実は当店には大きな観音様が祀ってありまして、
「お店のお守り観音様」として社員が毎日思い思いに
お線香をあげています。
一日の始まりに手を合わせることもあれば、新しい線香を試すために
焚くこともあるし、気分を変えたい、流れを変えたい、なんて時にも
お線香をあげるのでしょっちゅう焚いていることになります。
結果、2~3cm弱のお線香の燃え残りがどんどん溜まっていくことになります。
以前のブログで「お線香を燃えきらせるには」とあれこれ書いたのですが
やはりそうそう上手くもいかず、燃え残りは溜まります。
燃え残った線香の切れ端は気づいた人が灰ならし
ところが!!
昨日のこと。店の中が妙に灰くさい。
お香の臭いでなく、単なる灰の臭い。
こりゃ、ちょっといいお線香を焚いて匂いを一新せねば・・・と
見てみると!!!
観音様のお線香立が何だかヘン!!妙な熱気!!
灰ならしでかき回してみると!!!
灰の中は熾き状態!!
触ってみれば、陶器のお線香立の縁もなにやらジワリと熱い。
溜まっていたお線香の燃え残りに、最後に立てたお線香の火が
移って、どんどん燃え広がったみたいです。
うっかり溜めてしまっていたことは、この商売に関わるものとして
なんともお恥ずかしい限りです。
それにしても、たまたま店のお線香立は大きなものだから
「ヘンな匂い」くらいで済んだけれど、
家庭用のお線香立だったら大変なことになってたかも。
お線香の燃え残りの後始末はまめにやっていただくよう、
お客様にもお知らせせねば。
今回のことはプロとしてはあるまじき失態だったのですが
大事なことだと思うのであえてカミングアウトいたします。
灰ならしを買って下さい!!!
一番、安全・確実だと思います。
でも、「寝かせて焚く=真宗のみのやり方」と
信じていらっしゃるお客様も多く、
他宗派の方だと抵抗を感じる方も多くいらっしゃいます。
このあたりが難しいところです。