おはようございます。
今朝 久しぶりに本棚の整理をしていたら 亡き夫 佐々木國顯の父
佐々木國利先生の書かれた本「道を求めて」が出てきました。
昭和29年に発刊されています。もう65年も前のことです。
黒住教を受け継いでいる私
亡き義父は最初のページに次のように記しています。
南予教団の開発に生涯を盡した慈父佐々木知玄の霊前に
この一編を捧げます。義父の事をよく知らない私は
このような記録があると興味深くなります。
義父國利先生は 明治36年の生まれ 昭和44年66歳で昇天しました。
亡き夫 19歳の時でした。
時間をかけて ブログに綴ってみたいと思います。
凡そ天地の間に 万物生成するその元は皆 天照太神なり。
是れ万物の親神にて、其のご陽気天地に満ちわたり
一切万物光温まりのうちに
生成養育せられてやむ時なし。実に有難きことなり。
これによれば 大天地の一切万象が神の御徳 御恵によらぬものはなく
また生成化育の本源がこの神の発顯であり 未だ現れ盡していない
ご神徳の根源が 無盡藏にあることを説かれている。
このご神徳を明らかにしていくのが社会の進歩であり
人生の進歩であってこれを神徳の開顯をという。
「神世も次第と御神徳が厚くなるなり」とは 黒住教教祖宗忠さまが
示し給うた所であって この宏大無遍の御神徳を掘り下げ
その深奥を尋ねて
いけば 汲めども盡きぬ 無盡藏の神徳がある。
中略
天照らす神の御徳はあめつちにみちてかげなき恵み成るかな
(宗忠様御神詠)
難解な専門用語 旧仮名遣い わかりにくいかもしれませんが
読み解き 心にお納めしたいと思います。
何もかも いっさいがっさい 神の懐にあって 神の御働きの中で
私たちは生かされています。 生きています。
絶えず心にとどめ置き 何事にも神様の御働きを感じるようになれば
自然と感謝の念が湧いてきますね。
混迷な現代 誰もが安心して住める世を求めています。
どうかお互いにその根源に神様の御徳を気づきましょう。