牛舎で飼われている牛たちには、冬囲いをして寒さから守っている。
写真の牛たちは、降雪時でも屋内外に自由に出入りが出来るようにしているが、夜間だけは、出入り口を閉めて寒風にさらさないようにしている。
寒くても、牛たちは屋外に出ようとする。
そして、意外に風邪などに罹るのは、元もと舎内で飼われている牛たちの方が圧倒的に多い。
寒さに対する抵抗力が付いているのであろうと判断している。
それなら、舎内も牛たちに抵抗性を付けさせるために、開けっ放しにしてはと考えるが、スペース的に運動量に限りがあったり、普段アンモニアガスの影響を受けていることもあり、屋外の牛ほど抵抗性が付かない。
肥育的には、その分飼料の利用性に問題はあろうが、導入から間もない牛たちであるため、強健性を優先している。
写真のように運動場が広いことも、同様の問題があり、運動場の面積を縮小する計画を立てている。
自慢話であるが、牛たちにも季節感を感じさせるには素晴らしい環境であると自負している。