先日卒業した奈良大通信教育2年目の総括をしておこうと思います。意外と、1年目の総括の記事へのアクセスが常に多いので、いくらかは参考になっているのかなと思い・・・
1年目の昨年度に36単位修得しましたので、今年度は、残りの24単位修得が目標でした。
テキスト科目で今年度に入って試験を受けたのは、古文書学、民俗学、歴史文学論、西洋史特殊講義の4つ・8単位分でした。古文書学は前年度にレポートを合格してありましたので、今年度にレポートを書いたのは3つでした。4、5、6月に1本ずつ提出しています。やはり、卒論のための勉強があるので、並行してレポートを書いたり試験を受けたりは結構難しかったです。
古文書学に取り組む人は少ないと思われます。しかし、私はあえてやることにしました。収穫はありました。ただ試験の成績はあまりよくなく、68点で、これだけが、優良可の「可」となりました。
古文書学と民俗学の試験はそれぞれ5月、6月に受験しました。まだ卒論の勉強はぼちぼちの頃です。レポート提出も6月までに済ませ、あとは、科目修得試験の受験は草稿提出後(10月)まで凍結することにしました。
本当は、建築史や平安文学論も勉強しようかと考えていたのですが、やはり余裕がなく、卒業に必要な最小限度にしようということにして、やめました。
民俗学は、結構興味深く勉強させてもらって試験も80点はとれたのですが、歴史文学論と西洋史特殊講義の二つは、あまり入り込めず、義務的に勉強したようなところがあって、試験も70点台にとどまりました。試験は2年間で13回も受験したことになり(私の場合1科目ずつが多いので)、2年目は緊張感が薄れ、単位がもらえるぎりぎり合格点でもいい、と、妥協する気持ちがあったかもしれません。
スクーリングは、卒業単位に含まれない地理情報システム(8月受講)の他、考古学特殊講義(7月)、文化財学演習3(9月)、神話伝承論(2月)、歴史地理学(2月)の5つを履修しました。
一応、予備で仏教考古学も登録しておいたのですが、受講しませんでした。
今年度は、スクーリングの前日泊が結構できました。そうすることで、京都の祇園祭の山鉾巡行を見たりということもできました。奈良のウィークリーマンション5泊6日もなかなかよい経験になりました。長期滞在ならおすすめです。
スクーリング科目のうち、日本史特殊講義、美術史特殊講義、奈良文化論、仏教考古学は受講しませんでした。多くの通信教育部生は、おそらく全部のスクーリング科目を受講して、奈良を満喫されるのだと思います。しかし、私は、時間もお金も余裕がないので、自分なりの最小限度にしました。内容を考えて、座学をただ受けに行くなら奈良に行かなくてもよいであろうとか、自分が興味を持っている時代・対象以外を扱っているとか、自分で見学したことのある場所が多く含まれているものとか、そういったものは、受講しないことにしました。
スクーリングを受けすぎては、通信教育とはいえなくなってしまうのではないかという思いもあります。
私が定年退職後などでお金も時間ももっと余裕があったら、全部受講したかもしれませんが・・・
宿泊費・交通費を入れると、大体1回のスクーリング(2泊3日)で5万円はかかったでしょうか。それにプラスして受講料16,000円ですね。
あえて、テキスト科目にがんばって取り組むことにしたのでした。
そういうわけで、2年間の内訳は、テキスト科目で36単位、スクーリングで18単位、卒論で8単位の合計62単位修得となりました。
2年目は卒論のための旅や勉強に重点を置くことになり、1年目とはまた違った1年となりました。卒論作成経過については、また別の機会に書きます。
奈良大では、通信教育といえども、いい意味でかなり「勉強させられ」て、教員としても今後のためになる知識等を得ることができました。奈良大の先生方も、熱心に関わってくださり、その気になればお話もいろいろできますし、距離は近いです。
スクーリングごとに、いろいろな方々とご一緒して、お茶を飲んでお話をうかがったり、バス移動の折にお話をしたりして、いろいろな地域からいろいろな思いで奈良に集まって来られているのだなということを実感しました。みんな、奈良や歴史が好きな人ばかりです。
