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きみどりの窓

通りすがりに窓から覗いてみてください。

【N】EF58の整備(続編)

2019-05-24 | 工作室
中古で入線したゴハチの整備、その続き(完結編)です。

整備メニューは2項目。
入線したばかりのEF58とともに、手持ちのEH10、EF15も同時に加工することにしました。

一つ目はヘッドライトのLED化+電球色化。
LEDへの換装は前回紹介済みですが、今回は白色のLED光を電球色にするというもの。

写真1. LED・着色前

換装しただけではキレイな白色です。

写真2. 着色

白色LEDの電球色化は、ライトレンズ(?)に着色して表現します。
ライトレンズにクリヤーオレンジ(タミヤ X-26)を筆でチョイと。

どの程度の濃さが妥当なのか良く判らないのでとりあえず1回塗りで効果を確認。

写真3. LED・着色後

EF58とEF15はオレンジ1回塗りで良い感じになりましたが、EH10はもう少しかな。
というわけでEH10だけオレンジをもう1回。

整備メニューの二つ目は車内に鎮座するウエイトを塗る、というもの。
要するに窓から見える銀ピカのウエイトを機械室色に塗って「らしく」するわけです。

EF58こそ先日入手したものですが、EH10もEF15も30年以上前、昭和時代に入手したもの。
入手した当時から何とかしたいなあと思っていたまま時代は昭和から平成へ、そして令和になってしまいました。

作業は簡単。
分解してウエイトに色を塗るだけですが、手順としては、ウエイトを洗浄し、プライマーを吹いて、「機械室色」に塗るという3段階。

写真4. ウエイト着色前

ヘッドライトもまだLED白色です。

「機械室色」として選んだのは、タミヤカラーのスカイ(XF-21)。
実物がどうかは良く分かりませんが、頭の中のイメージではこんな色かな、と。
塗るのは窓から見える範囲で良いので筆塗りで。

写真5. ウエイト着色後

いい感じになりました。

【N】EF58を整備する

2019-05-04 | 工作室
中古で入線したゴハチを整備しています。
ネットで調べてみたところ、どうやらこの製品は1979年の製品のようです。
KATO製の初代EF58。今年で40年、もちろん昭和生まれ。

とにもかくにもまず分解。

写真1. フレームが・・・

ひび割れをどう修復しようかと少しいぢっていたらフレームが折れてしまいました(涙)

はい、自己責任です。
これで完全に返品できなくなりました(笑)


写真2. 骨接ぎ

折れた部分を接ごうとしたところ、折れた側のフレームがわずかに長くなってしまい、左右のフレームを固定するねじ穴が一致しなくなってしまいました。
そのため折れた部分をヤスリで削って長さを調整して接着。
接着剤はセメダインスーパーXを使用。

車体幅方向に膨らんでくるのでクランプで固定して一昼夜放置。
どうにか繋がってくれたようです。


写真3. にぎり棒

欠損しているデッキのにぎり棒はKATOのパーツ。おそらく近年の製品用のでしょうが、はたして40年前の製品にも使えるのか不安はありましたがダメ元で購入。
このパーツ、にぎり棒が30本(7.5両分)入っています。消耗品のように使えます(笑)
閑話休題、40年前の製品にも使えました。

せっかくなのでヘッドライトをLED化してみることにしました。


写真4. きらめきライト

使用したのは美軌模型店の「きらめきライト・水平型」。
送料無料に釣られて購入したのは10個入り、5両分ですね。
このゴハチ以外にも、紹介済みのEH10などのヘッドライトも交換してしまおうという腹積もりです。

写真5. 麦球と交換

製品のEF58には麦球のヘッドライトユニットが使用されています。
このユニット(基板)をそのまま流用しようと麦球をLEDユニットに交換しました。
この「きらめきライト」はそのままでも極性がありヘッドライトとして使えますが、今回は元ユニットのダイオードはそのままにしました。
 
ユニットがそのまま使えるので車両側の改造は無し。
この手法はEH10他にも使えるぞ、と内心ニタニタしています。

写真6. 交換前

交換前、麦球での点灯状況です。

写真7. 交換後

こちらが交換後。
麦球の方が色味は良いのかもしれませんが、麦球はマスコン全開でないと明るくならないのが難点。
LEDはハーフスロットルでもそれなりに明るく光るのが良いところ。
色味はオレンジ色のクリアを塗るなどの対策があるようで、後日対応する予定です。

ヘッドライト重視の写真ですが、にぎり棒もこんな感じになりました。
にぎり棒も何色かに塗る必要がありますね。で何色だ?


