goo blog サービス終了のお知らせ 

さよなら三角また来てへなちょこ

食い意地先行の放浪ブログ。たまにはHIVの事。

世界の真ん中で「パンダちゃんホットケーキください」と叫ぶ。

2011年10月30日 23時29分45秒 | 食べ物の話

自分は、一人行動が基本的に好きです。

ご飯を食べに行くのも、一人で行くし、旅行も、一人で。映画やお芝居なんかも一人で平気です。

誰かを誘うと、もしかしたら、相手が気を使って一緒に来てくれたりしないか、

またたとえ一緒に行っても、行った先で、気にいってもらっているかなど、

余計なことばかり考えて、楽しめません。

反対に、余計なことを考えずに済む親しい友達や、考えるのが負担にならない昔からの知り合いなどが、

少ないことの裏返しでしょう。

 

なわけで、画像は、台東区上野公園・上野動物園内休憩所フードコートで、パンダちゃんホットケーキ。

上野動物園は、今年の2月に中国からパンダがレンタルされてやってきてましたね。

上野動物園と言えばパンダ。東京へ上京してきて、初めて上野でパンダを見た時、

実物のパンダが見られて、とても嬉しかったのをよく覚えています。

また今週末からは、長らく工事中だったホッキョククマやアザラシのエリアがオープン。

…おー、それはそれは嬉しいじゃないでですか。

パンダや熊を見たくなって、日曜日の午後の動物園に足を運んでみました。

 

今日の東京は、午後からぐずついた空模様。急に雨粒も落ち始めます。

休憩所のフードコートに入って、なにか甘いものでも食べようかと思って、列に並んでいました。

順番が近づくと、メニュー表で気になっていたメニューの写真が貼られていたのが見えてきました。

パンケーキにソフトクリームと生クリームの添えられて、パンダの顔を模したチョコレート。

チョコレートソースがパンダの体の模様を模して、ミントは、笹の葉ってところでしょうか。

ちょっと愛らしい雰囲気に、思わず、言葉を発してしまったのです。

「パンダちゃんホットケーキひとつください!。」

 

がしかし!

世間から見れば、僕は36歳のおっさん。

それを、完全に忘れていました。気づけば、世界の真ん中です。

いつもだったら、ひとりでもそのくらいへっちゃらなんですが、

なぜか、今日は急に冷静になり、ファミリーやカップルが後ろで順番を待つ日曜日のフードコートで、

パンダちゃんホットケーキをオーダーする自分が、少し恥ずかしくなってしまいました。

さらに、そのプレートを持って、列をかき分け、席にたどりつく罰ゲーム。

でも、窓越しのテーブル席に着いたら、またいつものペースです。

ちゃんと写真もぱちぱちと撮っておきました。

たまに動物園行くといいですな。動物も人間も、幸せそうな表情でいっぱいでした。


バブルだけじゃない、ユーミン。

2011年10月29日 01時58分57秒 | 食べ物の話

今週木曜日の夜に「プライムニュース」(BSフジ)に、日本経団連の副会長が、

コメンテーターで出演していたんですね。

「団塊世代が40代に差し掛かったころがちょうど90年のバブル景気。

お金をたくさん使う40代の人口ボリュームが増えたんですよ。

震災後、復興需要で日本の景気は底を打って、

もうすぐ団塊ジュニア世代が40代になる数年後には、あと数年のうちにミニバブルがやってきますよ」

 

黙っていても景気が良くなるという意味ではなく、バブル崩壊後のダウントレンドを認識し、それを反転させるために、

短期・中期・長期・超長期の各視点で、考えて対策をとっていく必要があると話していましたが、

この日本経団連の副会長は、建設機械大手のコマツの会長。

高度な営業戦略で、バブル景気崩壊後も着実に成長し、世界2位のシェアまで上り詰めた会社トップの

「ミニバブル」話ゆえに、なるほどと、思いましたが、

バブルがあるということは、その反対もあるということ。

自分たち団塊ジュニア世代が50代になったころに、失われた15年よりももっと最悪な不景気がやってきて、

リストラなどで職を失うようなことがあってはまっぴら。

バラ色な話だけを語れるような時代は、もう来ない気がします。

 

松任谷由実が2年ぶりのアルバムを出して、コンサートツアーを行っていたのですが、

今週金曜日は、東京国際フォーラムでのライブに行ってきました。

ユーミンと言えば、それこそ、ちょうど日本がバブルだった頃に、楽曲の販売パワーがあったアーティストで、

当時、彼女がアルバムをリリースする年末ごろには、決まって必ず、

さまざまな媒体で発売前にプロモーションがあり、タイアップでテレビCMやラジオから曲が溢れ、

発売日はCDショップで店頭売りするような、いわば、ボージョレーヌーボー的なイベントでしたよね。

 

1990年は15歳だった自分は、当時の文化の拝金主義的な部分に少し嫌悪感もあったり、

ユーミン自体もバブリーで恋愛の歌しか歌っていないイメージがありました。

昔からのファンではないし、今だって、めちゃくちゃハマっているわけではありません。

でもですね、時代の風にのりつつ、普遍的に心に響く言葉で紡がれた歌詞が乗った曲は、

とてもパワーがあって、さらにユーミンの一流のパフォーマンスは、

景気とか不景気とかを超えて、

「生きて行くのはいろいろ大変かもしれないけど、これから先も、頑張っていけそう」と思わせてくれるほどです。

今回のツアーでも、70年代の曲から最新のアルバム曲まで、

たっぷり聞かせてもらってきました。いいツアーでした。

 

