夕方、お習字教室の生徒のお母さんから、電話がありました。
どんな電話?
私へのお詫びの電話でした。
「今日、娘がお迷惑をおかけしました。」
と話して、一年生のにちかちゃんに電話をかわりました。
お母さんにずいぶん叱られたのでしょう・・・
元気のない声で「先生、ごめんなさい。」
「いいよ。電話ありがとう。でもね、これからは、やっぱり一人で
お家まで帰るのは、やめようね。
にちかちゃんの家は遠いから、お迎えが来るまで待っててね。
わかった?」
「うん・・・」
そして、お母さんが「よく言い聞かせましたので、これからも
宜しくお願します。」という事でした。
お習字が終わって、お迎えを待ちきれなくて、ひとりで帰ると
言い出して、私が目を離したすきに本当に歩いて教室を
出て行ってしまったのでした。直にお迎えが来ましたので、
ことなきをえました。ちょっとしたひと騒動があったのでした。
この若いお母さんが、兄のひろとくんから、事の一部始終を聞いて
すぐに電話をかけてきて、にちかちゃんに「ごめんなさい。」を
言わせて、自分のしたことをきちんと謝らせたことに感心したのです。
子育ては自分育てともいわれます。
お習字教室では、保護者とのやりとりもあり、学びの場でも
あります。