入学はほぼフリーですが、卒業となると、確かに、相当勉強して、最終的にそれなりの論文がまとめられないと、卒業できないでしょう。逆に、卒業までたどりついた人は、自信を持って、自分なりの歴史探究の旅を続けていけることでしょう。
フルタイムでお勤めの人だと、2年で卒業するのはちょっと大変かなという気もします。定年退職後で、時間もお金も余裕ができた方には、ちょうどよいかもしれません。
神話伝承論スクーリングを終えた2月14日の夜、奈良公園のイルミネーション「なら瑠璃絵」から何枚かの写真を。
東大寺もライトアップされていて、金剛力士像も明るく浮かび上がって、筋肉がよく観察できました。
東大寺大仏殿までは近寄れないのですが、中門から覗くことができて、この日は、大仏様のお顔が外から見えるように窓が開け放たれていました。
やさしいお顔をしているね、と周囲の人々の声。
お正月やお盆の時しかこの窓は開かれないようですが、このなら瑠璃絵の時には開けてくれるのですね。
こんなふうに、柵の隙間から、順番に、大仏様を眺めて、写真を撮り・・・ということをしていました。スマホしか持っていなかったのですが、いいカメラを持っていけばよかったなあ・・・
追記:4月から、博物館学芸員資格課程科目等履修生になる予定です。2年間かかります。また少し、テキスト学習とレポート・試験を受けるという生活が続きます。
そういえば、昨日の午前中、江戸東京博物館で「レオナルド・ダ・ヴィンチ―天才の挑戦」を見てきました。大学生学割が3月で終わるからです。平日の昼間なのにすごい人。目玉作品の「糸巻きの聖母」は、待ち時間なんと45分!一応くじけず列に並びました。実際は20分くらいでした。休日はもっと大変なんでしょうね。4月10日までです。
あとは、大学生料金の展覧会というと、東京都美術館のボッティチェリ展です。大学生の身分を最後まで活用するため、行ってみようかな・・・と思っています。
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1年目の昨年度に36単位修得しましたので、今年度は、残りの24単位修得が目標でした。
テキスト科目で今年度に入って試験を受けたのは、古文書学、民俗学、歴史文学論、西洋史特殊講義の4つ・8単位分でした。古文書学は前年度にレポートを合格してありましたので、今年度にレポートを書いたのは3つでした。4、5、6月に1本ずつ提出しています。やはり、卒論のための勉強があるので、並行してレポートを書いたり試験を受けたりは結構難しかったです。
古文書学に取り組む人は少ないと思われます。しかし、私はあえてやることにしました。収穫はありました。ただ試験の成績はあまりよくなく、68点で、これだけが、優良可の「可」となりました。
古文書学と民俗学の試験はそれぞれ5月、6月に受験しました。まだ卒論の勉強はぼちぼちの頃です。レポート提出も6月までに済ませ、あとは、科目修得試験の受験は草稿提出後(10月)まで凍結することにしました。
本当は、建築史や平安文学論も勉強しようかと考えていたのですが、やはり余裕がなく、卒業に必要な最小限度にしようということにして、やめました。
民俗学は、結構興味深く勉強させてもらって試験も80点はとれたのですが、歴史文学論と西洋史特殊講義の二つは、あまり入り込めず、義務的に勉強したようなところがあって、試験も70点台にとどまりました。試験は2年間で13回も受験したことになり(私の場合1科目ずつが多いので)、2年目は緊張感が薄れ、単位がもらえるぎりぎり合格点でもいい、と、妥協する気持ちがあったかもしれません。
スクーリングは、卒業単位に含まれない地理情報システム(8月受講)の他、考古学特殊講義(7月)、文化財学演習3(9月)、神話伝承論(2月)、歴史地理学(2月)の5つを履修しました。
一応、予備で仏教考古学も登録しておいたのですが、受講しませんでした。
