番外編 恐妻行状記 ⑤料理

妻は料理が上手である。

早くて美味しいのである。

妻も「アタシの味付けは最高よね。ホントに美味しいでしょ！」

と自ら豪語している。

すっかり飼いならされた私は食事の度に「うまい！うまい！」

私の褒め言葉に「旦那の味付けには失敗した、あまりにも

素材が悪すぎて手の施しようにもない」とへらず口を叩くのである。

料理は人を育むと言うが恐妻の憎まれ口も育てるようだ。