仏壇販売人、ぶつぶつ日記

山口県の隅っこから
仏壇販売人のたわ言、繰言、独り言。
ほぼワタクシごと、たまにお仕事。

明日は普賢祭

2006-05-13 17:20:26 | 本音

やきもきした雨もなんとか上がって明日は普賢祭。
光市の普賢寺のお祭りですが、
なんといっても圧巻なのはその露店の数。
ゆうに200は越えている。

子供には堪らない魅惑の2日間のはず。
もちろん、植木屋さんとか竹細工、陶器等々
大人も楽しめるお店もたくさん出ます。

でも、今年の呼び物は数年ぶりに復活する
「おばけ屋敷」かな?
これは私も見たことがないので
ちょっと楽しみです。

今回も私たちはお手伝い。
夜9時すぎまでやっているお祭りなので
仕事のある人もOK、ですが
やってる方は走り出したら止まれない
ちょっときつくて楽しい2日間となります。


 


古刹

2006-05-12 09:38:28 | 本音
長門湯本の大寧寺はその昔、陶氏に追われた大内氏が最後を迎えたお寺。一緒に豊川稲荷もあって、遺恨やら現世の願いやら人の世のうつろいを泰全と呑み込んできた、という風格を見せています。昨日はその開山忌でした

お盆提灯準備開始

2006-05-09 17:22:19 | 商品のこと

GWも過ぎると、そろそろお盆提灯の準備です。
入荷品のチェックやら、プライスカードつくりやら
6月初めに展示を終えるまではてんやわんやです。

で、今年のイチオシは写真のもの。
春慶塗りの脚に桜の蒔絵入り
火袋の柄も桜で、一対で様になる、「対柄」です。

華やかな風情と丁寧な仕事ぶりが伺える品の良さ。
女性スタッフ全員が「いい!!!」と
太鼓判を押した今年の新作です。
デビューが楽しみです。

提灯に限らず、「これはいける!!」というような商品だと
商品を見たとたんにセールスポイントが浮かんでくるものです。
また、「この商品はこういうお客様にお勧めしたらいいかも」という
ように、買い手がイメージできるような商品
売りやすい(=よく売れる)ですね。

え?プロならどんな商品にも
買い手をイメージできて当然?・・・・
目標はそこなんですけどねぇ・・・


葬儀の際のしきたり

2006-05-08 17:12:00 | 仏事のあれこれ

所変われば品変わる、というけれど
葬儀の時のしきたりも地方によって微妙に違います。

その土地にいる時は当たり前に思っていたけれど、
よその土地になじんでみると、「なんだか妙なしきたりだったよなぁ」
ってことは、葬儀に限らずよくあることかも。

私の実家の地域では葬儀後、火葬場には
「喪主は行かない」ということになってます

つまり、母親の葬儀で息子が骨を拾わない。とか
夫の骨を妻が拾わない、という事態になります。
で、誰が拾うのかというと、火葬場に行った親族のうち
最も故人に近い人が「のど仏の骨を拾う
(もちろん他の骨も居合わせた親族が拾います)
ということになっています。

このしきたりが実家周辺でどのくらいの範囲で
行われているのか寡聞にしてわかりませんが
他所の地域の人が聞くと
え~~大事な人の骨を拾えないなんて嫌だ!!」
などという反応が(当然のことながら)返ってきます。

ただ、これにはいろいろ理由があって
(こじつけかも知れないけど)
その1. 喪主が故人の骨を見なくてすむのでショックが小さい。
その2. 喪主が火葬場へ行ってしまうと、故人と親しかった人が
     訪ねてきたとき、失礼があってはいけない。
その3. 喪主は葬儀後は速やかに手伝ってくれた人(つまりは近所の人)を
     もてなし、感謝しなければいけない。

等々、言われています。
事実、火葬場に行っている間に、お手伝いの方も含めて
精進おとしが振舞われます。

これは私見ですが、
つい40年くらい前は土葬が普通だった地域なので
現在の火葬ほど喪主が家に残っても
間延びしなかったのではないかと思っています。
いや、その前に、土葬のときも喪主が家に残ったかどうか
確認するのが先ですね。

