ミクロもマクロも

心理カウンセラーが気ままに書き続ける当たり前

魔女は魔女の絵に見入る

2006-04-30 23:19:23 | Weblog
世の中の人々が大移動。海外へ観光地へ。
フ~~ン、ご苦労様なことで、って。いつもの反応よ私は。
浜の魔女は、テレビの「新・日曜美術館」を楽しみに。スペインの画家ゴヤ。
ゴヤって言えば「裸のマハ」でしょう。でも、今日の作品は魔女オンパレード。
真剣に見ている足元で、いっつも朝寝坊の犬マリリンなのに、今朝は「早く~、
早く~!」で、せっつくのよ、お散歩にって。私の足をカリカリと。
" Mama todavia estoy ocpada,entonces tienes que esperar."
なんて、こっちの都合よ。まだママは忙しいから待たなきゃねって。
そして、ションボリスゴスゴよ。ええ、わかるのよ。セニョール・ダンは笑ってる
けどね。理解してるのよ。彼女は私の無言の先生ですもの。スペイン語のね。

バルセローナのゴヤ駅には彼の作品がいっぱい飾られて。
信じがたいほどの魔女達の絵は不気味。7人の我が子を亡くしたゴヤ。
中世から近世に移行する時代に生きたゴヤ。
光の向こうに、同じ強さの影がある。それを描いたのね、美しいばかりの人間では
ないってことを。
それでもオドロオドロの絵。

月も改まるので、NHKのラジオテキストを買いに本屋さんへ。
思い起こせば、ウン十年前の中学生になりたての頃、NHK「基礎英語」松本亨(ああ、
今でも思い出せる素晴らしい声)の「英会話」6月になったらもう辞めてたわね。
ついていけなくて。その繰り返しの人生かも知れないわ。
今回は、はてさていつまで続けられるか?少なくとも1年は通してやってみたいっ
て思ってはいるわ、わかろうとわかるまいとね。
一番苦しんでいるのがロシア語。あの文字は、発音は・・・・・ウッギャーーー!
でも、辞めない。近いうちに、CDつき参考書を買おうって思ってるわ。
お散歩の時に集中的に聞きましょうって。

何でも、自分の知らないところで、知らない人達が、知らない言葉で意思伝達をして
いるなんて、由々しき事だって思うのですもの。ものすご~く寂しいじゃない?
いつだったか、"Corazon Latino"で、マリアサンが同郷の人とスペイン語で話してて、
それが、羨ましくて寂しかったのよ。そういったらマリアサンが
「レイコサン、変な人ね」
って、言ってたけど。
エッ、そんなことはないって?・・・そうなのね、やっぱり私って変な女なのかも。
でも、いいのよ。人と同じ事をするくらいなら、ひっくり返って寝てるわ。
ええ、新刊文庫本を買って、それこそひっくり返って読んでるのよ。翻訳本。
フランス人が書いた、フランスに住むイタリア系アメリカマフィア(大体が元々
シシリー島出よね、マフィアは)一家の話。出だしからなかなか面白いわ。
登場人物のキャラクターがクッキリしててね。何よりマフィアなのですもの、子ども
達も、それらしき行動をとるのが、わかりやすいってね。

セニョールもウチの宇宙人も、図書館からせっせと借りてきて読んでるみたいだけど、
私は、出来るだけ借りたくない人間。きったな~~~い!なのですもの。
宇宙人は、子供向けじゃない子どものお話を読んでるのですって。「ああ、ホントは
こんな話だったんだ」って。そう、「ガリバー旅行記」なんか、あんなに沢山の国に
行ってたなんて、知らなかったものねえ。日本の民話やお伽噺なんかも、かなりゾッ
とする内容が結構あるのよね。
大人になって読むのは面白いかもしれないお話達です。