛和牛なら287前後になるはずですが、なかには300日を超える農場もあり公的機関の調査を望む所です。
また個人でのAIは開業もしくは自家受精の場合、AI日の不正から始まる所もあり、ここまでいくと農家ごとの信頼度を数値化して市場に出す必要すら感じます。
単純DG1.20を超える素牛は普通1000頭に10頭程度だと思われます。それを超える市場があるとすればリストアップしてみる必要があるかもしれません。
コラムさんのデータの物語るところは、澱粉過多の市販バカ配合多給与で育成された子牛の肥育結果ではないでしょうか。
エネルギー源に見合うタンパク質であれば(+バイパスタンパク質を考虚されている配合)DG1.2の子牛は期待どうりの肉質に近づけると思われます。
ただ残念なことに目で見ることはできません。
牛は最低限の澱粉=糖質で飼われているほうが、あきらかに強健な状態となります。トウモロコシをNDFが低い消化性の高い繊維質原料に変えればいいはずです。
子牛育成農家は考えてますが、配合メーカーは迷惑な飼料を供給しているのが現実です。
経済動物ですから購入者が決定します。
自身の牛にするために、これを食えと牛に指示と飼料を与えます。先に500gのチモシー・30分後に1kgの導入専用配合を与え、後は食えるだけフェスキューを食え。
導入子牛300キロの粗蛋白要求量は1000g~1200g
草の食下量由来のタンパク質量を差し引けば導入専用配合の粗蛋白含有率が決定します。(配合給与量が少ないほど含有率は上がります)
導入直後の飼料は300Kgの牛を一時期自然に返す目的でメニューを組んではどうでしょう。
乳牛管理にも自然に返す時期があります、ご存知かと思います=乾乳期です、母体必要量+胎児要求量です。30年前の乾乳期飼料は、ワラ4K・ヘイキューブ4K・
ビート4Kなどと言われていました。多くの酪農家が信用しましたが、私は自身の牛のために自力で<乾乳配合>を3年かけて仕上げました。乳牛は何年も利用しますから多種多様の添加剤が必要でした。
その後配合メーカーが真似して(ドライ用など)市販しだしました。バイパスタンパクサプリメントCP25も私の牛舎から盗まれた情報です。(25%は私が指定した数字です)
肥育牛舎に導入直後に与える重要なエサは用意されてますか?