さよなら三角また来てへなちょこ

食い意地先行の放浪ブログ。たまにはHIVの事。

パフェの前では、これからも、ずっと、いつも、童心で。

2012年10月10日 23時08分44秒 | いろいろ

東京を離れて、ちょっと地方の道路を走っていると、ローカルで頑張っている外食チェーン店の、

見慣れない看板が、目に飛び込んできます。

月に一度に訪れる茨城で目立っているのは、いまや全国チェーンだけど、

もともと、地元企業だった「COCO'S(ココス)」は言うまでもないくらい、

あちこちに集中的に見かけることが多く、その間隙を縫うように、

「爆弾ハンバーグ」のコピーが目立つ「フライングガーデン」は北関東中心のチェーン。

現在はコロワイドの傘下の「ステーキの宮」は、栃木が発祥で、東北中心に東日本のチェーン店で、

茨城県坂東市が本社の和食のチェーン店「すぎのや本陣」も、よく見かけます。

 

小売りや外食は、まだまだローカル企業が群雄割拠の状態で、そこから全国を目指したり、

全国チェーンの傘下に入ったりと、営業活動が活発ってところでしょうか。

そんな中、石岡市で度々通りかかる時に気になっていた「珈琲哲学」と書かれた大きな看板。

喫茶店っぽい外装ですが、地方にありがちな大きな駐車場に、独立した建物。

きっと喫茶店風のオリジナルメニューがあるんじゃないかと期待し、その店に、友達に連れて行ってもらいました。

 

「珈琲哲学」自体は、群馬県が本社の店で、

メニューには、トーストやサンドウィッチはなく、どちらかというと、パスタとピザが充実していて、本格的。

それでも、中には、喫茶店らしいメニューもあって、

画像左側の、パスタにソースとチーズをかけてオーブンで焼いた和風クリームのパスタグラタンは、

生姜が効いたソースで、なかなか、個性的。

 

でも、一番、ワクワクしたのは、画像にもある、チョコとバナナのクレープパフェ。

なんつーですかね、出てきた瞬間、「あっ、こりゃすごい」と声をあげてしまうほど、

豪華で盛りの良いパフェ。

しかもチョコとバナナを謳っているのに、生のフルーツもふんだんに使っていて、

とても、ちゃんと誠実な仕事をしています。

 

実家が喫茶店だった自分は、子供のころ、店でパフェを食べたいと言ったら、

たまに作ってもらったりしていましたが、

いつのころか、作る手間がすごくかかることを知って、父親の様子を気にするようになり、

親の前でパフェをリクエストしたり、素直に食べたいものを言う事を遠慮するようになっていました。

もちろん、身内なので、お客さんのオーダー優先で、自分が遠慮するのは子供でも当たり前ですが、

今でもそのことを良く覚えているのは、

父親の機嫌を伺って気を使う事が、子供心に負担に感じたのかもしれません。

 

そんなわけで、おもいっきり、パフェを食べる時間は、

童心に帰って、気持ちを開放するのに似ているのかもしれせん。

大人だからって、おっさんだからって、僕はパフェをあきらない。

いつだって、パフェの前では、子供です。