和井弘希の蘇生

桂信子先生に師事。昭和45年「草苑」同人参加。現在「里」同人「迅雷句会」参加

夾竹桃/今日の俳句 ≪第2171号≫

2016年06月18日 07時07分30秒 | 今日の俳句
≪2016年(平成28年)6月18日(土)≫(旧暦5/14)



 夾竹桃花のをはりの海荒るる       桂 信子

 夾竹桃燃えそむ太田川河畔       松崎鉄之介

 夾竹桃日暮は街のよごれどき       福永耕二

 咲き満ちて昼のさみしさ夾竹桃      讃岐節子

 夾竹桃けぢめのつかぬ憎らしさ     柴田いさを



※ 夾竹桃→桃葉紅 インド原産の常緑潅木で、幹の高さは3メートル余りに達し、庭園に植えられたり街路樹として観賞される。葉秦家の竹の葉に似ていて厚い。夏、梢にたくさんの花を開き芳香がある。花期は長く、紅色の他に淡黄色・純白色などがあり、八重咲きもある。開花期が長く、夏中いたるところで目に触れる。

【「現代俳句歳時記(夏)/角川春樹編」(角川春樹事務所)より転載】




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       ※☆*わが友に贈る*☆※



 「確信ある声」

 「真剣な言葉」が

 相手の心を変える。

 一度の出会いを大切に!

 大生命力で絆を結べ!

2016年6月18日







       ※☆*寸 鉄*☆※


「信念を持って戦い抜く民衆は、最後に必ず勝つ」英雄。堂々と栄光の峰へ
      ◇
 愛知男子部が師子奮迅の拡大。不撓不屈の闘魂で前進!勝利の一番星たれ
      ◇
 北海道婦人部の日。母の祈りで三代城は難攻不落希望と幸の道を賑やかに
      ◇
 「信心のこころ全ければ平等大慧の智水乾く事なし」。唱題根本の人は無敵
      ◇
 落下物での列車遅れ、2割がスマホ。操作は立ち止まって。安全を最優先


【聖教新聞:2016年(平成28年))6月18日(土)付】





      ※☆*名字の言*※


「父の日」の発祥は米国で、ウィルソン大統領が、この日に関する演説をして定着したという。演説から今年で100年。6月の第3日曜日が「父の日」と定められてからは50年となる

母の日があるなら、父の日もあるべき――20世紀初頭、米国で最初に提案したのは、女性の一市民だった。若くして母を亡くした彼女は、5人の兄弟と共に、父に育てられた。子の成長を見届けるように、やがて父は亡くなる。自らも子をもつ世代になった娘が、父が好きだった白バラを墓前に供えて、祈りをささげたのが6月だった

ある地区の集いで、地区部長が「ブロック5勇士を達成できたのは、婦人部の皆さんの応援のおかげです!」と感謝を述べた。すると婦人部、女子部が「もうすぐ父の日ですね」と合唱をプレゼント。手作りの感謝状も添えられた。思いがけない演出に、照れくさそうにする壮年の姿に、“創価家族”の温かさを感じた

慈愛と勇気あふれる“母”がいて、さらに黄金柱となって皆を守り、最後の勝利を決する“父”がいれば、後を継ぐ“子”らにとって、これほどの安心と希望はない

感謝の心が団結をつくり、前進の力を生む。ともどもに広布と社会のための奮闘をたたえ、励ましながら、7月へ進みたい。(鉄)




【聖教新聞:2016年(平成28年))6月18日(土)≫≫付】



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【コラム「北斗七星」】

公明新聞:2016年6月17日(金)付

自動車教習所に通っている次女が「だろう運転」に注意することを学んできた。「あの曲がり角から自転車は飛び出さないだろう」「前方を走る車は急ブレーキを踏まないだろう」など、不用意な考えが事故につながることを戒めたものだ

公明党への支持拡大にも参考にしたい。例えば「あの人はいつも応援してくれるから大丈夫だろう」と思い込み、「よろしくね」だけで済ますようでは誠意を欠く。公明党や予定候補の政策・実績などを丁寧に語り、共感を得るように努めたい

一方、「あの人は駄目だろう」という先入観も避けたい。先日、他党支持者だった友人と久しぶりに再会し、公明支援を訴えてみたところ快く賛同してくれた。事故による大けがを治療していた時に公明党の福祉実績に触れ、考え方を変えたという

参院選は来週22日に公示される。日を追うごとにマスコミの報道が過熱し、各党の動きも活発化する中で、有権者の気持ちは揺れ動き、情勢は日々変化していく。支持拡大に当たっては「大丈夫だろう」という油断も、「駄目だろう」との諦めも排したい

過去の選挙戦で公明党は、劣勢をハネ返して逆転勝利したこともあれば、優勢が伝えられる中で涙をのんだ例もある。いかなる状況になろうとも一喜一憂することなく、最後の最後まで攻めの姿勢で戦い抜きたい。(幸)

清新/四〈小説「新・人間革命」〉

2016年06月18日 05時12分38秒 | 今日の俳句
清新/四 法悟空 内田健一郎 画 (5829)



 一月十一日、山本伸一は、岩手県の水沢の地を踏んだ。
 水沢は、北から南に北上川が流れ、江戸時代には伊達氏の家臣・留守(水沢伊達)氏の城下町として栄え、南部鉄器の生産でも知られる。また、江戸末期の蘭学者・高野長英をはじめ、東京市長などを務めた政治家・後藤新平、さらに、首相を務めた斎藤実など、何人もの著名な人びとを育んできた。
 伸一が、水沢を訪れたのは、新しい同志を励まし、新しい岩手の未来を開きたかったからである。水沢訪問は六年半ぶりであった。
 午後三時半過ぎ、彼の乗った車が水沢文化会館に到着した。この会館は、前年の十二月に完成した、鉄筋コンクリート三階建ての白亜のモダンな新法城であった。
 玄関前で、岩手県長の南勝也らが一行を迎えた。
 車を降りるなり、伸一は言った。
 「いい会館だね。いよいよ岩手の時代が来たよ。戦いを起こそうじゃないか!」
 南が恰幅の良い体から声を絞り出すように、「はい!」と決意を込めて答えた。
 気温は氷点下であったが、冬の東北にしては珍しく雪はなかった。
 伸一は、玄関を入り、ロビーを歩きながら県の幹部らに言った。
 「私は、昨年、日本各地を回りました。
 大阪は“新・大阪の戦い”を開始し、永遠の常勝の都を創ろうと必死だ。兵庫は“二十一世紀の不落の広布城”を築くのだと、皆が燃えに燃えている。頼もしい限りです。
 中部で会った愛知の代表も、闘志満々だった。“堅塁”の気概にあふれている。
 この関西、中部とともに大奮闘しているのが九州であり、その先駆が福岡だ。大変な勢いがある。さらに前進、勝利するだろう。
 そして、いよいよこれからは東北が広宣流布の大舞台に躍り出る時であり、その牽引力となるのが岩手です。新時代の建設は、真面目で忍耐強いといわれる岩手人によってこそ、成し遂げられる事業であると私は思う」





【「聖教新聞」2016年(平成28年)6月18日より転載】


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