*提灯はもういらない、と言われたら?
「初盆だけど、前の盆提灯があるから提灯はもういらない」
そんな方もいらっしゃいます。
ただ、盆提灯は初盆の方の供養としておくるもの。
以前のものの使いまわしはいかがなものか??と思います。
とはいえ、当家の方が「どうしてもいらない」とおっしゃったら仕方ありません。
夏用の座布団、打敷、床軸、お供え机などお仏壇周りで使えるものを
差し上げるのもひとつの方法です。
そうそう、防炎マットも喜ばれます。
*提灯のニューウェーブ
せっかく好意でおくった盆提灯も相手の負担になっては元も子もありません。
立派な大内行灯はすばらしいけれど、組み立てに力が必要なのも事実。
組み立てていたら脚が折れた、片付けようとしたが固くて分解できない・・
などということもしばしば。
特にお年寄りの一人暮らしの場合は立派な提灯が却って負担になることも。
でも、昨年あたりから組み立ての楽なワンタッチタイプが多く出てきています。
これは店で提灯を組み立てたりたたんだりすることの多い
私たち、女性にも大好評。
お年寄りに限らず、自信を持ってお勧めしています。
また、一年中出しておける、インテリアタイプのものや
ミニ仏壇の前にも置ける小さな盆提灯も種類が増えています。
いずれにしても、ご当家の希望に沿うものをじっくり選んでいただきたいですね。
夏の夕暮れ、お盆提灯のやさしい光は趣のあるもの。
ひと手間かけて、日本の夏の風情を演出してみてはいかがでしょう?