和井弘希の蘇生

桂信子先生に師事。昭和45年「草苑」同人参加。現在「里」同人「迅雷句会」参加

夏至/今日の俳句 ≪第2174号≫

2016年06月21日 05時48分27秒 | 今日の俳句
≪2016年(平成28年)6月21日(火)≫(旧暦5/17)


 心澄めば怒涛ぞきこゆ夏至の雨        臼田亞浪

 老どちの夏至夕暮を待つ会話         瀧 春一

 キーウィの蔓が鞭打つ夏至の空        寺田良治

 夏至の空女子高生らの批評癖     わたなべじゅんこ

 潮境くつきり夏至のカフェテラス       中山純子



※ 夏至
 二十四節気の一つ。六月二十一日又は二十二日。太陽が黄経九〇度になること。もしくはその時を夏至というのである。太陽はこの日に北回帰線(北緯二三度二七分)の真上まで北上してくる。昼間の時間は十四時間三十五分で、冬至の日よりも四時間五十分、昼が長い。福岡では水稲を植え、早くも苺が出はじめ、東京ではアジサイが咲き、ニイニイゼミが鳴き、札幌ではアヤメが満開。桜桃が成熟する。


【新訂「現代俳句歳時記/石田波郷・志摩芳次郎編」主婦と生活社より抜粋】



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       ※☆*わが友に贈る*☆※



 共戦の絆も強き

 大神奈川の同志よ!

 正義の電源地から

 立正安国の師子吼を!

 民衆の外貨高らかに!

       

2016年6月21日




       ※☆*寸 鉄*☆※



 創価の民衆運動は平和建設の偉大な模範―博士。草の根対話こそ最先端と
      ◇
 福岡男子部よ、先駆とは勇気、先駆とは前進だ!圧倒的拡大で勝利を飾れ
      ◇
 「思い切って強強に申したりき」と大聖人。正義の言葉は強気で打ち込め
      ◇
 18歳選挙権が施行、新有権者は約240万人と。若者の声が未来を変える力に
      ◇
 介護休業の取得条件を緩和へ―厚労省。介護離職ゼロの社会へ官民一体で


【聖教新聞:2016年(平成28年)6月21日(火)付】





      ※☆*名字の言*※



人生には必ず、越えなければならない「難所」がある。ありったけの知恵と勇気を振り絞り、岩盤に爪を立ててでも

イギリスの登山隊が、世界最高峰のエベレストに人類初の登頂を果たしたのは1953年。初めての挑戦から32年、9度目の遠征で成し遂げた快挙だった。彼らが登った道は、それまで不可能とされた、非常に険しいコース。だが入念な調査の結果、そこに活路を見いだし、栄冠をつかんだ

近年は装備品や技術の進歩などもあってか、多くの登頂達成者が誕生する。だが、頼るのは、最後は自分の足であることに変わりはない。女性で初めてエベレストの頂に立った田部井淳子さんは、本紙「スタートライン」で「人間のすり足のような一歩一歩でも、前に進んでいけば頂上には立てる」と。自身のがんという「難所」にも、“山に登り続けたい”との一心で挑み、寛解を勝ち取った

池田SGI会長は、エベレスト初登頂の歴史を通し、「大切なことは、一つ一つの眼前の戦いを、また一日一日を、爽快に勝ちゆくことだ」と語った

早いもので、本年も折り返し点。年頭に掲げた目標は見えているだろうか。登攀の途上には「難所」もあろう。“ここが勝負!”と勇気の一歩を重ねた先に、栄光の頂が待っている。(鷹)


【聖教新聞:2016年(平成28年)6月21日(火)付】



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【コラム「北斗七星」】

公明新聞:2016年6月20日(月)付

今から70年前の8月、「議会政治の父」と呼ばれた尾崎行雄が帝国議会で行った演説の中で、政党と徒党の違いについて触れた一節がある。「徒党は直ぐ出来ます。(中略)唯自分達の一身の利害栄辱を考へて離合集散する所の徒党は何時でも出来る」

昨今の政治状況も、しかりである。4年前、「社会保障と税の一体改革」を巡り、49人の国会議員が消費税引き上げに反対し離党して新党を結成、分裂した民主党の醜態は鮮明に記憶に残る。もともと政権交代だけを掛け声に集まった寄り合い所帯の民主党。政権を握った後は案の定、「決められない政治」で迷走した。分裂騒動は、政策の一致をおろそかにした当然の成り行きといえた

そして今、除籍した離党者と手を組んで民進党に看板だけ変えて、何をめざすのか。揚げ句、共産党と「平和安全法制廃止」の一点で共闘に走る姿は、「国民に責任ある判断を求める姿勢ではない」(山口代表)。「政策を巡り、ほぼ対極にある政党との連携は『野合』との批判を免れまい」(読売)と指弾される通りだ

「大衆とともに」の立党精神で結ばれた公明党は、幅広い民意を受け止めて政策に反映し、ブレずに国民のための政治を前に進めている

明後22日は参院選の公示。選挙目当ての“徒党の政治”の跳梁を許してはならない。(紀)

清新/六〈小説「新・人間革命」〉

2016年06月21日 05時23分52秒 | 今日の俳句
清新/六 法悟空 内田健一郎 画 (5831)

 山本伸一は話を続けた。
 「今日は、岩手の大飛躍のために、ともすれば幹部が陥りがちな問題について、あえて厳しく語っておきます。
 幹部は、組織を自分のものであるかのように考え、会員の方々を部下のように思っては絶対にならないということです。
 学会の組織は、仏意仏勅の広宣流布のための組織です。“学会員は御本仏からお預かりした仏子である”と決めて仕えていこう、尽くしていこうとの思いで接することです。
 また、いよいよ『地方の時代』に入り、草創期から地域の中心となって頑張り、地域の事情や人間関係に精通した幹部の存在が、ますます大事になってきます。
 しかし、心しなければならないのは、長い間、地域のリーダーを務めていると、気づかぬうちに、そこの“主”のようになってしまうことです。
 かつて、ある地域に、草創からの幹部がおり、その人の考えや、好き嫌いの感情が、組織の運営や人事などにも、強い影響を与えていたということがありました。皆、何かあるたびに、その幹部のところへ、真っ先にあいさつに行かなければならないし、意向に従わなければ、何もできないというんです。
 それでは、平等性を欠き、新しい創造の活力が奪われてしまう。結局は、広宣流布の団体である学会の組織を崩し、前進を阻むことにもなりかねません。
 自分中心から広宣流布中心へと、常に自らを戒め、狭い境涯の殻を破っていくんです。そして、新しい中心者や後輩たちを前面に立てて、徹して守り支えていくんです。
 また、新たにリーダーとなった人たちは、地域に根差した草創からの諸先輩の意見によく耳を傾け、力を借りていくんです。
 土着の力と、新しい力が結合していくことによって、岩手は大発展します」
 詩聖タゴールは記している。
 「力がないところには繁栄がなく、力は結合以外によっては得られない」(注)

 小説『新・人間革命』の引用文献
 注 「議長あいさつ」(『タゴール著作集8』所収)蛯原徳夫訳、第三文明社




【「聖教新聞」2016年(平成28年)6月21日より転載】


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