小部屋日記

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シャッター アイランド

2010-04-11 | サ行の映画


Shutter Island
(2010/アメリカ)【劇場公開】
監督:マーティン・スコセッシ
出演:レオナルド・ディカプリオ/マーク・ラファロ/ベン・キングズレー/ミシェル・ウィリアムズ/エミリー・モーティマー/パトリシア・クラークソン/マックス・フォン・シドー/ジャッキー・アール・ヘイリー

全ての“謎”が解けるまで
この島を出る事はできない。


「ミスティック・リバー」のデニス・ルヘイン原作の同名小説をマーティン・スコセッシ監督&レオナルド・ディカプリオ主演で映画化。謎解きミステリーというよりもサイコものといっていいかも。宣伝がまちがってるね^^;


1954年、米ボストン沖の孤島に建つ精神病院で起こった女性失踪事件を調べる連邦捜査官テディ・ダニエルズ。事件を捜査するうち、自らに起きる不可解な出来事の数々。回想シーンが何度も現れ、テディがなんらかのトラウマをかかえていることがわかる。冒頭のフェリーの部分、雷の閃光、外界から閉ざされた孤島、古い刑務所など、昔のスリラー映画みたいな雰囲気。
オチは最初でわかってしまった。答えがでてるし、、そこまでいく過程がどうなるか見物でした。


まずテディがどうしてここへきたかが問題なんだよね。監督のいいたいことはそこでしょうね。
ストーリーがどんどん変わっていって自分もテディになったつもりになってしまう。そして終盤明かされる真実。
何が現実なのか妄想なのかが一番恐い。テディはヒッチコックの映画にでてくる主人公たちに共通するかも。
ラストは原作も一緒なのかな? 味わいがあっていいと思った。


複雑な役柄のテディを演じたディカプリオはやっぱうまい!監督の期待に応えてるもんね。
もの足らないと思う人も多いんだろうけど、ナチスにからめていたり、脇をかためるベン・キングズレー、マックス・フォン・シドーなどキャスティングもよく格調高い作品。
暴力性はスコセッシ監督らしいテーマでした。

★★★★(5段階☆は0.5)

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