今年度は、スクーリングの前日泊が結構できました。そうすることで、京都の祇園祭の山鉾巡行を見たりということもできました。奈良のウィークリーマンション5泊6日もなかなかよい経験になりました。長期滞在ならおすすめです。
スクーリング科目のうち、日本史特殊講義、美術史特殊講義、奈良文化論、仏教考古学は受講しませんでした。多くの通信教育部生は、おそらく全部のスクーリング科目を受講して、奈良を満喫されるのだと思います。しかし、私は、時間もお金も余裕がないので、自分なりの最小限度にしました。内容を考えて、座学をただ受けに行くなら奈良に行かなくてもよいであろうとか、自分が興味を持っている時代・対象以外を扱っているとか、自分で見学したことのある場所が多く含まれているものとか、そういったものは、受講しないことにしました。
スクーリングを受けすぎては、通信教育とはいえなくなってしまうのではないかという思いもあります。
私が定年退職後などでお金も時間ももっと余裕があったら、全部受講したかもしれませんが・・・
宿泊費・交通費を入れると、大体1回のスクーリング(2泊3日)で5万円はかかったでしょうか。それにプラスして受講料16,000円ですね。
あえて、テキスト科目にがんばって取り組むことにしたのでした。
そういうわけで、2年間の内訳は、テキスト科目で36単位、スクーリングで18単位、卒論で8単位の合計62単位修得となりました。
2年目は卒論のための旅や勉強に重点を置くことになり、1年目とはまた違った1年となりました。卒論作成経過については、また別の機会に書きます。
奈良大では、通信教育といえども、いい意味でかなり「勉強させられ」て、教員としても今後のためになる知識等を得ることができました。奈良大の先生方も、熱心に関わってくださり、その気になればお話もいろいろできますし、距離は近いです。
スクーリングごとに、いろいろな方々とご一緒して、お茶を飲んでお話をうかがったり、バス移動の折にお話をしたりして、いろいろな地域からいろいろな思いで奈良に集まって来られているのだなということを実感しました。みんな、奈良や歴史が好きな人ばかりです。
入学はほぼフリーですが、卒業となると、確かに、相当勉強して、最終的にそれなりの論文がまとめられないと、卒業できないでしょう。逆に、卒業までたどりついた人は、自信を持って、自分なりの歴史探究の旅を続けていけることでしょう。
フルタイムでお勤めの人だと、2年で卒業するのはちょっと大変かなという気もします。定年退職後で、時間もお金も余裕ができた方には、ちょうどよいかもしれません。
神話伝承論スクーリングを終えた2月14日の夜、奈良公園のイルミネーション「なら瑠璃絵」から何枚かの写真を。
東大寺もライトアップされていて、金剛力士像も明るく浮かび上がって、筋肉がよく観察できました。
東大寺大仏殿までは近寄れないのですが、中門から覗くことができて、この日は、大仏様のお顔が外から見えるように窓が開け放たれていました。
やさしいお顔をしているね、と周囲の人々の声。
お正月やお盆の時しかこの窓は開かれないようですが、このなら瑠璃絵の時には開けてくれるのですね。
こんなふうに、柵の隙間から、順番に、大仏様を眺めて、写真を撮り・・・ということをしていました。スマホしか持っていなかったのですが、いいカメラを持っていけばよかったなあ・・・
追記:4月から、博物館学芸員資格課程科目等履修生になる予定です。2年間かかります。また少し、テキスト学習とレポート・試験を受けるという生活が続きます。
そういえば、昨日の午前中、江戸東京博物館で「レオナルド・ダ・ヴィンチ―天才の挑戦」を見てきました。大学生学割が3月で終わるからです。平日の昼間なのにすごい人。目玉作品の「糸巻きの聖母」は、待ち時間なんと45分!一応くじけず列に並びました。実際は20分くらいでした。休日はもっと大変なんでしょうね。4月10日までです。
あとは、大学生料金の展覧会というと、東京都美術館のボッティチェリ展です。大学生の身分を最後まで活用するため、行ってみようかな・・・と思っています。
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