法事で鹿児島へ帰省中に携帯メールがなった。
「6頭出荷した2頭目が白血病で保留になった、枝廃棄になる可能性がある」というものであった。
白血病による保留は、初めてのことであり、結果的に全廃棄処分とされた。
宮崎県産で、生後月齢32ヶ月目でと殺前体重は850kgの増体能力の良好な去勢牛であった。
白血病については、ウイルス性疾患でアブなどの寄生虫や注射の回し打ち、除角や生時の親子感染などがあり、発病は極希であるとの認識であった。
このことを受け、獣医師に白血病の善後策について相談した。
罹患したら次第に、眼球が突出し、下痢を繰り返すようになるとともに精彩が無くなり、痩せ、体内的には、リンパや脾臓や心臓などが浮腫する。
食肉市場では、体内での白血病症状が明らかであれば、保留して確認検査の後、廃棄処分などが判断される。
キャリアであっても発症していなければ、市場では問題はない。
白血病への予防ワクチンや治療薬は開発されていなく、キャリアであることが判明したら隔離などが必要であるとのことであった。
キャリアから発病に至る経過については、何らかのストレスによるとあるが、その具体例は定かではないという。
ところが、以前は6~7才程度で発症していたが、獣医学会などの調査結果では、近年は1~2才でも発症し、キャリア数も発症数も年々かなりの増加傾向にあり、全国のと畜場では年間1,500頭程度の発症が確認されている。
また、白血病抗体陽性反応では、乳用牛で35%、和牛では12%(繁殖雌15%、肥育牛8%)とかなり高い割合を示している。
子牛市場に出荷される子牛も10%程度がキャリアと推定されている。
今回の出荷牛については、トラック積み込み時の様子は、他の牛同様の歩行状態で極正常であった。
それだけに、今後の発症等が気がかりである。
今年1頭目の死亡または廃棄処分であったが、該牛の素牛代、飼料代、その他の経費を含めれば約100万円余の出費がそのまま損出となった。
乳用牛サイドも和牛サイドも、とくに繁殖経営も肥育経営も、増えつつある白血病の具体的な対策が必要であると考えられる。
またゼオライトは尿石とは関係ありますか?
まずどう言う問題があってゼオライトを使うのかそれにはどのくらいが適量なのか考えて使わないと人がいいからと言って使うのは違うと思います。
牛は生き物だから絶対原因ではないとはいいきれないと思います。餌などによっても違うと思いますし。
知人からゼオライトは尿石予防になると聞いたので本当かな?と思いまして。
色々文献を調べたのですが、実際現場におられる方に聞いてみようと思ってきいてみました。
ありがとうございました。
私たちの住む地域はワクチン接種により殺処分となった区域です。
経営再開するにあたり、(BLV)白血病の検査をして導入してきましたが、ここで記されてるくらいの確率で陽性反応がでました。
経産牛は分娩後すぐに別棟にて肥育、新生児はすぐにミルクでのスタート、子牛導入時に発覚したら理解ある肥育農家さんへと譲渡しました、子牛はもちろん導入価格より下げての譲渡です。
あと1頭います、この牛は導入価格が高かったため手放す決断ができなくて隔離して飼育しています。
これを機に白血病キャリアゼロにしてしまおうと呼びかけをしたのですが、スタートしたのが遅かったために既に導入されてる方と、西都児湯で生き残った4割の母牛を所有する農家さんと意見の相違があり実現しそうにもありませんね、心をひとつにするのは難しいです。
理解ある肥育農家さんへ譲渡とありますが、仮に出荷前に発症した場合の損失は大きいですよね?その場合のフォロー(農家で積立て見舞金を支払う等)はされてるんですか?
また導入した地域は何か対応などはしてくれませんか?
蔓延しすぎてる…
初乳対策、手袋、注射器みたいに簡単な事は勿論してるけど牛同士の接触感染を免れるのは到底非現実な話