牛コラム

肥育牛と美味しい牛肉のはなし

A欠

2011-08-17 23:39:50 | 牛の病気

夏場になってから,肥育末期を迎えようとしている去勢牛数頭にA欠乏症(写真上)と思われる症状が出始めた.
四肢の浮腫である.
8月5日にV-ADE剤(ビタロング)を1袋(50g)を投与した.
そして,その5日後に同牛の四肢を撮ったのが写真下である.
意外と早く腫れが減った.
この牛は以前より食欲が良好で,増体速度も良好であったが,A欠症状が出て,
食い込みが極端に減少した.
去勢牛の場合,増体の良好な牛にA欠症状が出やすいが,この牛も,A欠症状がなくなった途端,再び食い込みも戻ってきた.
写真上の状態で出荷した場合,ズルが全身に出やすい.
四肢の腫れが出た場合は,即出荷でなく,治療してズル症状が回復してから出荷した方が得策である.





最新の画像もっと見る

コメントを投稿