♪句あれば 楽し ♪♪

独りよがりのおしゃべりを綴っています
photoと575で、私なりの世界を作りたいと思いつつも・・・

鬼瓦

2019年09月25日 | ひとり言
        黍嵐ふんばりきれぬ鬼瓦


       きびあらしふんばりきれぬおにがわら


これも 温暖化が 原因 ?

台風 15号、17号の被害の映像を見ていると 風の被害が 想像を超えている
昨年、大阪を襲った台風も特に暴風の影響を受け、屋根の被害が 大きいものでした
しかし、千葉のように 屋根が 下地から持って行かれるような結果は ありませんでした
こちらが経験した風速よりは 数値は 低かったように思いますのに

関東のからっ風って有名ですね
千葉でも 風の吹き方が こちらとは違うのでしょうか

それにしても 屋根から 瓦が ずれている光景には 背筋が 凍る思いです


実は 淡路島は、 瓦生産の3大産地の一つ
もう400年以上も続いている産業なんです
私が 小学生くらいの頃は 町のお母さんの多くは 瓦の工場に パートに行っていました
学校から戻る頃 工場のマイクロバスで 帰って来ます
何時からでしょうか
徐々に縮小傾向にありました
将来の明るい産業では 無い 現実が ありました

被害も修繕で済むなら 今までの瓦も使用されるでしょうが
屋根全体 もしくは 建物の建て替えとなると もう 瓦を載せることを考える人は 減るのではないでしょうか
しっかり留める軽い瓦が好まれるのでしょう
                <関東の方では、淡路の瓦は 使いません 
                 各地域の気候に合う産地の瓦を使います>

別に その傾向に水を差すつもりは ないのですが、選ぶポイントがあると思います
友人が お洒落な姿の家を購入・・・10年ほど昔のこと
その後 昨年の台風で被害を受けた折、 修繕で済ますことが 出来る筈なのに
業者から 「この瓦 もう生産してない」って言われたとか
いくつか そういう問題のある瓦は あるようです

島の瓦生産業者も 新しい建材生産を始めたり 試行錯誤しているらしいです
上手く行くと良いですね



写真の鬼瓦は、 お墓参りの後 立ち寄ったお宅の傍にありました
黄金色に輝いていました
鬼瓦は、一応 装飾を兼ねて厄除けを目的するお役目の瓦です
  <多分 左右は このレイアウトだったと思うんだけど>


俳句・短歌ランキング
写真俳句ランキング








コメント (8)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 仙人掌 | トップ | 軽減税率 »
最新の画像もっと見る

8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
 (みどり)
2019-09-25 21:29:21
我が家も実は最初は瓦屋根でした。
でも今はスレート葺。
阪神淡路大震災の時に、瓦屋根の家は被害が大きかったのです。
それ以前は阪神間は台風が多くて屋根が飛ばないよう重い瓦で屋根を葺いていて、それが地震の時に被害を大きくしたのです。
地震と台風では備え方が逆だったんですね。
どちらにも備えられる屋根の葺き方を考えないと。
返信する
阿吽の鬼さん (koh)
2019-09-26 01:28:33
この句、好きです♪
”ふんばりきれぬ” がいいですね。
瓦で厄除けの狛犬ならぬ狛鬼が上げてあるのですね。
金色で、ついついお値段のことを考えてしまいます、高いやろな~って(^-^;
口を開いた阿形と閉じた吽形の鬼さん、頑張ってね
返信する
ありがとうございます (しまそだち)
2019-09-26 16:33:59
 みどりさん

阪神淡路大震災、倒壊した家屋を目の当たりにして
自然の力を 実感しました
(伊丹のあたりで)
震えが 足元かから 背筋へ抜けて行きました

瓦の下に土を入れるか? 否か ? 答えを出すのは難しいらしいです
結局 新しい屋根素材への移行が 進むのでしょうね

かと言って、 20年足らずで 生産中止になる新しい瓦でも
困ります

返信する
ありがとうございます (しまそだち)
2019-09-26 16:37:16
 kohさん

島では 色瓦と言って 釉薬を塗って焼きあげる瓦の生産も多いのです
濃いブルーやグリーン、茶色等
黄金色なのは 釉薬の配合に成功したのでしょう
<東南アジアどこかの国で 寺院の屋根の葺き替えを請け負ったと新聞に
載っていました>
こんな大きな鬼瓦を成形して 焼きあげるのが 腕の見せどころ

この町のいろんな場所に大きな鬼瓦が 掲げられています
宣伝を兼ねているのでしょう

島の山の上にある お寺の狛犬は 犬ならぬ猪です
そこのご本尊は 猪の化身の千手観音だからです
返信する
阿吽の鬼瓦 (勿忘草)
2019-09-26 21:42:24
鬼瓦も、こんなしてるとは、皆そうなんですか?
気を付けて見上げたこともない、こんな立派なのが、あちこち上がってないような。
瓦を乗せた家は、もう今では新築で見ることは無くなりました。
変わっていきますね。私は和風が好きなのですが、寂しい気がします。
返信する
ありがとうございます (しまそだち)
2019-09-26 23:32:28
 勿忘草さん

写真の鬼瓦は 瓦工場の壁にありました
普通の家には もっとシンプルで 小さいのが載っています
こちらでも 新築では もういぶしの瓦で 葺くのは 滅多にありません
島の公の建物は 瓦を使わなくてはなら無い条例が あります
島の産業を保護する為でしょう

最近のこちらの家は 塀も無く 何だか 頼りないです
水回りとかも 新しいシステムに変更しやすい仕組みのようです

返信する
Unknown (kebaneco)
2019-09-27 15:51:50
竜巻のような風が吹いたとも言われています。
とにかく天気が極端になってきました。
ポーズじゃなく地球温暖化に取り組まないと。

淡路島が瓦の生産地とは知りませんでした〜
返信する
ありがとうございます (しまそだち)
2019-09-27 16:41:47
 kebanecoさん

淡路島の土が 瓦の製造にあっているとか
大陸から瓦が 紹介された直後に 窯が 作られた跡が あるそうです
産業と言われるほどに盛んになってからは、400年ほどらしい

夫のご先祖さんは、製造方法を北陸で 学んできたとか
教えに来た人の末裔とか 諸説ありますが、 親戚のだれも事実は 知りません
…今は 瓦製造にかかわっている人はいません・・・

昨年からの雨風の荒れよう
地球温暖化をヒシヒシ感じます
京都議定書なんて出した割に 日本の体温は 低いです
環境大臣 あのやり方では 世界に通用しませんね

返信する

コメントを投稿

ひとり言」カテゴリの最新記事