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「好きなものだけ『北海道大物産展』」チャプター3/「ルタオ」のドゥーブルフロマージュと事件レポート

2008年10月15日 15時04分25秒 | 食べ物の話
画像は、小樽市堺町「ルタオ」で、ドゥーブルフロマージュ。

ルタオは、小樽で有名な洋菓子店ですね。
自分が北海道にたびたび旅行をしていた学生時代には、
昔は、それほど有名じゃなかったような気がします。

それもそのはず、この小樽の「ルタオ」が店をオープンしたのは、1998年のこと。
元々は、鳥取県米子市(!)にある、
観光土産を専門に開発、販売する「寿製菓グループ(寿スピリッツグループ)」
の北海道拠点を1996年に千歳市に開設したのが始まりだとか。

その後、各地の物産展で知名度を上げ、
現在の人気を確立したってところでしょうか。
自分も、ルタオは、相方さんの持ってきたケーキで名前を知りました。

小樽の運河沿いの観光スポット、メルヘン交差点そばに立つ「ルタオ」は、
北一ガラスとともに、何棟もの店を構え、
多くのお客さんで賑わっています。

ポップ 「椿姫彩菜さんがはなまるマーケットで紹介しました」
くまぞー「えーっと、ドゥーブルフロマージュとフィナンシェをひとつづつください」
店員さん「すぐにお食べになりますか?」
相方さん「また買うの???」

手渡しでケーキとフォークをもらって、
そのまま店の脇にあるテラスへ。
2階にも、ちゃんとしたカフェがありますが、
店の外のテーブルでも食べることができます。

ごらんのとおり、マスカルポーネのレアチーズクリームに、
ベイクドチーズケーキの二層のハーモニー!
そして、ケーキクラムが粉雪のように降り積もっていて、
いとおしく思えてくるほど。
まさにそれは北海道のイメージそのもの。

手で持っていると崩れそうなくらいふわふわなケーキを
上手にフォークで切って食べていきます。

クリームの軽い食感とベイクドチーズケーキのしっとりと濃厚な感じ。
チーズのとがった感じもなく、マイルドすぎて風味が失われることなく、
ケーキクラムがレアチーズクリームとベイクドチーズケーキを
うまくまとめあげているのでしょう。


まったりと、満足な甘さの余韻をテラスで楽しんでいると、
一台の車から、カメラクルーが下りてきます。
スーツ姿の男性アナウンサーとカメラマンのおっさんが、レポートを始めました。
男性アナウンサーは緊張気味で、観光客からの視線を受けながら
カメラに集中力を傾けます。

相方さん「取材かな?カメラのおじさん、作業着だねー」

撤収して、しばらくすると、また取材が来ます。
今度は女性レポーターに、ノーネクタイの背広の男性カメラマン。
進むカメラマンに対して、女性レポーターは後ずさりしながら、
慣れた様子で、ルタオをさし示し、腰をちょっと屈めてながら、
真剣な表情で何かしゃべっているようです。

くまぞー「なにか事件でもあったんじゃないのー?手つきがさー、
     ワイドショーとかで、よく見る感じの現場だよ」

…携帯でネットを検索すること数十秒。

くまぞー「あっ、きっとこれだよ。ほら!」

「ルタオ」に関するちょっとした事件があったようで、
たぶん、夕方の道内のニュースで流すための取材だったのでしょう。
カメラが近づくたびに、外で試食のチョコレートを配っている店員さんが
出たり引っ込んだりしているのが面白かった、
小樽の秋の昼下がりでした。

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