先日、私の大先輩が退院された。
大腿骨を骨折、手術・リハビリを終えて、ご自宅に戻られたのだ。
入院中、まだ少し足がご不自由だが、おしゃべり好きは健在であった。
ところがご自宅では、お一人で過ごされる時間が多く、人との会話が少なくなった。
退院後、数日だというのに、ぼーとなってしまわれた。
それに、お顔の表情もなく、このままではうつ状態になるのではと、心配になってきた。
デイケアなどお勧めしたが、その気になっていただけず、心配は増すばかり・・・
でも、今朝、お電話すると、その声はとてもお元気だった。
実際にお会いして確かめたくなった。
お訪ねすると、「あら、ミツ子さん、来てくれたの。今日からデイケアに行くのよ。」綺麗にしたくされ、迎えの車を待っておられた。
おしゃべりのお口もほぼ全快・・・ 良かった。良かった。本当に良かった。
嬉しかった。切れかけた脳の回路がつながった。
「これからも、私を話し相手にして、いっぱい、いっぱい、おしゃべりして
下さいね。」と心の中でつぶやいた。