なわけで、画像は、東京都千代田区丸の内2丁目東京ビルTOKIA地下一階「つるとんたん BIS TOKYO」で、

すきやきのおうどん。場所は東京国際フォーラムのお隣。コンサート帰りに、寄ってみました。

お肉のだしが甘いつゆにたっぷりと溢れ、きのこに野菜にしみて、もうテッパンのおいしさです。

都心は、コンサート終わっても、こうしてゆっくりご飯が食べれる場所が多くて、いいですな。

ツアーは、この後、震災で延期になった郡山・仙台へ向かい、東北で、千秋楽を迎えるようです。

今年を象徴しているのかもしれませんね。


ツナ缶を大人買いする夢。

2011年10月27日 23時38分09秒 | 食べ物の話

しばらく前ですが、夫の誕生日に、妻がサプライズで落とし穴を砂浜に掘ったら、

二人して生き埋めになって、亡くなってしまった事件がありましたね。

あのニュース見て、「もう、とんねるずの番組で落とし穴企画って見れなくなるんだろうな…」

と思っていたのですが、今日の「とんねるずのみなさんのおかげでした」では、石橋貴明のバースデーパーティ企画。

パーティ会場への中継で、相変わらず、スターにしきのが絶好調に落とし穴に落とされていて、ほっと一安心です。

しかも、落とす前に、コップに熱い飲み物を持たせて歩かせるなど、

仕込みが丁寧じゃないですかー。

子供のころ、「8時だよ!全員集合」(TBS)のドリフターズのコントで、

志村けんが大がかりなセットの仕掛けでバカを演じて、ゲラゲラ笑っていたのと同じ興奮さえ覚えます。

 

いまどき、それこそ死亡事件が起きるような社会への影響を考えると、

芸能人に高額商品を無理やり買わせてしまうコーナーなどにしても、

これはちょっとどうかと思う企画に果敢にチャレンジする、とんねるずおよび、フジテレビって、

コンテンツの送り手として、本当に素晴らしいなって思うわけです。

 

なわけで、いつも同様、まったく関係ない話ですが、

昔のiPhoneで撮った画像を見ながら、ちょっと書いておきたかった話。

画像は、沖縄県本部町茶谷「サンエーV21もとぶ食品館」のツナ缶売り場。

画像を大きくすると解るでしょうか。

この夏、沖縄旅行していて、ビックリしたのが、ツナ缶が箱で売られているという事。

沖縄にはもう何度も行っていて、沖縄のことを、少し解っているつもりだっただけに、とても新鮮な驚きでした。

それも、沖縄の地元ブランドじゃなく、内地のナショナルブランドが、沖縄向けにパッケージしたもの。

その光景を見ただけでも、ちょっとアゲなわけです。

ツナ缶を箱で買っちゃうなんて、まるで大人買いしているようで、とてもリッチです。

どうして、内地のスーパーでも箱売りしないんだろう?

コストコなどホールセールクラブ等はもちろん、地方のスーパーなんかでも、

都市部では見たことない特大サイズやレギュラー品をまとめたバンドルパックなど売っていたりするから、

内地でもツナ缶を箱で売ってる店が、探せば、意外にあるかもしれませんね。

 

ちょっと調べたら、去年放映の「秘密のケンミンSHOW」(日本テレビ)でも、

沖縄のスーパーでのツナ缶の箱売りは、取り上げられていたようです。

沖縄県でのツナの消費量は、平均の5倍だとか。

自分も、たぶん、平均よりは沢山食べているんじゃないかな。

画像でもわかりますが、ツナ缶の生産地も、タイ。

ツナ缶でも、多くの製品が輸入されているようです。

タイでの洪水が、はやく復旧しますように、心から祈っています。


焼かない焼き鳥は、焼き鳥と言えるのか。

2011年10月25日 23時59分27秒 | 食べ物の話

タイの洪水がなかなか収まりませんね。

ついに、バンコクのドンムアン空港も閉鎖されてしまったようです。

チャオプラヤ川は、広大な平野を800kmも流れて海にそそぐらしいので、

まだまだ被害は続くようですな。

先日の「クローズアップ現代」(NHK)では、エビの輸入業者が、現地の情報や資材の確保に東奔西走している姿や、

海外移転を決意しタイの工業団地を探していた、東日本大震災で被災したいわき市の部品メーカーの責任者を

カメラで追ったVTRが流れていました。

東南アジアの中でも経済規模で群を抜いていただけあって、

日本からも多くの人や資金、物資が行き来し、密接な関係以上に、

ラオスに旅行した時に会ったタイ在住の日本人の方が、2人揃って「日本には帰りたくない」と話していたくらい、

日本人にとっても、フレンドリーな国なのでしょう。

 

なわけで、画像は、関係ないようで、あるようで、詳細は、解らないのですが、

サンクス中野新橋店で焼き鳥。

サークルKサンクスといえば、自分の中では、イマイチパッとしないコンビニなのですが、

どうやら、上期は、業績好調だったらしく、カウンターのホットフードの焼き鳥もその原因の一つ。

店頭で焼き上げて仕上げるのが美味しさの秘密とかで、

これに影響されてか、気がつけば、ローソンなどでも、販売が始まっていますね。

ちなみにローソンでは、仕上げはフライヤーで揚げているらしいです。

フライヤーで揚げるって…??、一応、焼いてあるのだから、良しとしましょう。

ローソンと比べ、値段が10円ほど高いサークルKサンクスの焼き鳥ですが、

スーパーで売られる、いかにも冷凍な焼き鳥と、少し違い、若干の食べ応えがあり、まあまあ、及第点です。

鶏肉などは、大手の商社が川上で生産を押さえているケースもあるので、

川下のコンビニが商社と組めば、いい品質のものが安定して供給されて、

フライドチキン同様、コンビニの看板商品になりやすいのかもしれませんな。

 

サークルKサンクスの焼き鳥がタイ産かどうかわかりませんが、

タイは、2010年の鶏肉の輸出量世界第4位。ブラジルが圧倒的首位で、タイのシェアでは、5%足らずですが、

からあげなど、鶏肉加工品も含めると、多くの鶏肉が加工されてタイから日本に輸出されていると聞いたことがあります。

エビや果物の缶詰など、タイから輸入された、さまざまな食品が、日本には溢れているわけですが、

年末に向けて、安定供給が途絶えることないよう、

被害からの復旧を、心から応援したいところです。


誰がスパゲティ一人前を100gと決めたのか。その2

2011年10月11日 23時45分59秒 | 食べ物の話

ブログタイトルには、何度も使うことを意識して、題名をつけることもあるのですが、

それを意識しながら、数回で終わってしまうものもあれば、一度使って終わってしまうものも。

たとえば、「誰がスパゲティ一人前を100gと決めたのか。」も、その例の一つ。スパ

以前、このタイトルで書いたのは2008年6月のこと。

http://blog.goo.ne.jp/kumazzzo/e/219890863633525fea8f961007c52e99

 

書いた当時はそれを意識しながらも、数ヶ月経って忘れ去ってしまうものもありますが、

このタイトルは、一度しか使ってないけど、ずっと忘れずに覚えていて、

「いつか使わなければ!」と使命感を感じていたタイトルです。

 

ウェブのレシピや、スパゲティソースなどの食品の表記など、社会通念に照らし合わせた「判例」を見ると、

乾麺で100gっていうのが、妥当な量のようですが、

僕には、その社会通念は、通じません。

ほら、だって、最近、束になって売られているスパゲティもありますが、

あのペットボトルの注ぎ口ぐらいの直径の束が100gでしょ。

あれだけでお腹いっぱいになれっつーのか!

