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flow Trip -archive-

「漂い紀行 振り返り版」…私の過去の踏査ノートから… 言い伝えに秘められた歴史を訪ねて

グレーな気持ち

2008-06-29 06:00:29 | 天祐語録
 知人が「地域活動で中学生を育てる取り組み研修会」というものに参加した。
「子供から大人へ…40文字の提案」のなかに、

心ない子どもを育てているのは誰?
自然を壊しているのは誰?
みんな大人や社会でしょ。

という中学生の声があったという。

 そこで私は、この件を他の場で「大人がきちんとしつけなかったり、言っている大人がルール守らなかったり…何よりも子どもとの対話が少ないのが一番悪いと思う。
そりゃー反抗したくもなりますわね。私もそう思う節がありましたから」と言った。
そうすると、「人間には個性があるんだから、しつけで押さえつけたりせず、のびのびと自立させるのがいいと思う」という親御さんがいた。

 また、家庭教育学を学ぶ、子を持つ親御さんも以前、私にこう言ったことがあった。
「親が子どもに長い時間接していたら、子どももイヤになるだろうし、親もイライラする。社会が育ててくれるから、家では放っておくほうがいい。それよりも両親は外に働きに出て、稼いだほうが活気が出てプラスだと思う」
という発言だった。

 私は未成年の子どもたちに対し、このような放任主義的な考えは無責任に感じてしかたがない。私の周囲にも、放任主義がゆえに子どもが違う道に逸れて警察沙汰になったりするのを目にすることがある。子ども自身に「自分の考えが正しいんだ」という考えを起こさせてしまうほど、怖いものはない。親や大人たちが、子どもが成人するまで社会の一員として生きていくにはどうしたらいいかを教えてやるのが役目の一つではないのだろうか。

 個性と非常識は違うと思う。
悪いことをしても子どものやることだからしょうがない。
犬が吠えるのは動物だから当然だ。
という大人たち。
冷たく、非社会的な人間が増えるのもここに原因があると思うのだが…。
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山王祭 還御祭

2008-06-29 00:30:22 | 民俗・伝承
(春の高山祭 岐阜県高山市城山 日枝神社)
 御巡幸の行列が日枝神社前に差し掛かった。分霊の宿る神輿は石段を上がり、そして鳥居をくぐる。参道を進み、社殿下の赤鳥居まで来ると神輿は下ろされ、雅楽、闘鶏楽は石段の両脇に並び、鐘を鳴らしながら分霊の還御を待つ。還御が終わると散会となるが、神輿の収納や片付け等が行われた。
 高山祭は、他所の祭と少し違うところがある。それは、地区の通過儀礼的な部分よりも、観光的な要素が高く、いわゆる封建的な部分があまりなく、その分参加者が和気藹々としていることだった。
           (還御終了)
  (神輿収納開始)
         (神輿収納終了)
(散会)
(静けさを取り戻した山王宮)
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