goo blog サービス終了のお知らせ 

きみどりの窓

通りすがりに窓から覗いてみてください。

《16番》コキ5500を作ろうかな(その7)C11コンテナに浮気

2020-04-17 | 工作室

コンテナの量産化がなんとかなりそうということで、追加発注していたコンテナが届きました。
コキ1両分5個のコンテナを追加するつもりが、ついついコキを1セット(2両)追加し、それに合わせてコンテナも3セット(15個)をポチっと。うち1セットは新製品のC11コンテナにしてみました。

写真1. パンケーキコンテナさんのC11とC10

C11を手にしてまず脳裏に浮かんだのはナンバリングのこと(^^;
作りかけの第一陣のC10を放ったまま、浮気してC11の印字テストに走ってしまいました。

まずは、お手製のアダプターをバージョンアップ。
コンテナのサイズを確認するとC10とC11はスリーサイズは同一。念のためにキットのパーツを測ってみても同一サイズ。ということでアダプターのバージョンアップ作業は「C11用」と印字したシール紙を貼って無事終~了~(笑)

例によってペイントソフトでナンバー類を作成して印字してみます。
ナンバーの塗り位置等はこちらのサイト(=鉄道CAD研究所)を参考にさせていただきました。

まずは普通紙をコンテナのパーツ大にカットしてテスト第1刷。
印字位置等を調整し、第2刷は実際にペーパーキットで確認します。この手順はC10のときと同じ。

写真2. バージョンアップ(?)したアダプタで印字テスト(第2刷)
ナンバーは「999」にしてみました。
印字はうまくいってますが、印字位置がまだ少しズレています。
目立つところでは側板のJNRマーク。観音開きの扉の上の枠(?)にあるべきなんですが。

そこを再調整してテスト第3刷。
修正後の位置が分かりやすいように印字の色は青色で。決して「〇〇〇映え」を狙ったわけでなく実用重視での色分けです(順番は逆の方がよかったかな)。そして仮組みして記念撮影。

写真3. 側面之絵
なんだか手振れした写真のようですね。

印字位置を全体的に上げた他、左右の位置も微調整した結果、JNRマークもうまく扉枠に収まりました。

写真4. 妻面之絵
あっ右側の側板が外れかかってる。仮組みですからね。

これでC11についても見通しが立ちました。
これからC10コンテナ15個、C11コンテナ5個を一気に量産、と行きたいところなんですがこの週末は出勤だし、天気も悪いようなので足踏み必至ですな。


【N】サロ152をサロ112にする

2020-04-14 | 工作室

コキ5500&コンテナの組み立てはちょっとお休みして、コキの前に着手していたNゲージのお話しです。
新年早々に入線した113系の編成に、手元にあったサロ152をサロ112化して組み込んでやろう、というプロジェクトです。

写真1. サロ152

このサロ152、例によって入手時期をはっきり覚えていませんが、153系を165系化するつもり(当時は165系は未リリース)で入手した中の1両だったかと。
まあそんな昔のことは忘れて(笑)、現在余剰になっているので有効活用です。

サロ152をサロ112にすると言っても、実車に忠実に形式変更するつもりはさらさら無く、ナンバーさえそのままでカプラー交換だけでお茶を濁すという構想。
さっそく標準装備のアーノルドカプラーをストックしているKATOカプラー密連型Aに交換して「ハイ一丁上がり!」のはずだったのですが・・・

写真2. 繋がりそうで繋がらない
左がサロ112(サロ152)。連結器はKATOカプラー密連形A。
写真で見る限り連結できそうなんですが実は連結できないのです。
113系セットに同封されている説明書にも「KATOカプラー密連形#2 新性能電車用(ぐりれ註:113系に使用されている)は、KATOカプラー密連形には連結できません」と書かれていました。

というわけで、113系用のAssyパーツとして発売されている「モハ165 カプラーセット」を取り寄せました。

写真3. カプラーセット

このカプラーセットはボディマウント仕様。これをどうにかして車体に取り付けなければなりません。

写真4. どうやって取付けましょうか製品版113系は床板に2つのスリットがあり、それにカプラーセットの爪をパチンとはめ込む構造ですが、シロウト工作では精度よく小さいスリットを開けることは無理。

写真5. 穴をあけました
ということで私の採った方法は穴を開けて爪を逃げる方法。爪の幅は約2.8mm。そこで位置を合わせてドリルで3mm径の穴を開けました。また床板端部もカプラー側の突起を逃げるために少し削り落としました。

写真6. 取付け完了
うまくはまってくれました。
固定方法は爪パッチンではなく、ゴム系接着剤のお世話になっています。もちろん元の台車のカプラーは切断。

写真7. 連結できました
左がサロ112(サロ152)。めでたくサロ110(写真右)と連結できました。
簡単なパーツ交換のつもりが、そんなこんなで少しだけ手間がかかってしまいました。