スープやサラダ、パンなどと一緒に食べろというのか!

そんな豊かな食文化は、さもしい自分に期待するのは、酷と言うものです。

誰も期待してないのは重々承知ですが。

 

なわけで、画像は、渋谷区道玄坂2丁目「スパゲティのパンチョ 渋谷店」で、ミートソース大盛り。

ツイッターで画像付きでつぶやいていた人がいて、とても美味しそうだったので、探して行ってみました。

本格的なパスタ専門店とは違い、いわゆる「喫茶店のナポリタン」的なスパゲティだけを提供するお店。

しかもメニューはナポリタンとミートソースのみ。

「炒めるスパゲティ」に特化した店としては大手町ビルディングB1の「リトル小岩井」や、

銀座インズ3の「ジャポネ」などが有名かと思いますが、

「パンチョ」はこのジャンルでは珍しくチェーン店のようで、渋谷にたしか2店ほど、

池袋と御徒町にも店があるようです。

 

場所は渋谷駅に近いエリアですが、価格が3サイズすべて650円と言うこともあり、

 道玄坂下の小さい雑居ビルが集まるエリアのB1の、狭い場所です。

ターゲット層を意識しているのでしょう、店内に入ると、壁には80年代の映画ポスターはじめ、

BGMも80年代アイドルの曲。南野陽子や石川秀美あたりがバシバシかかっているあたりが、

あげぽよ(すでに微妙に死語か)です。

 

お店の「ウリ」はナポリタンですが、この日はミートソース目玉焼きベーコンのせ大盛りを選択。

油をひいたフライパンで炒められたスパゲティの少し香ばしい感じの食感。

そこには、アルデンテという概念はありません。

トマトが煮込まれて、酸味より甘みがあるミートソースが、たっぷりと上からかけられてます。

酸味が苦手な自分は、トマトソースが甘いっつーのは、一番うれしいです。

 

大盛りは、それはもう、100gどころか、かなりの量かと思うのですが、

トッピングの目玉焼きやベーコンに意外にも助けられ、まったく飽きません。

テーブルには粉チーズが、吉野家の紅生姜状態で置かれていて、チーズ好きにはたまらなく嬉しいです。

思う存分たっぷりかけられますが、食べ終わる直前までかけるのを忘れてしまうくらい、

そのまま一気に食べれちゃいます。

それだけ、ソースの味の濃さが絶妙だってことでしょう。

スパゲティだけで、おなかいっぱい。

僕にとっての幸せは、そんなものです。

 


車社会から取り残されたマイノリティが憧れる、あの場所。

2011年10月05日 01時09分41秒 | 食べ物の話

えーとですね、世の中で、全く車を使わずに生活が出来るのは、

日本の中でも、ほんの一部かと思います。

スーパーやコンビニなどの小売店や飲食店、病院や役所など、

日頃、利用頻度の多い施設が、居住地から遠くなく、程よい場所に必要かつ充分にあるだけでなく、

映画やお芝居を観たり、テーマパークや公園などで遊ぶなど、

利用頻度が少ない施設にも、公共交通手段が発達していてアクセス自由なのは、大都市でも、さらに、ほんの一部。

東京でもちょっと郊外へ行くと、車がないと買い物へ行くのにも不便な所も多いかと思います。

しかし、車社会は、車がなければ出来ない生活スタイルや、楽しみをつくりあげているようにも思えます。

 

日本の社会の大部分は、そう、車社会なのです。

車なしの都会暮らしは、いつの間にか、世間から取り残され、

すでに、マイノリティと言っても過言かもしれません。

今日書きたかったのは、そんな車社会と断絶された人間が、どうしても体験したかったあの場所のこと。

 

なわけで、画像は、茨城県水戸市酒門町「無添くら寿司 水戸坂門店」で、回転すし。

くら寿司は、業界トップクラスの回転すしチェーン。近年、急成長を果たしているようです。

回転すしは、都心の新宿や渋谷にだってもちろんあるし、自分の住む中野新橋にもあるのですが、

なにが違って凄いって、近代化されたシステム。

店内の座席が、システムで管理されていて、満席時には、発行された受付番号ごとに座席へ案内。

都内にありがちな、ベルトコンベアがサークルになっていて、

サークル内に板前さんがいる回転すしと違い、

キッチンと店内は完全に分離されていています。

席に着いたお客さんが、最初は何を食べたがるか、という蓄積したデータを元に、

座席が管理されているので、着席時間からの時間経過を見ながら、レーンに流すネタの種類を変えるらしいです。

しかも、そのレーンの様子やお客さんの状況は、チェーン本部でモニターで管理され、調理場に指示を出しているとか。

またICチップが皿に付いていて、30分以上流れたままの寿司は、廃棄されるようです。

 

寿司のオーダーは、完全にタッチパネル端末。

伝統的な寿司ネタはもちろん、まぐろユッケ風やハンバーグ寿司、

天ぷらや、うどんやパフェなどもオーダーでき、これは、子供も大喜び。

画面には、オーダーのおおよその待ち時間まで表示。

オーダーした寿司は皿のICチップとレーンのセンサーと連動して、座席に近づくと、

「間もなく到着します」の画面表示とアナウンスされます。

 

さらに食べ終わった皿は、回収レーンに投入すると、回収レーンでそのまま洗われながらキッチンに戻っていくとか。

投入口にはセンサーがついていて、5枚投入するとタッチパネル画面でゲームが始まり、景品がもらえます。

皿の枚数を数える手間はもちろん、後片付けの手間が省けるととともに、

もう一皿食べれば…品数アップにも貢献しているらしいです。

 

