和井弘希の蘇生

桂信子先生に師事。昭和45年「草苑」同人参加。現在「里」同人「迅雷句会」参加

仏桑花/今日の俳句 ≪第2173号≫

2016年06月20日 05時37分24秒 | 今日の俳句
≪2016年(平成28年)6月20日(月)≫(旧暦5/16)



 よく駈けるヒヨコ愛らし仏桑花     長谷川零余子

 島の唄流れ来る夜の仏桑花       小田尚輝

 恍惚と旅の寝不足仏桑花       渡辺千枝子

 島人の血はかくも濃し仏桑花      青柳志解樹

 ハイビスカスさがして旅の気安さに      金山久子



※ 仏桑花→ハイビスカス・ぼさつばな・琉球むくげ・アカバナー(沖縄県) 
 中国原産の常緑小潅木で、多くは温室花として栽培する。幹は高さ1・2メートル程で、葉は広卵形または卵形の光沢ある新緑である。夏から秋にかけて葉の腋から長い柄を出し、漏斗形の大きな花をつける。五片の花片から、赤く長い蕊(しべ)をつき出して咲く。花色には赤・白・黄・絞りなどがあり、朝に開き夕にはしぼむ。


【「新版・俳句歳時記/第四版/監修・桂信子ほか」(雄山閣)より転載】






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       ※☆*今週のことば*☆※


 青年の正義の声こそ

 民衆を守る要寒(フォートレス)なり。

 鋭く信念の獅子吼を!

 友情のスクラム愉快に

 青春の勝利劇を飾れ!


2016年6月20日




       ※☆*寸 鉄*☆※


 人生に永遠に残る壮大な歴史を綴れ―恩師。完全燃焼の日々こそ無上の宝
      ◇
 兵庫男子部が怒濤の大攻勢。激戦突破の風穴を開けよ!わが青春の勝鬨を
      ◇
 高知の日。地域広布に力走する友よ!正義の言論で勝利の鐘を打て鳴らせ
      ◇
 車上荒らしに要注意。鞄・貴重品は絶対に放置するな。短時間でも油断なく
      ◇
 「世界難民の日」。拡大続ける地球的課題。悲劇の克服へ人道の連帯強固に


【聖教新聞:2016年(平成28年)6月20日(月)付】





      ※☆*名字の言*※


NHKの連続テレビ小説の脚本を、初めて担当することになった内館牧子さんが、先輩の橋田壽賀子さんから言われた教えがある。「出し惜しみしちゃダメよ」

内館さんは、これまで書きためていた原稿を全部捨て、一から書き直したという。1回15分間のドラマを、半年も続けるためには、“見どころ”を小出しにしたくなるもの。だが、それを惜しまずに使い切り、また一から、生みの苦しみを始める。この労作業の積み重ねが道を開くことを、橋田さんは教えたのである

社会人2年目の青年部員が語った。入社当初は毎日、叱られてばかり。“向いてない”“辞めよう”と思い詰めた彼を変えたのは、「きょう一日を、全力でやり切ることだけ考えよう」との先輩の励ましだった

見通せない未来を考えながら、何をしようか迷うより、目の前にある課題に没頭する。力を余さない。そう決めて取り組み、周囲も見違えるほどの成長を遂げた

限界は、全ての力を出し切ってこそ見えてくるもの。そして、その限界の壁は「終わり」ではない。壁を苦労してよじ登ったとき、次の成長への地平が、開けてくるものである。「全力でやり切った」という事実が、自分に新たな力を注入してくれる。人間の成長に限界はない。(仲)



【聖教新聞:2016年(平成28年)6月20日(月)≫≫付】



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清新/五〈小説「新・人間革命」〉

2016年06月20日 05時19分07秒 | 今日の俳句
清新/五 法悟空 内田健一郎 画 (5830)


 山本伸一は、館内を巡りながら、岩手の県幹部に語り続けた。
 「岩手は、ますます強くなってほしい。断じて勝ってほしい。そのために何が大切か。

 まず、“自分たちは一生懸命にやってきたんだから、これ以上は無理だろう。もう、できないだろう”という、あきらめの心を打ち破っていくことです。いかに困難であるかということばかりに目がゆき、現状に甘んじて良しとしてしまう。それは、戦わずして心の魔に敗れてしまっていることになる。
 背伸びをする必要はありません。焦る必要もありません。しかし、必ず、このように広宣流布の道を切り開いていくという未来図を描き、目標を決めて、成就していくんです。
 時代は変わります。いや、変えることができるんです。最初にお題目を唱えられたのは日蓮大聖人ただお一人だったではありませんか。そこから一切が広がっていった。現代にあっても、敗戦間近の焼け野原に戸田先生が一人立たれたところから、戦後の広宣流布は始まっている。当時は、誰も、今日の学会の姿など、想像さえできなかったはずです。
 “岩手を必ず広宣流布の模範の県にしよう。断じて勝とう”と心を決めるんです。そして祈るんです。必死に祈るんです。智慧を涌現しながら、果敢に行動するんです。動いた分だけ、友情も、同志の連帯も、広宣流布も広がっていきます。そこに勝利がある。
 心を定め、祈って、動く――それを粘り強く、歓喜をもって実践する。単純なことのようだが、これが、活動にあっても、人生にあっても、勝利への不変の方程式なんです」
 皆、真剣な面持ちで話を聴いていた。
 伸一は、二階の大広間に入ると、題目を三唱し、そのまま県の幹部と懇談に入った。

 「岩手での活動の大変さは、よくわかります。県の面積としては日本一広い。交通の便もいいとはいえない。冬は長く寒い。旧習も深い。だから、その岩手が変われば、日本が変わる。“大変”ななかで“大変革”の波を起こすのが、私たちの広宣流布の戦いです」





【「聖教新聞」2016年(平成28年)6月20日より転載】


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