小部屋日記

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プロヴァンスの贈りもの

2008-01-21 | ハ行の映画

A GOOD YEAR(2006/アメリカ)【DVD】

監督:リドリー・スコット
出演:ラッセル・クロウ/アルバート・フィニー/フレディ・ハイモア/マリオン・コティヤール

運命の休暇をあなたに

監督リドリー・スコット、主演ラッセル・クロウの「グラディエーター」コンビがみせるヒューマンドラマ。
といってもラブコメ風(笑)
原作はピーター・メイルのベストセラー小説「南仏プロヴァンスの12か月」。
リドリー・スコットの癒し系映画は興味深かった。

ロンドンの金融界でトレーダーとして多忙な日々を送るマックス(ラッセル・クロウ)のもとに、10年も疎遠にしていたヘンリーおじさん(アルバート・フィニー)が亡くなったとの知らせが届く。
遺産を相続することになったマックスは、ヘンリーが住んでいたプロヴァンスのぶどう園を訪れるが……。


展開は読めてしまうしラストも思ったとおり。
雰囲気、合間を楽しむ映画ですかね。
ロンドンの敏腕ビジネスマンが南フランスで自分の人生を見つめ直すお話。
ぶどう園が舞台なのでワインの話がもっと出てくるかと思ったらそうでもなかった。
自家製のまずいワインの謎とか知りたかったです。


主人公の“オレ様”マックスのまわりは個性も外見もちがうけど、意志をもってる女性たちが次から次へと登場する。
ロンドンの部下のキャリアウーマン、シャトーの食事の世話をする女性、叔父の娘かもしれない若い女性、恋の相手ファニー。
それに比べマックスときたら、ロンドンで仕事している彼はやり手でも、プロヴァンスにきたら情けないったらありゃしない・・・とほほ。


水のないプールに転げ落ちたり、フランス車は乗りこなせないし、ワインのことなど全くの無知。
ひとりではな~んにもできない男なんだよね。
(ラッセル・クロウのおちゃめな演技は新鮮!)
マックスの一番の問題は全てはお金、目先のことしか考えられない人間なのです。


幼い頃あんなに叔父のことを愛し、プロヴァンスの生活を楽しんでいたのに、月日は流れ、仕事人間になってしまったマックス。
亡くなる直前の叔父はマックスのことを心配してたし、すでに諦めていた・・・
これも因果か、叔父が愛した女性たちによってマックスはプロヴァンスで人生で大事なことを教えられる。

全体にゆるくて、退屈になるかな。。恋の場面が唐突すぎる気がしました・・
でも肩が凝らない映画ではあります。
マックスの恋の相手ファニー役のマリオン・コティヤールはピアフとは別人!
こちらのほうが自然だし、現代的で魅力的な女性でした。
マックスの少年時代をフレディ・ハイモアが演じてますが、成長した姿がラッセル・クロウは苦しいものがある・・・^^;

★★★☆(5段階☆は0.5)

「プロヴァンスの贈りもの」公式サイト

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