…なんてことを、長々と書きましたが、

「Mr.サンデー」(フジテレビ)で、くら寿司やスシローなど、急成長の回転すしチェーンの特集を見て、

いつの間にか、車でしか行けない場所で、回転すしがこんなことになっているとは、ビックリ。

多分、地方にお住まいの方にとっては、すでに、当たり前の話と言えるかもしれません。

チェーンによって程度の差があるにせよ、こんなにオートメーション化されたレストランは、

まさに、ジャパニーズクール。

店内に入ってから出るまでずっと、寿司の旨さとは別のところで、興奮しっぱなしでした。


「叙々苑」ブランドは、なんて偉大なんだろう。

2011年09月21日 00時00分27秒 | 食べ物の話

東京は、昨夜から急に涼しくなりましたね。

この一週間ほど、沖縄近海で迷走を続けた台風。

やっと偏西風に乗って通過していくようですが、本州近海に近づいてから、勢力が強くなったみたいです。

昨日まで残暑だったのに、気づくと吹く風が変わり、季節が移り変わっていく、その狭間。

なんつーかですね、あの感覚は。次への季節の期待だとか不安だとか。

世界がグルグル回り始めたかのような感覚です。

でもその前に、現実社会に意識を戻すと、どうやら、今夜もまた多くの場所で災害に用心しなくてはならないようです。

 

さてさて、「スポーツの秋」「芸術の秋」など「○○の秋」とか、

前向きなニュアンスのメッセージで使われることが多いと思うのですが、

最近の自分は物欲の秋…いや、シーズンでしょうか。

夏から秋にかけて、ちょっと支出多寡かな。

一番の大きな買い物は、一眼レフデジタルカメラ。

下手の横好きで写真撮るのが面白くて、ついつい、いいやつを。

久しぶりに服なんかも、安いTシャツばかりじゃなく、秋っぽいものが欲しくて、一度に何着も買ったりと。

不要不急のものばかり買って、下着や靴はボロボロだったり部屋の隅の電球は切れたままだったり、

必要なものが買えていないのは、相変わらずです。

 

その為に、支出のどこかで節約しなくてはならないのですが、

一番頑張って節約できるのは、普段の食事。

誰かと会ってご飯を食べたりする時は別として、一人でご飯を食べるときは、なるべくお金を使わずに。

日々の生活で、頑張れるところは頑張らなくてはなりません。

 

なわけで、画像は、「叙々苑 野菜サラダのたれ」。

行ったことがないので解らないのですが、

テレビ番組で若手芸能人が、芸能人のステータスとして標榜し、高級焼き肉店として有名な、叙々苑。

そんなステータスのアイコンでもある叙々苑の野菜サラダのタレがドレッシングで出てますよね。

スーパーのドレッシング売り場で、横並びの「アオハタテイスティドレッシング」や

「ピエトロドレッシング」などと比べても、ちょっとお値段が高く、

前振りで節約!節約!とか言っておきながら、舌の根が乾かないほど間髪いれず贅沢していますが、

「叙々苑」って、なんて偉大なんだ!と思わずにいられないくらい、これでキャベツの千切りが旨くなります。

 

6月ごろから、ご飯を食べる量を少なくして、野菜の量を増やしてカロリーコントロールをしていたのですが、

たぶん、これがなくては、すでに断念していたかもしれません。

見るからに油たくさん使っていてカロリーありそうじゃんと思われるでしょう。

でもこれでキャベツ半玉千切りにして山盛りにして、ツナや鶏モモ肉やチーズなど、気分でトッピングして食べると、

ご飯いっぱい食べるよりは、カロリーが少なくて済むようです。

急激な減量はちょっと嫌ですが、これで少しは痩せられるといいな。


「ピザトースト」を選ぶ、という幸せ。

2011年09月07日 22時29分18秒 | 食べ物の話

少し前にも書いたのですが、昭和50年生まれの田舎育ちの自分にとって、

ピザと言えば、子供の時に食べた冷凍ピザがデフォルト。

ふかふかする、ちょっと厚めの生地にトマトソースが塗ってあって、

薄いサラミが6枚くらいと、細切りのチーズに荒みじん切りくらいのパプリカなどが散らしてある奴。

冷凍ピザがピザだと思っていた自分にとっては、イタリアで主流の薄い生地のピザの食感は、衝撃でした。

アメリカ風の厚い生地のピザに、イタリア風の薄いパリパリの生地のピザ。

…うーん、じゃ、ピザトーストはどっちなんだろう?

最近は、チルド商品で、ピザトーストが、あと焼くだけの状態で売られているのを見かけるようにもなりました。

そのルーツこそ良くわかりませんが、中には「元祖ピザトーストの店」を名乗る喫茶店もあるとか。

日本の喫茶店文化にはなくてはならないアイテムだとしたら、ピザトーストも日本独自の食文化って言えるでしょうか。

 

そんなわけで、画像は、千代田区神田神保町1丁目「さぼうる」で、ピザトースト。

店自体は前にも、ナポリタンで紹介していたかな。

岩波書店や小学館など、大手出版会社に古書店が並ぶ神保町で、昔から出版関係の人達に愛されていたということで、

明るさが抑えめな照明の中、半地下と半2階に分かれた立体的な空間の中で、木製の柱や床、テーブルが、怪しく黒光りし、

どこか文化の香りがする店の雰囲気は、時間が、その空間に吸い込まれて行きそうな程です。

 

昔からの有名店で、このピザトーストも、実は雑誌「BRUTUS」(マガジンハウス)の朝食特集で紹介されていたもの。

「ピザトースト、いいねえ。」と思って、行った時にはぜひ食べてみたかったメニューの一つでした。

提供されるまで、ちょっと時間がかかるのですが、

ふんわり厚切りのパンにいっぱいのチーズ。パンから垂れた部分が、パリッと焼き色が付き香ばしく香り、

溶けたチーズとパンの間には、ピーマンにマッシュルームとトマトソースと、もうベタ中のベタ。

いやいや、でもそれでいいんです。ペロッと食べてしまうには惜しいくらい。

でも、最後には、ちゃんとお腹いっぱい。最後のひとくちまで、幸せな気分が満たしてくれます。

ナポリタンスパゲティ同様に、海外には、あまりないだろう、実はジャパニーズクールとも呼べる至高の逸品かもしれません。


デブにはデブの、譲れぬ道がある。

2011年06月21日 00時23分03秒 | 食べ物の話

なんだか、ムシムシした季節になってきましたね。

自分は、普段から、タオルはおろか、ハンカチも持たない、ダメな社会人です。

汗でダラダラになっても、ちょっと涼しいところへ行けば、汗は引くので、これまでは、ほとんど気にしてないのですが、

今日の帰り道は、電車の中で蒸し暑さを感じ、新宿駅の人混みの中を歩いていると、

噴き出した汗がじっとり肌をまとい、まったく蒸発しません。

涼しい場所を通過することが一回もなく、地下鉄の中でも、駅を出て部屋に戻っても、

体温が上昇したまま、下がらない感じ。

 

