もう、34年以上も前のこと、主人と交際している頃のお話です。
その頃、よく松山の行きつけの喫茶店で待ち合わせをしていました。
ここのトマトスパゲッティがおいしかったんです。
主人は時間にルーズで、きちんと来たことがありませんでした。
一時間はゆうに待ちぼうけでした。それではと思い、私も20分くらい遅れて
行ったりしましたが、それでも待たされておりました。
傍目にも、待ちぼうけしているのがわかるので、その時間は寂しい思いをしたものです。
私はいつも遅れてきた主人に文句を並べ立てていました。(かわいい)
今のように携帯電話があるわけでもないので、連絡の取れないまま、ただひたすら待っていたんですよ。
よく別れ話に発展しなかったことと思いますね。
そのうち、待つことに慣れてしまいました。()
どうして、待つことができたんでしょう? それは、必ず来ると信じていたからです。
それとも、恋の熱病におかされていたからでしょうか?
あれから、36年の付き合いです・・・
そして、今・・・ 私はあることを信じて待っています。これは忍耐が必要です。
でも、ただひたすらどこまでも信じて待っていようと思っています。
そして、祈ります。