曼珠沙華一緒の墓へ道うねり
( まんじゅしゃげいっしょのはかへみちうねり )
子供の頃 家の本棚に「ギリシャ神話」の絵本が、ありました
その絵本が、懐かしく、先日見つけた「ギリシャ神話」の本を
姑のところで、読みました
登場人物(神様)が多くて、ややこしい
ギリシャも日本とおなじように いろんな物に、神を感じるんだぁ
日本で言うところの 「八百万の神」と一緒だ
読み進むうちに面白いことに気づきました
「国生み神話」
日本だと 伊弉諾尊(いざなぎのみこと)は、黄泉の国に行った妻の伊弉諾尊(いざなぎのみこと)さんが恋しくて
黄泉の国へ迎えに行くのです
そして、黄泉の国を出るまで振り返ったらダメって言われたのに
奥さんが ちゃんと来ているか 心配になって 振り返ってしまいます
結局 イザナミさんは、自分のおぞましい姿を見てしまった夫を許せなくて
黄泉の国の国境まで 追いかけてきました
イザナギは、なんとか、黄泉の国を、一人で飛び出す事が出来、入り口を大きな岩で塞いでしまいました
奥さんに対する愛は冷めきったのです
後は、岩越しに元夫婦が罵声の浴びせ合いの図です
ギリシャ神話にも 同じお話があったのです
オルペウスって言う音楽の神様が 愛する妻エウリュディケを死者の国から
連れ帰ろうとするのです
奥さんは、毒蛇に噛まれて新婚の内に亡くなってしまったのです
彼の演奏する音楽に心を強く動かされた冥府の神様が
特別に連れ帰ることを許してくれたんです
但し 厳しい条件が、あります
「振り返って背後のエウリュディケを見ては なりません」と
しかし 本当に 奥さんがついて来ているのか
不安になって 我慢できなくて、こちらの神様も振り返ってしまったのです
結局 奥さんは 絶望した様子でたちまち消えてしまったというお話
文化の交流が、あったとは思えない時代
同じようなお話があるのは、とても興味深いことです
ちなみに ギリシャ神話の方の男性の神様は、奥さんを忘れられなくて
更なる 悲劇に続く・・・です
洋の東西を問わず、天国と地獄 黄泉の国から妻を連れ帰る
同じ概念があるのが、不思議
みんな同じ人間なんだと思う
他にも面白い話を沢山見つけました
関連する記事をupする時、ギリシャ神話を思い出すかどうかが 問題ですけど
夫婦喧嘩の果て、今は 伊弉諾尊(いざなぎのみこと)、伊弉諾尊(いざなぎのみこと)お二人共に
島にある伊弉諾神社にて仲良く祀られています
こんなお話も入っている国生み神話は、、日本遺産に登録されました
伊弉諾神社、これは 春の写真です
高速道路が、ついてから、殆どこの前を通らなくなりました