体の中に熱がこもり、ちょっと、つらいなあ。

あーこうして、世の中の人達は、熱中症になっていくんだな。

そう思って、ご飯の準備して炊飯器のスイッチ押したら、すぐに冷蔵庫から冷茶を出して、ごくごく飲んで、

タオルで汗を拭いて、扇風機回して一休み。

デブには、生きづらい季節になってきました。

 

…痩せなければ。

最近、体重の振り子が少し反対に振れてきて、夜の食事を気をつけるようになりましたが、

それでも、デブには、どうしても譲れない道があるようです。

 

なわけで、画像は、新宿区富久町「洋食KOBAYA」で、チキンカツデミグラスソース定食…だったかな。

名前は忘れてしまいましたが、とにかく、チキンカツでデミソースかかってます。

おいしい洋食店があると、友達に連れてってもらいました。

場所は、靖国通り沿い、昔の新宿厚生年金会館を四谷方面にちょっと歩いて行ったところを

左折して路地に入ったところにある、小さな定食屋です。

 

メニューを見ると、どこか見覚えがある雰囲気のメニューがずらり。

…四谷にあるエリーゼに似てるなと思ったら、その通り、どうやら、ここのご主人は、

四谷見附にある洋食の人気店「洋食 エリーゼ」でお仕事をされていた経験があるようで、

お店を出したようです。それだけで、味は折り紙つきです。

 

チキンカツとデミソース…ありがちな組み合わせだけに、

これだけで美味しいと思わせるのは、とても難しいのですが、

やはり、ここはエリーゼ仕込みなのでしょう。デミグラスソースがうまい!

ちょっと甘めに感じるかもしれませんが、ごれが食欲をそそり、

値段は800円前後と安いのに、とても手の込んだ洋食と遜色のない、満足感です。

さくっと揚がったチキンカツの衣に、デミソースが浸み込んで柔らかくなり、

ジューシーなチキンはもちろん、ご飯も底なしです。

何といっても、お味噌汁がつくところが、なんていうんですかね、ほっとします。

 

どうやら、食べログの口コミを見ると、ポークジンジャーもおいしいとか。

おいしいのに、立地が目立たないからか、グルメサイトの情報はもちろん、ネットでの情報がまだ少なく、残念。

実際に平日はどんな感じだろう??

エリーゼのように並んでしまうような人気店なると困ってしまうけれど、

ちゃんと流行ってほしいお店だと感じずにはいられませんでした。


そして、僕は、炭水化物の奴隷を、志願した。

2011年06月15日 00時55分38秒 | 食べ物の話

ショッピングモールと言えば、昔は、スーパーの専門店街だったり、

ビブレやパルコのような流通系のテナントビルが、代表的だったでしょうか。

 

ただ、いくつもの棟を通路でつないで、街を再現したショッピングモールの草分け的な存在は、

おそらく船橋市にある「ららぽーと」だったかと。

大学生の時、初めてららぽーとに行った時は、実家のある静岡では見たことない、その規模にビックリしたものです。

1990年代に入って、ジャスコやマイカル(現イオン)が、スーパーや映画館をキーテナントにして、モールでつなぐような、

巨大ショッピングセンターをあちこちにつくりはじめ、

バブル崩壊後の不況を受けてか、アウトレットモールが認知され、新しくオープンするたびにその規模が大きくなっていき、

2000年代にはいって、JR東日本のルミネなど鉄道会社が運営する駅ビルや駅ナカ事業が注目されたり、

丸ビルや六本木ヒルズなど、再開発されたオフィスビルとともに、大手不動産が街のにぎわいを再現するために

運営する商業施設が新スポットとして人気を集めたりと、

ショッピングモールも、いろんなタイプのものが誕生したような気がします。

 

がしかし、どうやら、数年前からショッピングセンターは淘汰の時代。

特にリーマンショック後は、資金難で、ショッピングセンター自体が閉鎖されたり、

核になるスーパーが撤退してしまったり。

どのショッピングセンターにも、人気がある同じようなテナントが入っているため、

反対に特徴がなくなってしまい、「どこ行っても同じじゃん!」という状況は、

容易に、覆しがたいのも事実だったりします。

そんな中で、テナント運営会社は、個性的なテナントを集めるために、

最近では、有名店や知る人ぞ知る的なお店を必死に集めるようになったと思います。

 

つーわけで、今日書きたかったのは、都心のオフィス街で本格的な大阪のお好み焼を味わえる、こんな店の話。

それだけで、もう判る人には判るくらい、いまさらな話ですが、

画像は、東京都千代田区丸の内2丁目・東京ビルディングTOKIA地下1階「お好み焼 きじ」丸の内店で、

五目焼きそばと、すじ焼き。

 

東京ビルディングは、三菱地所の丸の内一帯の再開発により2005年に誕生した、オフィスビル。

TOKIAも、ビルと一緒に誕生したショッピングモールですが、

2002年の丸ビルや2007年の新丸ビルのオープンと比べると、規模も小さく、少し目立たなかったかもしれません。

でも、オープンの時からある、この「お好み焼 きじ」は、当時、大阪の有名店が東京に進出してきたということで、

王様のブランチに代表されるようなテレビ番組ほか、

マスコミに登場し、ずっと行ってみたかったお店の1軒でした。

それを知ってか知らずか、この日は、友人に連れて行ってもらいました。

 

30分ほど並んで店内へ。

並んでる最中にオーダーを取るのですが、おもわず、食いしん坊の虫が湧き、メニューから2つオーダーです。

もう完全に「どすこい!炭水化物祭り」です。

 

大きなヘラに載せられて、出てきた五目やきそばが、

滑るように鉄板にのると、昇る立つソースの匂いと、そのビジュアルにノックアウト!