私としてはこれでオシマイと思っていたのですが、車体の塗り分け位置が113系と異なっているとか、クーラーが実車と違うかも?とか、屋根の色が1両だけ違ってしまうなあ、とかとか・・・気になるところがないわけではありません。

いや、ここは初志貫徹。カプラー交換だけにとどめておきましょう。深入りしてはいけません。
あっ、グリーンマークが付いてないや。


《16番》コキ5500を作ろうかな(その6)量産化の目処立つ

2020-04-11 | 工作室

C10形コンテナの組み立て。
プリンタによるナンバリング問題、結論を先に言えば解決したと言ってよさそうです(まだ断言できませんが)。

その方法のご紹介の前に、私が試みた悪あがきをご紹介。
「塗装後にプリンタで印字するのは無理そうだ」と早々に見切りをつけ、塗装しない方法として黄緑色ともどもプリンタで印字しちゃうという方法です。あくまでもプリンタ利用に拘ってます(笑)

手元のコンテナ5個はすべて塗装してしまっていますので、実験には紙のままの裏面を使います。
サーフェーサー替わりに絵の具(ポスターカラー)の白を塗り、乾燥後に軽く表面を研磨。
その後、自作アダプターにセットしてプリンタに。
黄緑色を背景にしてナンバーともども印字するという手順です。黄緑色はwikiを参考に黄緑6号のRGB値で「調合」しました。

写真1. 黄緑色もプリントで
筆でポスターカラーを塗ったためムラがあるところに、その乾燥が不十分だったのか、インクで白が浮いてきてしまいました。黄緑色にもムラが。
逆に言えば、ポスターカラーをムラなく塗り(スプレーを使う?)、十分に乾燥させればいけるかも。いっそのこと絵の具で黄緑を調色して塗ってしまう方法もあるなあ、とアイディア妄想が膨らみます。

そんな悪あがきを構想していたところ、前回の記事に対してSatokawaさんからコメントが。

Satokawaさんは、お仕事でも塗装にかかわりを持っているその道のプロ。そのプロが理論的にいけると言うのですから間違いないでしょう。
矢も楯もたまらず近所のホームセンターに走り艶消しクリア―のスプレーを購入してきちゃいました。不要不急の外出自粛の折、食料品の買い出し(買い占めじゃないですよ)のついでにホームセンターにも立ち寄ったという次第。

天候が心配ですがはやる気持ちを抑えきれずさっそく実験。
購入したのはインクとの親和性を考えて(シロウト考えです)水性のもの。
艶消しクリアを2度吹きしていよいよ印字。印刷ユーティリティで印字濃度は標準+1(最大は+5)にしてみました。

写真2. おお、いけるか?
印字は薄いですが、インクをはじいている様子もなく、文字も読み取れます。
経年変化したコンテナならこのままでも良いかもしれません(笑)

1時間ほど乾燥させ再度印刷。ユーティリティの設定はそのまま。

写真3. これならいけそうだ

印象として黒色は90%位の濃さですが、これなら十分いけます。
Satokawaさん、さすがです。ありがとうございました。

写真4. またまた天賞堂のコンテナと
右が今回塗装&ナンバーを印字したC10コンテナ。
ナンバーは試作2号なので「9002」です。ナンバーを自在に変えられるのがプリンタ印字ならではなので諦めきれないんです。

これで塗装済みの5個のコンテナパーツも組立て工程に進めます。手元にあるコキ5500のキットは2両分。コンテナはあと5個は追加で必要ですが、安心して追加購入できます(ってすでに発注しちゃてますが)。

もう一度言います。
Satokawaさん、ありがとうございました!


《16番》コキ5500を作ろうかな(その5)量産化に大きな壁

2020-04-09 | 工作室

C10コンテナの組み立て。
試作品の実験がうまくいったので意気揚々と量産を開始しました。
と言っても試作の1個を含めて5個ですが。

まずはサーフェーサーを吹きます。
試作した1個はバラしてから、他の4個分は切り離す前に。

写真1. サーフェーサーを吹きました
右下の白い1つは試作品の「底面」のパーツ。
組み立てちゃえば見えないからという理由であえてサフェは吹いてません。

サフェを吹いた後、軽く表面を研磨してからパーツを切り離し、妻板、側板、天板を貼り合わせていきます。
貼り合わせるにあたってはスプレーノリを使ってみましたが、位置合わせ時にくっ付いてしまって意外に難しい。なお、試作時は木工用ボンドで点付け。