しきたりやその理由は土地によっていろいろでしょうが
たとえ奇異に思えることでも
土地の人にとっては当たり前のこと。

自分のモノサシだけであれこれと感想を述べるのは
いかがなものかと思います


米原万理さんの「真昼の星空」

2006-05-07 16:24:25 | 私の本棚から

ロシア語通訳者にして作家でもある米原万理さんは私の大好きな作家の一人です。
幅広く、軽妙洒脱な語り口と極上のユーモアのセンスで
初めて読んだときは、「日本人でこんなこじゃれた文章を書く人がいたのか!!」と
感激してしまいました。

で、その米原さんのエッセイ集「真昼の星空」の中に興味深いエピソードをみつけました。

旧ソ連のある町でギリシャ正教の教会に入ろうとしたら
現地の女性に
「教会に入るときは、男性は帽子を脱ぎ、女性は帽子を被るのが絶対のマナーである」と
教わったそうです。
後日、日本のギリシャ正教の信者に確認したところ
「そんな決まりはない。でも、教会に入るときはコートを脱ぐのが絶対のマナーである」
と言われた。
ギリシャ正教会によると、いずれも規定されたことではないとか。

というものです。なんだか日本の地方でのしきたりに関するやりとりを
思い出して笑ってしまいました。

いるんですよね。どこにでも。冠婚葬祭になると、
「○○はこうでないと。」「××はこれこれするもの」というような
一刀両断に采配を振るう
しきたりのご意見番。「こーでねーたー」が。

貴重な「地方色」として大事にして欲しいと思う一方、
「昔からこうだから」という理由で納得できないようなことを押し付けられたら
堪らないだろうな・・・とも思います。

「知恵は貸すけど口は出さない」って、理想的だけど
無理かしら????


 


虚無僧参上

2006-05-06 17:00:44 | 本音
昨日お手伝いに行った、山口市(旧徳地町)のお寺さんでの一コマです。長年生きてきましたが「生虚無僧」は初めてです。どうりでカメラを携えて撮る気マンマンのおじさんがいると思った。 時代劇好きにはたまらない!?

GWには火を渡ってみませんか?

2006-05-03 14:49:28 | 仏事のあれこれ

本日は見事な五月晴れ。

世間は大型連休に浮かれているようですが、
わが社は相も変わらず仕事。仕事。

とはいえ、この時期はお寺さんの行事も多く、
お手伝いにあっちこっち飛び回ることになります。

特に、5月4日、5日は周南市のお寺で火生三昧。
いわゆる「火渡り」があります。
先日NHKの特集番組で鳥取県の三徳山の採灯護摩(=火渡り)を
やっていましたが、負けずとも劣らない、という感じです。

ともかく、立ち上る煙と燃え上がる火の勢いがハンパじゃない。
一度見ると病みつきになるかも。
一般の参拝者も火を渡れるので毎年、渡る気満々の
お参りの方でにぎわいます。

まだ連休の予定のない方。
GWは火を渡ってみませんか?


夢占い、その後

2006-05-01 16:36:01 | よろづ考察

先日、激しい雷と花火がごちゃごちゃになった夢を見ました。
雷って、一般に凶夢らしいし、なんといってもすごい雷鳴だったし、
花火は派手だし・・・・これは凶夢に違いない!!!!

なんとかして厄落としせねばいずれ悪いことが起こるに
違いない!!と一人であせっておりました。

はらはらしつつ過ごすこと一週間。
その日はいつも行くスーパーが毎週やってる簡単な福引の日。

あら、あらあら!!!!
当たっちゃった。5,000円分の商品券。

ラッキー!!!!夢判断の「思いがけない事態、ってこのこと!?!?」

それにしてもこの当選額にこの喜び。
「ああ、私って、小市民・・・」自覚を新たにしたのでした。

さらに、お福分けとして同僚にもささやかなお菓子の差し入れ。
好いことは自分の所だけで留めておくと
流れが止まるので
、「お福分け」して
まためぐりめぐってやってくるように
流れをつけといてやるものなのだそうです。(どこで聞いたかわすれました。)