写真8. ケースも整備

にぎり棒も付いたので、ケースのスペーサ―を作ってみました。
これでケース内で暴れることもなく、にぎり棒も折れたり取れたりしないでしょう。

肝心の「走り」ですが、とりあえず問題なし。音も「普通」になりました。

上記のヘッドライトの着色の他、整備メニューはもう少し残ってますが、とりあえず人前に出せるようになりました。

【N】EF58が入線しました

2019-05-01 | 工作室
令和になりました。
新元号おめでとうございます。これからもよろしくお願いいたします。
私はというと新元号になる瞬間は仕事場で迎えました。

話しは平成に戻ります(笑)
タイトルの通り、当社Nゲージ線用にEF58が入線しました。
現在進行中の「急行『瀬戸』プロジェクト」の牽引機用です。

モノは行きつけの模型店にあった中古品。
注意書きに「音が大きいです」とありましたが、価格はほぼジャンク品レベル。

店頭で試験走行させてもらうと確かに音は大きい。
しかし走りはスムース。
たまたま(?)ポイントが貯まっていたこともあって「これください」と。

写真1. 車番は82番

カプラーはKATOカプラに換装済み。
ナンバープレートもすでに取り付け済みでその番号は82。
調べてみると所属は下関だったようです。「瀬戸」の牽引機のゴハチは宮原とか浜松だったようなのですが、下関のゴハチも「瀬戸」を牽いたりしたのかな。
いずれ情報を整理してから「改番」するのもありですね。

写真2. ケースが・・・

さてこれがなぜジャンク品レベルだったのか。
ケースが(店頭で気づいていましたが)オリジナルではありません。
パンタグラフの「逃げ」、先台車というか握り棒の「逃げ」のスペースがずれてるというか無い。
そのためか握り棒は前後4カ所のうち3カ所が無い。

まあ、ナンバーも握り棒もパーツとして販売されているので何とかなるでしょう。

それよりなにより・・・・

写真3. うっ!

走行音が大きい件の原因を調べようと車体を外してみると・・・
なんとダイキャストの「フレーム」に亀裂があるではないですか。
返品不可を承知で買った中古品、でもまあ何とかなるでしょう。

【N】オハネフ12を組む(4) ひとまず完成

2019-03-11 | 工作室
オハネフ12がとりあえず完成しました。

前回、塗装まで済ませていましたが、完成させるにあたってネックになったのが、屋根、車体、床板をどうやって固定するか、でした。

全てを接着してしまうのがメーカーのお勧めであり、一番簡単な方法なのですが、多くの完成品がそうであるように、今回のキット組みでもメンテナンス用(?)に分解できるようにしておきたいなあ、ということで少々悩んでおりました。

で結局、採用した方法は「ネジ止め」。

写真1. 屋根と車体


屋根と車体は車両中央部付近で、車体と床板は2個所でネジ止めするために、それぞれ1mm厚のプラ板で横梁を接着し、2mmのタップを立てました。

写真2. 床板は


台車中心の穴の脇に開けたのが車体ネジ止め用の穴です。
Nゲージの場合、カプラーが台車にマウントされているので、車端部にネジを設けるわけにはいかないのでこの場所になりました。

車体の固定法が決まりましたのであとは仕上げ。

窓サッシ枠にフラットアルミ(タミヤカラーXF-16)を筆差し。
これが近視+老眼の目にはキツイ作業でした。

窓ガラスはキットに同梱の透明の塩ビ。

この車番、昔のGMのキットでは車体にプラでモールドされていますので、白(タミヤカラーXF-2)を色差し。
「B寝台」の表記も同様に。

で、完成っと。

写真3. 寝台側から


遠目にもサッシの塗りむらが・・・
トイレの窓ガラスはサッシと同じフラットアルミで塗り潰しです。

写真4. 通路側から


上の2枚の写真で見ると室内(寝台?)が作ってあるような感じに見えますが、車内はがらんどうです。

これで一応、工作法を「復習」しましたので、いよいよ「瀬戸」に取り掛かりたいと思います。



【N】オハネフ12を組む(3) 塗装しました

2019-02-28 | 工作室
オハネフ12ですがなんとか車体と屋根を塗りました。
(下回りは組み立てる前に塗装済)

車体はGMカラーの青15号のスプレーで。
手元に無かったので買ってきました。

その際、オロネ10(GMの板キット)を発見。
迷わず購入です。

写真1. オロネ10です

「着色済み(茶色)」となっていますが、塗装ではなく茶色のプラでモールドされているようです。まあ青く塗ってやればいいや、ということで購入。

ひとまずオロネには仕掛品箱でお休みいただくことにしてオハネフ12の完成を急ぎます。

で、オハネフです。

車体は前述の通り青15号で。
屋根色をどうするかと悩んだのですが、タミヤカラーの舞鶴海軍工廠グレイ(TS-99)にしてみました。

写真2. こんな感じになりました

妻面の扉は青を吹いた後に、再度、木甲板色を吹きました。

悩んだ屋根の色ですが、個人的にはほぼほぼイメージの色になったと思っているのですが・・・。

写真3. 屋根色の比較

写真上はスハフ42(KATO 完成品)。

もう少し暗めでも良かったのかなあ。

あと窓周りに手を入れればひとまず完成かな。