写真2. 貼り合わせました

コンテナ5個分のパーツが勢ぞろい。最下段は試作コンテナだったもの。試し印字のナンバーは完全に消えています。

ここで側板+妻板で4面の仮組みして塗装工程に移ります。
仮組みしたのは側板の木口もムラなく色を入れたいと思ったので。

そして塗装。
塗料はGMカラーの黄緑6号。
サーフェーサー、スプレーノリともども買い置き品。備蓄は大切ですね(笑)

写真3. 塗り上がり(天板は仮置き)
いい色だなあ、とアルコール片手に悦に入っていたのですが・・・

さてここから問題のナンバリングです。
ふと脳裏を横切ったのは塗装後にうまくインクがのってくれるのだろうか、ということ。

写真4. やはり・・・
自家製のアダプタにセットしていざ印刷。量産化試作ということでナンバーは「9999」にしてみました(^^ゞ

結果は見ての通り。インクがはじかれてしまっています。
もう一度、印刷濃さを最大にして印刷してみたのですが、見た目はほとんど変わりません。上の写真は2度の印刷後のもの。2回印刷しても印字位置がズレていないのは大したもんです。
プリンタインクが染料系というのが原因でしょうか。顔料系インクだと結果は違うんでしょうが手持ちのプリンタは染料系しか使えない・・・。
ということで暗礁に乗り上げてしまいました。

さらなる悪あがきを考えてみようと思ってはいるのですがショックが大きくて(?)アイディアが浮かびません。
おとなしく純正のデカールを購入するしか手は無いのかなあ。

気分転換に同時に購入したコキ5500の組み立てに移ることにします。


《16番》コキ5500を作ろうかな(その4)コンテナの仮組み

2020-04-06 | 工作室

2年前に立ち上げた「コキ5500を作ろうかな」プロジェクト。
さくさくと鋼体の試作まで進んだものの、諸々の問題にぶち当たって休眠状態になっていました。まあ一番の原因は私のやる気なんですが(笑)

それがここに来て新たな展開を迎えました。
私が目指していた「ペーパーでコキを作る」というのを簡単(?)に実現できそうなキットがあることをネットで知り、さっそく取り寄せてみました。

写真1. コキ5500とC10コンテナ
甲府モデルさんのコキ5500とC10コンテナのペーパーキットであります。
コキ5500は2両分入り、C10コンテナは5個入りを各1セットずつ購入。これじゃコンテナは1両分しかないじゃん、ということに気づいたのはブツの到着後(笑)。

ちょっと試したいことがありますので、まずはコンテナから組み立てます。

写真2. C10コンテナ
金属やプラのパーツは一切無く、100%ペーパーのキットです。

試作なのでまずは1個だけを組み立てます。
材質は紙で基本的にカット済み。ゲートをカッターで切って接着剤で貼り合わせればOK。
側面と妻面を作った(と言っても貼り合わせただけ)ところで別の工作に。

写真3. ちょっと試したいこと
これは2年前のプロジェクト立ち上げ時から温めていた構想。
コキを作ると同時にコンテナも作ることを構想していました。その際ナンバー等のレタリングをどうしようかと考え、そこで思い付いたのがプリンタのCDレーベル印刷機能。

ここでの課題はまずは厚さ、そしてリブ等の段差があるところにキレイに印字できるか、という2点。
厚さについては、手元にあるCD-Rの厚さが1.2mm、キットのペーパーが1.0mm厚と0.2mm厚、貼り合わせて1.2mmなので問題はなさそうです。

あとは段差(0.2mm)があるときの印刷がうまくいくか、だけ。これは実際にやってみなきゃ分からない。
ということで、印刷用のアダプターというか治具を作ってみました。
型紙(WORDで作成)をA4サイズのラベル用紙に印刷し、1.2mm厚のプラ板に貼ってカットして模擬CDに。

コンテナのナンバー等はペイントソフトで作成。
ナンバー類の記載内容や記載位置の参考にしたのは手元にあった天賞堂のコキ5500に同梱のC10コンテナ。
印刷ソフトは手元プリンタのメーカー(EPSONさん)の「Print CD」なるユーティティソフトを使用。
で、印刷してみたのが下の写真。

写真4. うまくいったようです
(リブ等の)段差があってもインクは直線的に飛ぶようで、特に「ピンぼけ」もありませんでした。

話しが前後しますが、今回はあくまでも印字実験なので下地処理も塗装もしないまま。
実験に失敗したらサーフェイサーで隠せばいいやということで気楽な挑戦。もっとも失敗した場合のプランBは持ち合わせていなかったのですが(^^;

そして仮組みして記念撮影(?)

写真5. 参考にした天賞堂のC10と並べてみた
仮組みコンテナは各パーツをはめ込んだだけで接着していません。
この後はバラしてサフェ処理、塗装。そして再度ナンバーを印字して本組みの予定です。