近年にない不景気だと言い、牛肉の消費が落ち込んでいる。
すじやホルモンが売れているそうだ。
年末の注文を取っても牛肉そこそこに豚肉が増えているとも聞く。
このままでは、肥育にしても、子牛価格にしても低迷からの脱出は当分時間がかかりそうである。
この様な状況下では、何れの経営でも、良いものを低コストで効率よく生産する経営努力を実現することで、損益が改善されるはずである。
とくに、肥育経営は規模が大きいだけに、また規模が大きいほど現在の経営は、かなり厳しい状況にある。
地産地消が各地で叫ばれているが、牛肉の場合は、馴染めない生産消費動向である。
ところが、コンビニ弁当などでは、それを謳い文句に県内産牛肉を利用するという。
また牛肉消費は、必ずしも都会消費だけではない。
生産者を含めて、地域での消費拡大を強化する取り組みに、生産者もその一端を担うことも一考であろう。
当センターでは、農村地域にあるが、食肉店と提携し年末セールとして自家生産牛肉の注文を取り販売している。
すき焼き肉としゃぶしゃぶ肉、焼き肉用を100g当たり400~1,800円を段階的に設定して販売しているが、例年1,800円クラスも結構出ている。
お客の反応は、なじみの牧場産だから信頼して買えるそうである。
因みにチラシは食肉店が調達し、牛肉は注文に添って、食肉店がパック詰めし、当方で、食肉に触れることは一切無い。
注文を受けるだけである。