あおげば とうとし、わが師の恩。
教(おしえ)の庭にも、はや 幾年(いくとせ)。
思えば いと疾(と)し、この年月(としつき)。
今こそ 別れめ、いざさらば。
卒業の頃となりました。わが師の恩・・・
先日の愛媛新聞に私の小学校時代の恩師が、お元気なお姿で掲載されておりました。卒業から、40年ほど経ちますが、年賀状は欠かしたことがありません。
逆算すると、当時、先生は40代でした。5,6年を受け持っていただきました。
先生は、誰にも差別なく、平等でした。叱る時は恐かったけど、それ以外は、とても穏やかでした。
6年生のある日、テストを返して下さいました。点数は忘れましたが、私としては、
とてもいい点数でした。でも、答えあわせが進むにつれ、先生の採点ミスが判明しました。黙っていれば、トップクラスでしたが、正直に申し出ました。もちろん、点数は下がります。でも、子ども心に卑怯な気がしたのでしょうか・・・
先生は、ミスを認め、謝って下さいました。そして、正直に申し出たことを誉めて下さいました。それが、とても嬉しくて、先生が益々好きになりました。
趣味で油絵を描いておられました。いまでも、描かれているのでしょうか?
いまでも、その記憶が鮮明です。余程、嬉しかったのでしょうね。
誉めることは、大切ですね。お世辞じゃなくて、心から誉める。嬉しい。やる気がでる。相乗効果で私は、その科目(社会科)が好きになり、得意になりました。
今じゃ、記憶がうすれるばかりですが・・・・・
もういちど、お会いしてみたいと考えております。実現させます。