きみどりの窓

通りすがりに窓から覗いてみてください。

東武8000系旧旧塗装車の組立て(前編)

2010-09-26 | 工作室
子供の頃、東武伊勢崎線の沿線に住んでいました。
当時は電車に乗る機会はほとんどなく、自宅の近くを走る東武電車を眺めるだけでした。

ある日、電車を眺めていると走ってきた電車に驚きました。
その電車はなんと白色一色だったのです。
子供心には、本塗装前の下塗りだと思いました。
学校でも自慢げに「下塗り説」を披露したような記憶があります。

ところが、白い電車は一向に「上塗り」されないばかりか、「下塗り」の電車ばかりが走るようになってきました。
そんな時期に神奈川県に引っ越してしまいましたので、私の記憶の東武電車というのはベージュの地に窓回りがオレンジ色なんです。

ちょっと前置きが長くなってしまいましたが、その東武電車をBトレインで作ることにしました。

用意したのはBトレの東武8000系。2両入り2箱です。
今は白いこの車体色が「旧塗装」ということですから、ベージュにオレンジというのは「旧・旧塗装」ということになります。
Bトレは塗装済みなのですが、今回は自分で塗装して思い出の塗色を再現することにしました。

写真1. Bトレ8000系のパッケージ


前面、側板、妻板を塗り直すために1両分ずつ割り箸に仮止めしました。

写真2. まさに下塗り?


今回は、この白い車体にオレンジとベージュを塗っていくわけで、白い車体はまさに「下塗り」を終えた状態と言えます。
子供の頃に思った「下塗り」を今、この手で実現させたわけで、ちょっと複雑な心境(笑)。

写真3. まずはオレンジ色


前面となるパーツは透明プラで、前面ガラス部分を抜いて着色されています。
(側板は窓ガラスが別パーツ)
また、ヘッド/テールライトも着色済みです。

前面ガラスとヘッド/テールライト部をマスキングゾルでマスキングして、オレンジ色を吹きました。
このオレンジ色にはGMの鉄道カラーの朱色4号を使用しました。
GMのサイトで「東武旧窓まわり」とあったので、素直に従いました。

この後、窓回りをマスキングしてベージュの塗りが待っています。

<続く>