さよなら三角また来てへなちょこ

食い意地先行の放浪ブログ。たまにはHIVの事。

車社会から取り残されたマイノリティが憧れる、あの場所。

2011年10月05日 01時09分41秒 | 食べ物の話

えーとですね、世の中で、全く車を使わずに生活が出来るのは、

日本の中でも、ほんの一部かと思います。

スーパーやコンビニなどの小売店や飲食店、病院や役所など、

日頃、利用頻度の多い施設が、居住地から遠くなく、程よい場所に必要かつ充分にあるだけでなく、

映画やお芝居を観たり、テーマパークや公園などで遊ぶなど、

利用頻度が少ない施設にも、公共交通手段が発達していてアクセス自由なのは、大都市でも、さらに、ほんの一部。

東京でもちょっと郊外へ行くと、車がないと買い物へ行くのにも不便な所も多いかと思います。

しかし、車社会は、車がなければ出来ない生活スタイルや、楽しみをつくりあげているようにも思えます。

 

日本の社会の大部分は、そう、車社会なのです。

車なしの都会暮らしは、いつの間にか、世間から取り残され、

すでに、マイノリティと言っても過言かもしれません。

今日書きたかったのは、そんな車社会と断絶された人間が、どうしても体験したかったあの場所のこと。

 

なわけで、画像は、茨城県水戸市酒門町「無添くら寿司 水戸坂門店」で、回転すし。

くら寿司は、業界トップクラスの回転すしチェーン。近年、急成長を果たしているようです。

回転すしは、都心の新宿や渋谷にだってもちろんあるし、自分の住む中野新橋にもあるのですが、

なにが違って凄いって、近代化されたシステム。

店内の座席が、システムで管理されていて、満席時には、発行された受付番号ごとに座席へ案内。

都内にありがちな、ベルトコンベアがサークルになっていて、

サークル内に板前さんがいる回転すしと違い、

キッチンと店内は完全に分離されていています。

席に着いたお客さんが、最初は何を食べたがるか、という蓄積したデータを元に、

座席が管理されているので、着席時間からの時間経過を見ながら、レーンに流すネタの種類を変えるらしいです。

しかも、そのレーンの様子やお客さんの状況は、チェーン本部でモニターで管理され、調理場に指示を出しているとか。

またICチップが皿に付いていて、30分以上流れたままの寿司は、廃棄されるようです。

 

寿司のオーダーは、完全にタッチパネル端末。

伝統的な寿司ネタはもちろん、まぐろユッケ風やハンバーグ寿司、

天ぷらや、うどんやパフェなどもオーダーでき、これは、子供も大喜び。

画面には、オーダーのおおよその待ち時間まで表示。

オーダーした寿司は皿のICチップとレーンのセンサーと連動して、座席に近づくと、

「間もなく到着します」の画面表示とアナウンスされます。

 

さらに食べ終わった皿は、回収レーンに投入すると、回収レーンでそのまま洗われながらキッチンに戻っていくとか。

投入口にはセンサーがついていて、5枚投入するとタッチパネル画面でゲームが始まり、景品がもらえます。

皿の枚数を数える手間はもちろん、後片付けの手間が省けるととともに、

もう一皿食べれば…品数アップにも貢献しているらしいです。

 

…なんてことを、長々と書きましたが、

「Mr.サンデー」(フジテレビ)で、くら寿司やスシローなど、急成長の回転すしチェーンの特集を見て、

いつの間にか、車でしか行けない場所で、回転すしがこんなことになっているとは、ビックリ。

多分、地方にお住まいの方にとっては、すでに、当たり前の話と言えるかもしれません。

チェーンによって程度の差があるにせよ、こんなにオートメーション化されたレストランは、

まさに、ジャパニーズクール。

店内に入ってから出るまでずっと、寿司の旨さとは別のところで、興奮しっぱなしでした。


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