工房八重の部屋

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旧三井家下鴨別邸特別公開 

2016年12月01日 | Weblog
旧三井家下鴨別邸は10月1日から12月4日まで

初めて特別公開され11月19日から12月4日まで

2階と3階の楼閣の内部が見学できるので

11月30日に友人と見学に行きました!


門の前は大勢の人が待っていて、3階部分の楼閣は10人ずつ
しか入れないため、180分約3時間待ちと
案内の人に言われ、私はやめたいと思ったのですが
友人は待ってでも見たい!とのことです!
結果的にはスムースに行き、庭を見学して
3階の望楼に上がるのを2階で待つまでに1時間ですみました。
待っている間は椅子が準備されていて座って待つように
なっています。


敷地図


3階の望楼が見えます


主屋
旧三井家下鴨別邸は、下鴨神社の南に位置し、
三井家11家の共有の別邸として三井北家(総領家)第10代の三井八郎右衞門高棟(たかみね)
によって建築されました。

この地には明治42年(1909)にが遷座され、その参拝の際の休憩所とするため、
大正14年(1925)に建築されたのが現在の旧邸です。
建築に際しては、木屋町三条上るにあった三井家の木屋町別邸が
主屋として移築されました。


昭和24年(1949)には国に譲渡され、昭和26年(1951)以降,
京都家庭裁判所の所長宿舎として平成19年まで使用されました。
初期に建設された主屋を中心として、大正期までに整えられた大規模別邸の屋敷構です。
高い歴史的価値を有していることから平成23年に重要文化財に指定されました。


庭園からの主屋
主屋は南側に設けた庭園に面して建ち、庭園と一体となった開放的な作りです。
3階には望楼が設けられ、鴨川や東山の眺望を楽めます。


茶室


1階座敷 この参拝の際の休憩所とするための
建物なので、そんなに広くはありません!
参拝の時は三井家の総数は100名以上という
ことも多かったとか!


広々とした庭が見えます




茶室と庭


杉苔が美しい池のある庭








2階からの景色 
三井家は「朝がきた」の朝ドラの広岡朝子の生家です!
浅子の生家は三井十一家のひとつ「京都・油小路三井家」
あるいは「出水家」と呼ばれ、維新後に東京・小石川に移ったことから
「小石川三井家」とも呼ばれます。「
油小路三井家」は、三井家の祖である三井高利の十男・高春の家系。
浅子の父・高益は十男高春から数えて六代目の当主でした。

「三井家」の源流は古く、始まりは平安時代ともいわれます。
その後、江戸初期に伊勢・松坂から出て江戸・京都に「三井越後屋呉服店」
を開き、類い稀な商才から大きな財を成した三井高利が三井家の祖となり、
高利の子供十一人によって「三井十一家」が形成されます。

「三井十一家」は高利の遺した家訓により、
十一家が相互に守り合う「大元方」という制度を守ります。
財産は子供たちに分割せず一族共有のものとし、
商いも一族が共同で経営にあたり、複数の事業、店舗によりリスクヘッジし、
一族の危機を乗り越えるシステムを創りあげました。

その説明で三井家の参拝用としてこの三井家下鴨別邸がある
理由がわかりました!
三井家の祖霊社である顕名霊社(あきなれいしゃ)は
東京に移転されているとのことです。


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