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両陛下と黒柳徹子さん

2016-05-14 07:02:09 | 日記
手話が社会的に認知され、今では手話によるコミュニケーションが当たり前のようになったのは、両陛下の功績も大きかったんですね。

〈朝日デジタル記事より〉
 4月27日。東京・元赤坂の赤坂御苑で、天皇、皇后両陛下主催の園遊会が催されました。そこで、両陛下と女優の黒柳徹子さんとの興味深いやりとりがありました。


天皇陛下「あの、前に、デフシアターの時ね」

黒柳さん「おいでいただきまして、とっても」

天皇陛下「あれ、何年前になります?」

黒柳さん「もう30年ぐらい前になります」


 「30年前」とは、正確には1979年。皇太子ご夫妻だった両陛下がアメリカのろうあ者劇団「ナショナル・シアター・オブ・ザ・デフ」を鑑賞されたときのことです。当時は手話を人前で披露するのは恥ずかしいとされた時代だったようで、黒柳さんは「ハンディがある人たちの芸術的な素晴らしい演技を見て欲しい」という思いで劇団を招聘(しょうへい)し、自らも出演しました。

 この公演に、皇太子ご夫妻だった両陛下が足を運びました。皇后さまは「本当に感激しました」と感想を述べ、楽屋で俳優一人ひとりに声をかけました。公演の様子が報道されると、手話はすてきだと評判が広がり、手話教室も各地に作られるようになったそうです。黒柳さんは過去の取材に「美智子さまの偉大な功績は、手話というものを日本に広めてくださったことなんです」と話していました。

 今回の園遊会でも、黒柳さんは両陛下に「あのとき、おいでいただいたので手話というものがみんなの目に入って、それで日本中で手話をやることが恥ずかしくないということになりましたので、とってもありがたい」と伝えていました。黒柳さんのベストセラー「窓際のトットちゃん」の著作権をもとに「トット文化館」という福祉施設が東京都内に開館し、手話教室を開いています。ここから、多くの手話通訳が誕生しているといいます。

 2015年2月には、秋篠宮妃紀子さまと次女佳子さまが、東京都渋谷区の国立能楽堂で耳の不自由な人たちでつくる「日本ろう者劇団」による「手話狂言・初春の会」を鑑賞しました。この際、劇団を支える社会福祉法人「トット基金」理事長として黒柳さんがお二人を出迎えました。紀子さまは手話に精通し、佳子さまも手話を勉強しています。

 お二人は劇団の俳優たちと手話を交えて懇談しましたが、黒柳さんによると、佳子さまは「とても楽しくて、笑いました」と感想を伝えました。また、佳子さまは20歳になった感想を質問され、「お酒は飲んでいいのですが、まだ飲んでいません」と打ち明けたそうです。



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