ユッコ姉の日記

日々思うことをタリラリラン♪っと・・・。

1秒と1mってどうやって決まったの?

2009年03月07日 13時51分38秒 | 数字マジック
さて、今日も数の雑学です。
皆さんが普段使っている、時間の1秒。そして1m。
なにも考えずに使っていますが、これどうやって決まったんでしょう?
1秒という時間の単位は誰が決めたの?
1mという長さの単位はどうしてあの長さなの?
今日はこんな疑問にお答えー

  ー 1秒という時間の単位 ー

最初の1秒は、およそ1200年前から天文学者の間で使われていた。
1平均太陽日(赤道を一定の速さで動く仮想の太陽に対して地球が時点する時間)を、
時間×分×秒(24×60×60)で割った物とされていた。
これは、地球がいつも同じスピードで回っているという考えをもとにしていたー
ところが、1956年に地球がいつも同じスピードでまわっていないことがわかり、
地球の自転が少しずつ遅くなってきている事がわかった。
そこで今度は、地球の公転周期を基準に1秒を定義する事となった。
ところが、公転周期も恒星を基準として観測すると、2百年に0.5秒ぐらいずつ短くなっている事がわかった。
その為、1967年の国際度量衝総会で、
セシウム133原子がだすスペクトルの周波数(約95億ヘルツ)を標準とする事が決定され、
現在ではコレが時間を表す単位として使われている。

    参考サイトはコチラ(←現在は使えません)

地球の自転が一定でない事は、カテゴリーの「知ってる?地球の事ー」の中で書いたけれど、
その時、時間の流れは本当は違うのでは?と私の意見を書いた。
まさか時間の単位が本当に変わっていたなんて・・・
しかも最新の変更は、私が生まれてからだよお~!
時間って結構いいかげん・・・

では、次に1メートルの単位についてー

  ー 1mの長さの単位 ー

長さの基本単位は「m」。
これは最初、地球の子午線の北極から赤道までの長さの1000万分の1と定義されていた。
フランス革命の頃(1791年)にフランス人が決めたそうで、現在もパリに白金で作られた原器が保管されているそうだ。
しかし、この原器が温度変化によってなどによって多少誤差が出る事が分かった。
そこで、1960年に、
そのような変化のないクリプトン86の出すオレンジ色の輝線スペクトルの波長の1650763.63倍に定義しなおされた。
この波長の精度は10億分の4(1m当たり誤差100万分の4ミリ)だが、
それでも誤差には違いないーと言う事で、
今度は、1983年に光が真空中を299,792,458分の1秒間に進む距離。 
1メートル=1.0936133ヤード=0.33丈 と定義された。

    参考サイトはコチラ(←現在は使えません)とコチラ

ふえ~、メートルの長さも随分と変化している。
現在の長さが決まったのは、私が生まれる数年前・・・
まあ所詮は人間が決めているものなのだから、時間と共に変化していくのは仕方の無いことか・・・
いや、その時間自体すら変化していってるんだっけ・・・


☆ 『知ってる?地球の事ー』のカテゴリーの中で、「地球は生き物」と書いた。
  生きてる地球を基準にして単位を決めれば、当然誤差が出てくるののは当たり前。
  じゃあ、光速とかの波長や周波数は誤差がないのだろうか?
  今後人類の研究が進めば、また、時間や長さの単位が変わることもありえるかも・・・

☆ 世の中全て、完璧なんてものはないのねえ~。

   ー数字マジックはこれで終了です。ありがとうございましたー