イカやキャベツなど、具だくさんの焼きそばは、コクのある独特の深い味わいのソースがからみ、

青のりや刻み海苔の磯の香りがさらに食欲を掻き立てます。

 

ノックアウトされたのにもかかわらず、さらに、すじ焼きは、ガツンとやれます。

食べながら、フルボッコにされるようなものです。

なんつーても、半熟に焼かれた卵の黄身が、鉄板の上に流れ出すシーンは、

まるで、ドライオーガズムで頂点を感じるのに近く、生地の外側のソースが少し焦げ、

かりっとなっているのに、中から流れる黄身や、柔らかい牛すじのコントラストは、

口に運ぶたびに、何度でも繰り返したい快感です。

そして、ねぎですよ。きりっと全体の味を締めてくれます。

 

まあ、多少、表現が下品で申し訳ないですが、

久しぶりに、これは、最高にうまいなという逸品でした。ごちそうさまでした。


ほどほどをガマンできない男の、シチューな週末。

2011年05月31日 22時43分23秒 | 食べ物の話

世の中は節電ブームです。

つる植物を植えて壁面緑化をすると節電なるということで、

ゴーヤやへちま、朝顔などの種苗が売れているとか、いないとか。

かなり前のネットのニュース配信で読んだのですが、

とある市役所で毎年、イベントで無料配布している、これらの苗に、今年は大行列ができ、

2~3つもらっていく市民がいる一方、もらえなかった市民からは不公平と苦情が出たとか出ないとか。

 

…タダでもらえるものに対して、こうして文句を言う人が、自分はとても苦手です。

公平ってなんだろう。自分がもらえないから、公平じゃないのだろうか。

もともと、そんなに高いものじゃないのだから買えばいいし、

品不足で買えないのなら、別の方法を考えればいい。

 

今日は、ネットで見つけたこんなニュースも。

「節電目標達成の家庭に景品 15%削減でLEDや映画鑑賞券」(産経新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110531-00000535-san-soci

東京電力と東北電力エリアのみでの実施予定とか。

エコポイント並みにヒットしそうな政策のような気がしますが、どうでしょ?

そんな自分も、今年は扇風機でも買って節電しようかな。

15%節電出来たのに、誰からも何ももらわなくても、文句は言いません。

「買って帰るのが、重たくて面倒~」「今日は用事があるからパス~」「涼しいからま、まだいいか~」

とか言っているうちに、裾値の扇風機が売り切れてしまいそうです。

 

なわけで、今日の主題は、カレー…じゃなくて、これ、シチューです。

先日、友達がツイッターでシチュー作っていたのを見て、すぐ影響され、自分も食べたくなって作ってみました。

牛肉とセロリ、ブロッコリー、玉ねぎ、人参と赤ワインたっぷり使って、デミグラスソースで煮込んで、約半日。

最初に食べた味より、美味しくなっていたので、

「ちょっと足しちゃおうかな…」と、さらにデミグラスソースと肉を買い足して煮込んだら、

結局、2日3日では、食べきれない量になってしまいました。

 

写真左側の4日目のシチューは、ぐずぐずに煮崩れてしまい、少し焦げ付いてしまって、見た目は難有りですが、

カレーと同じく、一晩以上経ったシチューはおいしく、最後までおいしく食べれそうです。

とはいえ、やはり、人前にも出せたのは、半日経って、材料を足す前の、写真右側の頃のシチューだったかな。

なんでも、ほどほどが大切ですが、やりすぎな性格は、しばらく修正出来そうにはないようです。

 


ひとりで勝手に、「どすこい唐揚げ祭り」開催。

2011年05月10日 23時19分41秒 | 食べ物の話

なんだかんだとGWが終わってしまいましたね。

自分は、どこか遠くへ行こうと画策していたのですが、飛び石のお休みだったり、病院へ行ったりなど、

結局、自宅で、過ごすことが多い一週間でした。

 

先日、仲良くさせてもらっている、古い知り合いと同じ会社の組合員と、3人で、

新宿にある、とあるゲイバーへ行ったんですね。

先週閉じてしまった、そのゲイバーは、すでに10年以上も足を運んでおらず、ご無沙汰どころの話じゃありません。

しかし、そこは、僕が10代後半から20代の頃、初めて行ったゲイバー。

デブ専と言う共通のキーワードで知り合いになった当時の遊び仲間と一緒に行ったのが、最初だったと思います。

遊び慣れた大人がずらっとソファに並び、ぱぱっと楽しく騒いでいるのとは対照的に、

出たての自分なんかは、カウンターのすみっこで、緊張し、じっとしてるだけ。

服装も髪もぱっとしないし、何を話していいか判らないし、酒の味なんかもわからない。

可愛くもなければ、話も面白くもないし、どうやって自分を売っていいのか判らない自分が、

ゲイバー自体、楽しいはずがありません。

それなのに、なんで行ったんだろう。

二丁目で飲むということ、その行為が何かのステップのように思ったからかもしれません。

そんな思い出を、イベントなどの時に撮った何十冊もあるお店の写真アルバムを見ながら話していたら、

ちょうど、自分が通っていたころの、昔の自分の写真を、不意に見つけました。

 

「えー、これって一緒に写っているのって○○じゃない?ほら、大阪の○○よ。」

…そっか、そういえば、そんな時期もちょっとあったなあと、心の懐かしい部分をぐっとわしづかみにされました。

今でも不器用なのは変わらないけれど、当時も相変わらず、ぱっとしないセンスの服着て、

ぱっとしない髪型で、ぱっとしない笑顔で映る自分を見てたら、

いろんなことがあったけど、あの頃よりは、少しは、上手に生きられるようになったかな…

ちょっと懐かしい思い出との出会いがあった、GWでした。

 

なわけで、画像は、唐揚げ。

今年のゴールデンウィークは、「どすこい唐揚げ祭り@自宅」でした。

たまに自宅で揚げものをするのですが、揚げものは、キッチンが汚れるし、準備が大変だし、

ハードルが高い食べ物。

ただ、何度もここで書いているけれど、

「揚げたてを食べたい」という強い思いだけが、その高いハードルを乗り越えるための唯一の条件です。

 

最初は、唐揚げ粉ミックスを使って揚げていたのですが、

せっかく時間もあるし、油も一回だけではもったいない。

2度目は、ちゃんと下味をつけて、丁寧に片栗粉をまぶし、

二度揚げしてみたところ、ややパンチが欠くけれど、とてもさくっとおいしい!

