今 新しい下山に向けて
未曽有の時代をどう生きていくか。
究極のヒント・・・
ベストセラーの五木寛之著の「下山の思想」を
読みました。
自殺者が13年連続3万人を超えているが、実数は
もっと多いだろう。
経済は揺らぎ、政治もバラバラ、年金もどうなることやら
若者たちの就職難、結婚難、東日本大震災、原発事故
少子高齢化、人口減少と負の様相は、とどまることころを
知らないように思われる。
著者は明治以来、近代化と成長しつづけてきた日本を
たとえていえば登山の過程にあったという。
そして今は、下山の時代に入っているという。
登ったら下りる。しごく当たり前のこと、
私たちもこの繰り返しをしているにすぎないのだろう。
波長の合う一冊であった。
そして、私は著者のいう「下山の時代」をまだ登りはじめたばかりなのである。
どんなことにもゆるぎない信念を持ち、
困難にも共生し合う心を養い、
いまだ見えない頂上を目指して、
希望と夢を胸に抱いて
登りつづけるだろう。