小部屋日記

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ココ・アヴァン・シャネル

2009-09-24 | カ行の映画

COCO AVANT CHANEL(2009/フランス)【劇場公開】
監督:アンヌ・フォンテーヌ
出演:オドレイ・トトゥ/ブノワ・ポールブールド/エマニュエル・ドゥボス/マリー・ジラン/アレッサンドロ・ニボラ

もし翼を持たずに生まれてきたのなら、
翼を生やすためにどんなことでもしなさい


ココ・アヴァン・シャネルとはフランス語で「シャネルになる前のココ」という意味。
事前にある程度の知識があった方がいいし、フランス映画らしい恋愛重視って感じした。シャネルブランドの成功物語としてみてしまうとダメだね。
当時の情景は雰囲気あって、映像はきれいです。


孤児院育ち、姉とナイトクラブで歌ってたココ。
愛人ふたりとの出会い、そして別れ。
淡々と流れていくんだけど、自分が注目したのはココの衣装。
当時の女性たちはコルセットできつくしばった長いドレス、大きな帽子。
自由がない縛られた女性たちに我慢できないココは個性を発揮する。
小さい帽子、シンプルなシャツ、ツイードのジャケット、ボーダーT、黒いドレスなど斬新な服ばかり。
ひとりだけ浮きまくってるのに、まわりには決して流されない。
現代の服はシャネルが作り出したものといってもいいね。


どこのレビューでも評判よくないですが、私はよかったなあ。
愛人生活の部分はイライラするし、確かにもの足らない。
でもラストのコレクションのシーンはすばらしかった。
階段に座ってモデルたちを眺めるシャネルが印象的。

自立するために捨てたもの(結婚)もあったけど、シャネルはスタイルを貫き通した。


衣装がよかったし、主役のオドレイ・トトゥはなりきってたと思う。ピアノの音楽も素敵でした。

★★★☆(5段階☆は0.5)

公式サイト

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