ならばと、次に下味を自分好みに、生姜やニンニクを多めに、あとは醤油だけで漬けこんで、一晩以上。

片栗粉をつけて揚げたら、まあ、竜田揚げみたいな、理想のうまさ!

朝も昼も夜も、山盛り唐揚げに、ご飯という、デブにはたまらない夢のような毎日でした。

 

自分好みの味のポイントは、脂の少ないもも肉を使うことと、生姜のすりおろしと醤油を多めに。

コツをつかんだので、また近々、チャレンジしたいと思います。


マイノリティな政治の話と、揖保の糸が食べたくなる季節と、あの人のこと。

2011年04月26日 23時21分10秒 | 食べ物の話

えーとですね、統一地方選がやっと終わりましたね。

もちろん、中央政治と地方政治では、まったく違うのですが、

投票した結果の先には、お互いの足の引っ張り合いや批判するだけで、

まったく責任や行動が伴わない政治家がいるのかと思うと、

選挙なんて、本当に、むかつくくらい、どーでもいいと思えてしまうのですが、

それはそれで、無責任ではいられません。

自分だって、そういう政治を許してしまっている一人なわけで、

ちゃんと1億3000万分の1として、意思表示しなければと思っています。

 

そんな中、中野区では、区議会選挙で、セクシャルマイノリティであることをカミングアウトして

立候補していた候補者が、当選してくれました。

4年前は惜しくも、落選してしまいましたが、今回は雪辱を果たした結果となりました。

 

それをカミングアウトして活動することと、政策をかかげ区政に反映させたり、区政をチェックすることと、

本当はあまり関係ないかもしれません。

でも、新宿2丁目というゲイタウンに近い中野区には、

性的マイノリティが多く住んでいるという事実を、可視化するためには、

そうした区議会議員がいてもいいのかもしれません。むしろ必要なのかも。

自分だって、HIVという病気では、深く、中野区のお世話になっているわけで、

性的な面だけではなく、広く、様々なマイノリティに政策の光を当てられるよう、4年間、頑張ってほしいと願っています。

 

っつーわけで、画像は、揖保の糸。

元キャンディーズの、女優・田中好子さんがCMを務めていた、あの揖保の糸です。

ちょっと暖かくなってきた、5月直前の、この季節になると、

必ず、そうめんが食べたくなる日があります。

そんな日は、仕事中、「今夜は、そうめん。」と胃袋が決めてくれます。

 

スーパーでは、揖保の糸はちょっと値段が高く、高級品扱い。

それ以外にも、安い値段で売られている、いろんなそうめんがありますが、僕がいつも選ぶのは、揖保の糸。

つゆにはこだわりはありませんが、そうめんは、これ以外は、あまり…。

揖保の糸の喉越しは、それ以外のは、別物だと思います。

 

田中好子さんが亡くなったニュースで、

ピンクリボンのマークのようなものが映っているイベントに参加している映像があって、

「あー。乳がん関係のイベントにも積極的だったんだな」と思って良く見たら、

それは、ピンクではなく、レッドリボン…HIVの啓蒙イベントでした。

そして、天国で、東日本日本大震災で亡くなられた方にお役に立ちたいという、

あの、絞り出すようにゆっくりと語った、肉声メッセージ。

自分の死期を予感して、これまでの人生を顧みて、

これまでお世話になった人へ感謝を気持ちを、自分だったら、あれほどまでに冷静に伝えられるだろうか。

 

これまでも、惜しい人は、何人もこの世から去って行ってしまったけれど、

物心ついたかつかないかの頃から、キャンディーズやピンクレディ、山口百恵など、

リアルに体験をし、かつ、ノスタルジーをもって振り返られる時代に活躍していた人の一人が、

突然、亡くなってしまったことに、

「あー、こんな人まで、逝ってしまうのか。」と、

本当に寂しい思いがした、そんな36歳の春です。


GW&夏休み空想旅行と、ブルボンにまつわる妄想話。

2011年04月21日 22時59分28秒 | 食べ物の話

さてさて、もうすぐゴールデンウィーク。

社会で働いてから、いままでゴールデンウィークらしい休みは取ったことはほとんどなかったのですが、

今年は、ちょっと休みをもらえそう…ん、でも遠くへ行くお金がありません。

 

堅実なショッピング(ここ大事なポイント)で、こつこつためたJALのマイルは、

香港あたりまで行って帰ってこれるくらいは貯まっているのですが、

こんな書き入れ時に、無料の客に提供する座席なんて、あるはずがありません。

予約が取れたとしても、燃料サーチャージ代など諸費用はかかるので、易々とは行けません。

じゃ、国内はというと、行ってみたいところは、復路は大丈夫なのですが、往路に空席なく、これも断念。

ただ、出発日直前になって座席が提供されることもあるかもしれないので、

ちょっと粘り強くJALのウェブと睨めっこする日々が続きそうです。

もし空席が取れたらどうしよう。病院の予約変えてもらわねば。

そして、そろそろ、夏休みの旅行のプランも考えなくては。

うたの日コンサートにあわせて石垣島行ってしまおうか、それとも沖縄本島を縦断しようか、

それとも、新幹線で鹿児島まで行ってみようか、寝台列車に乗って北海道へ行ってみようか。

そんな空想が、現実を幸せに満ちた毎日に変えてくれるわけです。

 

なわけで、空想ついでに、本題もほぼ、自分の空想です。

画像は「ブルボン ルマンド」。株式会社ブルボンの主力商品と言ってよいでしょうか。

 

自分が子供のころには、すでに有名な大手菓子メーカーで、ブランドはよく知っていましたが、

子供向けの菓子というよりは、ちょっと大人向けの菓子が多いイメージで、洗練されてなく、どこか垢ぬけないイメージ。

僕のブルボンのイメージは、まさに、紫色の、このルマンドです。

 

ブルボン=ちょっと高級なお菓子というイメージを抱く方もいるようですが、

子供のころの僕がなぜ垢ぬけないと感じたのかは、これも大変失礼な話ですが、

昔、パッケージの裏側の表示にあったのは、「北日本製菓株式会社」という会社の名前だったことや、

そんな地方の会社が「ブルボン」なんて、こじゃれた名前をつけちゃっているということでしょうか。

もう少し妄想で言えば、「ブルボン」って言葉に、隠微な響きさえ感じます。

東関東自動車道あたりのインターチェンジの脇にあるラブホテルみたいな。

 

「ブルボン」にしても「ルマンド」にしても、どんな意味なのか調べてみると、

どうやら、この会社のかつての社長さんが、伝統的なヨーロッパのイメージが掻き立てられるような言葉や、

造語でネーミングするのが得意だったようです。

でも「ホワイトロリータ」はどうなんだろう?

