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老後破産はなぜ起こる

2016-05-16 08:16:05 | 日記
現在の高齢者は、高度成長期を順調に過ごしてきた世代で、次世代からは「年金等で優遇されすぎている」と言われる世代でもあります。

それまで平穏なまずまずの暮らしをしてきた人が、思いがけず老後破産してしまうということもあります。そのきっかけとはどのようなものがあるでしょうか。

「高齢になる」ということへの想像力の不足……老後は社会的ニーズも低下し、今までのような収入が得られない、かつ医療費等の出費がふえるという当たり前のことが、現役で働いている間はなかなかイメージできない点です。高度成長期に順風に過ごしてきた世代は、「働いてさえいれば何とかなる」と思いがちです。それなりの預貯金があっても、ゼロになるのはあっという間です。
思わぬけがや病気……年をとれば、誰もが体の不調を感じます。若い時は朝早くから病院にたむろする高齢者に冷ややかな目を送っていたのですが、実際にその年齢に近づくと、本当にいろいろ不具合が発生するものです。救急車で運ばれた先の病院が1日3万円の入院費が必要で、リハビリも含めて数100万円があっという間になくなった知人の例があります。

第二の人生への準備不足……世の中には貯蓄が苦手な人もいます。働いている間は普通の生活ができますが、当然ながら働けない、働いていても収入が少なくなる老後には十分な貯蓄がないと立ち行かないのは当然です。

老後の生活基盤はしっかり確保しておく。
・それだけで何とか生活できるだけの年金がある。
・ローンの無い持ち家があり、持ち家に抵当権を設定するような借入をしない。
・病気になったときなどのための最低限の預貯金を確保できる。
・妻(夫)と共同の夢を実現する場合を除き、妻(夫)を巻き込まない。妻の固有の財産に手をつけない。

老後破産を考えていくと、やはり年金の位置づけが重要だと分かります。若い世代は年金に関して冷ややかですが、まさに将来をイメージする想像力が問われます。同時に日々の積み重ねが老後に一挙に顕在化する点を忘れてはなりません。
【マイナビニュースから一部転載】


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