和井弘希の蘇生

桂信子先生に師事。昭和45年「草苑」同人参加。現在「里」同人「迅雷句会」参加

蜜柑の花/今日の俳句 ≪第2178号≫

2016年06月25日 06時35分57秒 | 今日の俳句
≪2016年(平成28年)6月25日(土)≫(旧暦5/21)



 ふるさとはみかんのはなのにほうとき   種田山頭火

 花みかん瀬戸海流は争はず         鷹羽狩行

 花みかん潜水艦の来てをりぬ        松下章子

 ひとり住めば夜の濃くなる花蜜柑     つじ加代子

 託児所はこの裏通り花みかん       柴田志津子


※ 蜜柑の花・花蜜柑
 普通は温州蜜柑をさし、日本でできた常緑潅木性の柑橘で、現在では西日本の暖地に広く栽培され支持丘・和歌山・愛媛・広島などは産地として知られている。。柑橘類の中ではやや小形だが、3メートル程となり葉は楕円形で大きく濃緑である。5・6月頃、葉の間に香り高い白色五弁の小花を多数つける。雌蕊は長く、雄蕊の先に突き出ている。蜜柑山の花盛りは甘い香りがただよう。
→青蜜柑(秋)・蜜柑(冬)。

【「新版・俳句歳時記/第四版/監修・桂信子ほか」(雄山閣)より転載】






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       ※☆*わが友に贈る*☆※



 信心とは自分への

 限りなき挑戦だ。

 向上への不屈の精神だ。

 苦しい時こそ

 一歩前へと踏み出せ!
       

2016年6月25日



       ※☆*寸 鉄*☆※


 「大闇をば日輪やぶる」。勇気の声が未来への希望の光。共に新時代を建設
      ◇
 愛知壮年部が執念の猛攻撃!堅塁の気概は我らの心に。雄々しく勝ち捲れ
      ◇
 団地部の日。尊き地域貢献の勇者よ!わが使命の舞台で信頼の灯台と輝け
      ◇
 相次ぐ個人情報の流出。携帯・書類等の置き忘れにも注意。危機意識高く
      ◇
 哲学なき政党は基礎のない建物―識者。立党の大精神貫く公明は日本の柱




【聖教新聞:2016年(平成28年)6月25日(土)付】





      ※☆*名字の言*※



「地球規模(グローバル)で考え、地域(ローカル)に根差して行動する」大切さが叫ばれて久しい。近年は「グローカル」という造語も使われている

牧口初代会長は110年以上前、大著『人生地理学』で、身近な郷土観察から世界へ視野を広げるよう訴えた。人間は「世界民」の自覚を持つべきだ、と。その先見性に着目する学識者が世界に広がっている

米国デポール大学の「池田大作教育研究所」で、一人の若い研究者に出会った。教師として働く彼は、制度や風習に縛られる教育現場の実情を憂い、子どもの可能性を最大限に伸ばす教育哲学を模索。その中で出あった牧口会長の著作に答えを見いだした。学者で、実践者でもあった牧口会長の思想は、現代にも当てはまるものばかりと、彼は言う。同大学は全米最大のカトリック系大学だが、創価教育に関する修士課程の開設も決定している

戸田第2代会長は冷戦下に「地球民族主義」を提唱した。初代・第2代会長の世界市民育成の理念を、SGI会長は、創価教育の学舎を創立して具現化した

開学45周年の創価大学は54カ国・地域の大学と交流。アメリカ創価大学は開学15周年。「グローカル」に平和と幸福の価値を創造しゆく人材が、陸続と躍り出る時代を迎えている。(蹴)



【聖教新聞:2016年(平成28年)6月25日(土)付】



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清新/十〈小説「新・人間革命」〉

2016年06月25日 06時07分46秒 | 今日の俳句
清新/十 法悟空 内田健一郎 画 (5835)



 山本伸一は、直ちに、三陸から来た数人のメンバーが待つ一階へと下りていった。
 三陸方面でも、同志は、宗門僧による過酷な仕打ちと戦い続けてきたのだ。
 「大変ななか、ようこそ、おいでくださいました。ありがとう!」
 彼は、一人ひとりと握手を交わした。
 皆、口々に「先生!」と言って、?を紅潮させながら、伸一の手を、ぎゅっと握り締めた。その目には、涙が光っていた。
 「皆さんは、これまで、どれほど辛く、苦しい思いをしながら、懸命に戦ってこられたことか。
 誰が正義なのか。誰が正しいのか――御本尊は、すべてお見通しです。大聖人の仰せ通りに、弘教に励んでこられた皆さんが、不幸になるわけがありません。人生の大勝利者にならないわけがありません。そうでなければ、仏法は?になってしまう」
 「んだ! んだ!」
 皆、瞳を輝かせ、何度も頷いた。
 「私たちは、久遠の使命に結ばれた同志です。仏法兄弟です。どんなに遠く離れていても、心は一緒ですよ。まずは二十一世紀をめざして、明るく、はつらつと、共に前進しようではありませんか!」
 「はい!」と決意にあふれた声が響いた。
 メンバーの一人が、自分の家族も伸一と会いたがっていたが、代表幹部会の参加対象にはなっていないので、家で題目を唱えていることを告げた。
 「そうですか。くれぐれもよろしくお伝えください。また、私は明日もここにおりますので、可能ならば、おいでください」
 それから伸一は、同行していた副会長の青田進に言った。
 「明日、自由勤行会を行うことはできませんか。私は何度でも出席させてもらいます」

 メンバーが歓声をあげた。
 「今日は、来てよがった!」
 目の前の一人ひとりが喜び勇んで立ち上がることから、新しい変革の流れが起こる。



【「聖教新聞」2016年(平成28年)6月25日より転載】


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