ブルボンの昔からの定番商品以外にも、この造語ネーミング路線は、着実に引き継がれており、

近年発売され、定番化している製品では、

チョコとクッキーが貼り合わせてある形の「アルフォート」は港のロマンをイメージし、

ホワイトチョコがクッキーで挟んである「ブランチュール」は白い布というイメージの造語なのだとか。

ただ、商標を侵害しないよう、ちゃんと慎重に名づけられているそうです。

http://www.excite.co.jp/News/bit/00091189608567.html?_p=2

 

自分には、そんな垢ぬけず、隠微なイメージがあるけど、

イメージ抜きにすれば、ブルボンのお菓子は、良くできたお菓子が多く、

ルマンドで言えば、超うすく焼いたクレープのサクサク感と、かかっているココアクリーム(チョコではない!)の甘さは、

他社が追随できない(しない?)、オリジナルの強さに溢れています。

ちょっとした衝撃で割れてしまいそうな繊細なクレープクッキーの歩留まり率を

高くキープする技術など、ノウハウがいろいろあるでしょう。

 

商品のパッケージのデザインも、イメージは昔のまま。

自分が何歳になるまで、ルマンドはあるだろうか?

ルマンドがなくなる時代は、大人もお菓子を食べなくなる時代になっているかもしれませんな。


サンキュー アンド グッバイ、オカマ。ハロー、ニューオカマ。

2011年04月12日 23時54分31秒 | 食べ物の話

そんなわけで、東京都知事選は、あっさりと石原氏の4選が決まりましたね。

いやー、どうなんだろうなあ。あと4年も石原都政が続くわけですよ。

同性愛者に対し、あっさりと差別的発言をしてきた人を、都知事にはどうしても推せなかったのですが、

今回の選挙は、他の候補者にも、イマイチ入れづらかったのが正直なところ。

 

政治って、どんなに掲げる政策が良くっても、世論を味方にし、

抵抗しようとする政治勢力と、議会などで、向き合って協力もしくは対決していく政治力が必要じゃないですか。

他の候補者に、それがあったかどうか。

 

石原慎太郎だからって、今すぐ自分の生活がどうこうなるわけじゃない。

彼の任期中、よい政策が、なかったわけじゃない。

が、しかし。

東京都のトップである彼が発する思慮を欠いた様々な発言が、

現場で働く人たちのさまざまな発想や行動を委縮させてしまったり、

多様な生活者の価値観を否定され、そこにある問題が陰に隠れてしまったりし、

生活しにくいと感じる毎日になってしまわないよう、願うばかりです。

 

なわけで、画像は、石原氏の大嫌いなオカマ…いや、そのオカマじゃなくて、炊飯器。

家電製品の買い替えのタイミングって、みなさん、どうでしょうか?

壊れてから買い換える人もいれば、壊れる前に買う人。

新しい製品が出ると買ってしまう人と、

製品によって、または、その人の価値観によって、様々かと思います。

 

でもって、画像の炊飯器は、おそらく、自分が持っている家電製品の中で一番古く、

自分が一人暮らしを始めた1994年に買った、タイガー魔法瓶製のものでした。

たしか、まだ八王子のダイエーには家電製品の売り場があって、

そこにあった安いものを買って帰ったような気がします。

 

それから17年。時は過ぎて、今は2011年。

同時期に買った家電たちは、すでに、もう、いません。

洗濯機との別れは、一番早く、社会人になったと同時に、全自動を買い、二層式にさよならを告げました。

電気ポットは、一人暮らしの生活とはあまり相容れず、何回目かの引っ越しで、粗大ごみへ。

冷蔵庫は、10年ほど前に、横須賀で突然、あの世に旅立ち、電子レンジは、同じ時期に余力を残し引退。

ブラウン管テレビは、歳とって、走査線が何本か減り、鮮やかな色があせても番組を映し続けたけど、7年ほど前に他界。

学生時代のバイトで買ったパソコンやプリンター、携帯電話、デジカメなどデジタル家電達は、

ドッグイヤーの中を白物家電やAV家電と比べ物にならない早さで、走り去っていきました。

気がつけば、この炊飯器が、最後まで現役で、我が家に残っていたのです。

 

なんで買い換えようと思ったのか。壊れるまで、まだ使っててもよかったのかも。

ただ、内釜の加工ははげ、ご飯がこびりいたり、

おいしく炊けない日が増えたり、炊き込みごはんを失敗する回数も増えてきた。

「お疲れ様」って言ってあげても、いいのでは。

もうそろそろ、いいんじゃないかな、買い換えても。

そんな気持ちが湧いてきた、去年の暮れからずっと、

お金に余裕ができたら、次は炊飯器を買い換えようと、思っていました。

 

新しい炊飯器は、Amazonで。時代ですな。

三菱電機製の、ちょっと面白いデザインの奴です。

しかも、3合炊きから、5合炊きにパワーアップです。やったー!

圧力IH?、スチームIH?純銅釜?え、どーしよ??と、家電量販店で買う寸前まで気持ちは高まっていたのですが、

待てよと思い、iPhoneで、価格検索してみたら、買うつもりだった三洋電機製の商品が、

同じ会社の店頭価格とネット価格で3000円も違い、一気に冷静になりました。

 

一番最初に、炊けた炊飯器の蓋をあけた時は、工業製品の匂いが残り、

古い炊飯器の、食べ慣れてしまったご飯の味との違いにちょっと戸惑ったけど、

水だけいれて、中で沸騰させて匂いとをったり、何度か炊いていくうちに匂いはなくなり、

炊きたての味はもちろん、冷えても、おいしく食べれるのが一番うれしい!

一昨年の液晶テレビと同じくらい、大満足な買い物となりました。

 

さて、古い炊飯器は引退した、まだ押し入れの中。

中野区のごみ収集だと、ぎりぎり金属ごみに入るか、粗大ごみになるか微妙なところ。

しばらくは、押し入れの中に眠り、どこかのタイミングで、最期を送ることになりそうです。