和井弘希の蘇生

桂信子先生に師事。昭和45年「草苑」同人参加。現在「里」同人「迅雷句会」参加

梅雨茸/今日の俳句 ≪第2163号≫

2016年06月10日 05時34分27秒 | 今日の俳句
≪2016年(平成28年)6月10日(金)≫(旧暦5/6)




 梅雨茸の咲くわが棺に腰掛けて
        野見山朱鳥

 梅雨茸の小さくて黄に君の墓
         田村木国

 わたくしに劣るものなく梅雨きのこ
         池田澄子

 梅雨茸を蹴りころがして誕生日
        赤城さかえ

 梅雨茸の人にも見せて捨てらるる
         後藤夜半



※ 梅雨茸
 きのこ類は秋にはえるのが大部分だが、梅雨の頃にも生じ、中には食べられるものもある。しかし、じめじめと陰湿な梅雨期に生じるキノコであるから、感覚的に秋のキノコと違った暗鬱なものがある。キクラゲ・アミガサダケ・スッポンタケ・カラカサタケ・ナラタケその他の食用になるキノコの他にベニテングタケ・ヒラタケ・ツキヨタケなどのような有毒なキノコも多い。

【新訂「現代俳句歳時記/石田波郷・志摩芳次郎編」主婦と生活社より抜粋】




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       ※☆*わが友に贈る*☆※



  正義の闘魂光る

  東海道の共戦の友よ!

  仏法は勝負なり。

  師弟誓願の天地に

  新時代の金字塔を築け!


       2016年)6月10日



       ※☆*寸 鉄*☆※




 世界一の婦人部が結成65周年。永遠に師と共に!幸福と勝利の大道を行進
      ◇
 茨城、群馬、栃木の友よ天の時は来た!敢闘精神を滾らせ痛快に勝ち捲れ
      ◇
 学会青年部のたくましさが今の青年層を蘇らせる―恩師。未来を開く力と
      ◇
 スマホの安全対策、親の9割が知識不足実感と。子と一緒に学び考えよう
      ◇
 列島に梅雨前線。大雨に十分な警戒を。無冠の友の皆様、無事故最優先で


【聖教新聞:2016年(平成28年))6月10日(金)付】





      ※☆*名字の言*※



太平洋と大西洋を結ぶパナマ運河。この世紀の大工事を成功へ導いたのが、技師長のゴーサルズだった

あらゆる現場に足を運び、朝から夜まで働いた。日曜には、運河工事の関係者の誰もが面会できる「相談所」を開き、仕事をはじめ、あらゆる悩みに応じた。病身の子の将来を案じる母の声にも、じっと耳を傾ける。胸の内を親身に聞いてもらえるだけで、皆うれしかった。歴史に残る大事業の陰には、“一人”に光を当てた人間の歴史があった

戸田第2代会長は65年前の5月、顧問を務める会社の事務所を東京・市ケ谷に構えた。そこに学会本部の分室を設け、毎日60人もの会員と面談した。「どうした?」。その温かい声に、同志は率直に悩みを打ち明けた。群馬のある壮年の母も、その一人だった。「『あの日の指導でわが家は救われたんだよ』と、目を潤ませていた母の顔が忘れられません」と壮年は言った

65年前の6月10日。婦人部結成と同じ日に、戸田会長の歌が発表された。「戦も我が身のつらさも喜べど 君等をいといて一人なやみぬ」。その大精神を継ぎ、励ましを続ける池田SGI会長の「力走」ありて、今日の広布の大発展はある

目の前の一人を救うことが、万人を救うこと――学会永遠の精神である。(江)



【聖教新聞:2016年(平成28年))6月10日(金)≫付】



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【コラム「北斗七星」】

公明新聞:2016年6月9日(木)付

全国には、“がっかり名所”と呼ばれる観光スポットがいくつかあるようだが、高知市の播磨屋橋はその筆頭格だという。同所を訪れた観光客から、どの程度がっかりしたかを聞き取った地元新聞の記事が面白かった

60人に印象を二択で聞いた調査では、評判通りに「がっかりした」人は、意外に少なく21人。残る39人は「赤い欄干に風情がある」「川があってきれい」などと答え、「がっかりしていない」という

中には「どれだけがっかりなのか、ワクワクしながら来た」という人や、「もっとショボいと思ったのに」と期待通りにがっかりできなかったことに、がっかりした人も。しかし、国民の期待を裏切る政治に、がっかりするのだけはごめんだ

22日に公示が迫った参院選は、連立政権の経済政策に対する評価が最大の争点。「安定の自公」か、「混乱の民共」か。政治の命である肝心の政策などそっちのけで、中身のない“野党共闘”のパフォーマンスに終始する政党をうっかり選んでしまえば、取り返しがつかない結果になる

われわれがかつて訴えた、「うっかり1票、がっかり4年」が現実になってしまったのは、忘れもしない民主党政権の時代だが、参院議員の任期は6年。「うっかり1票、がっかり6年」の愚を二度と繰り返してはならない。(祐)

力走/六十六〈小説「新・人間革命」〉

2016年06月10日 05時21分44秒 | 今日の俳句
力走/六十六  法悟空 内田健一郎 画 (5823)



 高知文化会館を発った山本伸一は、十一日の午後六時前、香川県・庵治町の四国研修道場に到着した。彼は、移動の疲れも全く感じさせず、元気に香川県の最高会議に臨んだ。この席で、香川県は二圏一地域本部の布陣で新出発することが決まった。
 翌十二日午後は、徳島県から代表二千八百人が集い、第一回の県幹部総会が行われた。

 伸一は、開会前、二十人ほどの青年たちと記念のカメラに納まった。一九六九年(昭和四十四年)の十月、香川県立体育館で行われた四国幹部会で合唱を披露した、「香川少年少女合唱団」のメンバーである。
 彼は、この四国幹部会終了後、幼い合唱団員と一緒に写真を撮り、こう語った。
 「今日は、全国、全世界の少年・少女部の代表という意味で記念撮影しました。
 みんなのなかから大人材が育っていくと、私は強く確信しています。十年後に、また会おう。みんな、立派な人になるんだよ」
 “十年後”――この言葉が、皆の目標となった。それから十年目に入った今、メンバーは伸一の四国訪問を聞き、互いに連絡を取り合って、喜び勇んで駆けつけてきたのだ。
 かつての小学生は、凜々しく、はつらつとした青年に育っていた。伸一は嬉しかった。

 「よく来たね! 本当に大きくなったなー」
 彼は、感慨を噛み締めながら目を細め、声をかけ、一緒にカメラに納まった。皆、この日をめざして、立派な創価の後継者に育とうと決意し、受験や就職、また学会活動に奮闘してきたにちがいない。
 決意は大成の種子である。しかし、決意を成就するには、日々の着実な挑戦と努力が必要である。勝利の実証が尊いのは、その粘り強い精進の蓄積であるからだ。
 彼は、二十一世紀を託す思いで語った。
 「負けないことだよ。真っすぐに伸びるんだ。真っすぐ伸びて、大樹になるんだよ」

 青年たちの力強い返事が響いた。そして、あの日歌った「チキ・チキ・バン・バン」と、“大楠公”の歌を、新たな誓いを込めて合唱した。


【「聖教新聞」2016年(平成28年)6月9日より転載】


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