ミクロもマクロも

心理カウンセラーが気ままに書き続ける当たり前

感動!

2007-09-04 11:31:35 | Weblog
 最初の何とかって賞(確か大阪発)をとられた外国人と記憶してるんだけど、
ええ日本の研究でね。
ドナルド・キーン、アメリカ人85才 コロンビア大学名誉教授。故司馬遼太郎友人。
1年の半年を日本で過ごす彼に、高齢と言うこともあってでしょうねえ、アメリカの
お友達が
「なんで、そんなに日本に行くの?」
って。その応えに私は感動して、涙が溢れてきてしまったのです。
「いつもいつも発見があるんだよ。あらゆる事にね」
毎週日曜日朝のNHKの美術番組に、渡辺崋山についてゲストで出てたらしたそれを私
が見ていたの。日本を愛してやまないアメリカ人がどんな人なのか?前から気になっ
てたので。
渡辺崋山が、それまでの日本人の肖像画を変えた手法で人物を描いた。
ええ、表情が描かれて。
私達の知っている肖像画って、信長・秀吉・家康のように、教科書で見るようなもの
だったでしょう。感情の表れないあれね。崋山の描く肖像画は違ったのよ。その
崋山についての造詣の深さは、恐れ入りますキーン氏よ。

ま、その話は話で良かったのだけど、そんなこんなが吹き飛んでしまったキーン氏の
言葉。

    「私は85才ですが、まだ」
     
     そう、まだ、ここからが凄い!

    「あしたの楽しみを知りません」

               だって~~~~~~!!!!!

 こんなに心が震える感動を感じる事がなかった、ウン十年の私よ。
食い入るように画面に見入って、その言葉を私は反芻したの。
  
    まだ明日の楽しみを知りません。

       まだ明日の楽しみを知りません。

          まだ明日の楽しみを知りません。

 そう! そうなのよ! 私達は、誰も 明日の楽しみを知らないのよ!
だから、生きていける、生きてかなきゃいけない! そうですよね?!
私は至宝の言葉を得ました。ずっとずっと抱き続けていく言葉を戴きました。
なんて、幸せな人間でしょう私って女は。偶然?いえ必然です。私の脳が見事に
キャッチしたのです。宝物を見事に捕えたのです。多分、折々に取り出しては
味わって、勇気を奮い立たせ、明日の楽しみに期待するでしょう。

 夕方、愚息その①が帰ってきて、最後の追い込みに入った自分のお店の開店準備
法的手続き等の打ち合わせにセニョール・ダンとゴニョゴニョ。私はタッチしません。

「俺、今夜は泊まるわ」
セニョールは嬉しい 息子と飲めるのは。そうこうしてると、セカンド息子、ウチの
宇宙人の帰還よ。何やら会話も弾み、馬専科が職場(競争馬牧場)の実質責任者に
なって、個人の志向は横に置くって、心構えを教えなきゃって、2人のお兄ちゃん達
の盛り上がる事、盛り上がる事。最初4000文字で教えるか、から最後は10万文
字だなあだって、こんな時に重要な役回りをこなせる宇宙人が。
「最後に、大きいお兄ちゃんからっていれてね」
って、その①が。

「そうだ、ポリコに聞いてよ。伝説の兵士って、ちゃんと表現するって?て。
 ○○(宇宙人)に聞いても文脈によるからなあって言われちゃったから」
WALLというバンドで曲作りをしている(ベース担当)その①が、その英語表現に
引っかかって、宇宙人は大学で英語専攻だったから聞いたらそうだったって。
「ちょっと待って。アッもう起きてるわ。でも、パソコンを立ち上げてるかどうか」
それで、その旨携帯メールで送信。・・・・・着信・・・
「文脈を無視するとちょっと難しいですが、・・・」
って、ラッキー!ポリーチャンがす~ぐお返事を。宇宙人と同じ返事よ。だけど、
「Legendary soldierでいいと思います」
冠詞はつくのつかないの、ああだこうだで、2~3回行ったり来たりのメールはユー
ラシア大陸を越えて。で、結局は
「詩だからなあ、いいんじゃない兄貴の考える、感じるとこで。だけど、冠詞で言え
ば、所有格とは並列しない。例えば、my a bookみたいにね」
って、男同士の夜は、賑やかに、そしてちょっとシリアスに、更けていきました。

     まだ明日の楽しみは知らない。ですよ~~~~~~!