さよなら三角また来てへなちょこ

食い意地先行の放浪ブログ。たまにはHIVの事。

都電荒川線と、遠足の秋。

2012年10月14日 23時55分57秒 | いろいろ

…つかの間の休日。

でも休みは、どこかに出かけないと、もったいない。

ずっと部屋にいると、休日を無駄にしてしまったような気がしてしまいます。

だからと言って、一人暮らしにとって、貴重な休みに、出かけっぱなしにはできません。

掃除洗濯など、最低限の家事しかしないけど、

のんびりしながら家事をこなすと、すぐに昼飯になって、

作って食べると眠たくなって、昼寝したら、もう夕方。

それでも、自分は近所や新宿あたりまで出かけてぶらっとしないと気が済みません。

そんな夕方までグダグダなパターンから振り切るためには、

朝早くから、頑張って家事を済ませて、昼飯前には、着替えて外に出て遊びに行く、

強い意志が僕には必要です。

 

10月に入って、ちょっと涼しくなって、少し出かけるのには、とても、いい季節。

多分、真夏なら、そんな強い意志は持てなかったところですが、

先週、今週の週末の晴天は、家事を頑張って片付けるのに充分なモチベーションでした。

頑張って空けた時間。久しぶりに、都電荒川線を目指して、ぶらり旅です。

都電荒川線に限らず、東急世田谷線、鎌倉の江ノ電や京都の嵐電など、

電車と人の距離が近い路線が、とても好きだたったりします。

先週は三ノ輪~王子と、今週は早稲田~王子の2区間に分けて、

それぞれの沿線をずっと、歩いてみました。営業キロで、ちょうど6kmずつで合計12km

沿線に道路が沿ってない部分は、ジグザグに歩いたので、

実際に歩いた距離は、12km以上になったかな。

歩いてみると、都電の写真でありがちなシーンは、ここから撮ったんだなとか、

点と点だった場所が、意外に近かったことに気づいたり、新しい発見も。

 

遠くで遮断機が下りるカンカンと警報音がなって、だんだん近くの遮断機に近づき、

続いてモーター音とカタコトと線路の継ぎ目を通る音。

どんな形やカラーリングの電車が近づいてくるのだろうとワクワクしながら待っていると、

建物の陰から、視界にさっと現れ、あっという間に過ぎ去っていく。

停留所で待つ、遊園地帰りの家族。近づいてくる電車に、あわてて停留所に急ぐ人。

終点でずっとカメラを構えている少年。

別になんてことはない風景なんだけど、

きっと本来なら無機質で人間と対峙しがちなテクノロジーというか、機械が

生活に溶け込んでいる感じが、なんとも心がほっとする理由なのかな。

夜、歩き疲れて眠りに落ちる夢と意識の境目で、ふと沿線の風景が浮かび、

きっと楽しい遠足にでも出かけたつもりだったんだなと感じた、そんな秋の週末でした。