仏壇販売人、ぶつぶつ日記

山口県の隅っこから
仏壇販売人のたわ言、繰言、独り言。
ほぼワタクシごと、たまにお仕事。

東野圭吾「マスカレード・ホテル」がはかどらない・・・

2011-10-18 13:17:43 | 私の本棚から

今、読んでいる本。

 

 

 

東野圭吾「マスカレード・ホテル」。

 

大好きなミステリー。

しかも東野圭吾と、くれば

460ページかそこらなら数時間で読了、

のはずが、一向に読みすすまない。

 

わずか数ページのところで立ち止まり、

行きつ戻りつ、問つ追いつ・・・・

その理由は

この小説が「超一流ホテル」を舞台にしていること。

 

のっけから

「ホテルマンらしい立ち居振る舞い」

「身だしなみ」

「話術」

がクローズアップされるがために、

私としてはそちらの方が気になって、気になって・・・。

 

残念ながらホテル業界には無縁ではあるものの、

ホテルマンの接客こそ接客業の理想ではないか、と

勝手に夢想しているので

話の本筋よりも「ホテルマンの有様」が気になって読みすすめない、というわけ。

 

 

とうとう小説は一時棚上げ。

ネットであれこれ検索してみると

こんなものを発見。

 

林實 著 「作法心得」

著者は東京YMCA国際ホテル専門学校の講師だった方。

語り口は少々堅苦しいし、

「ローブ・デコルテ」の約束事までは私には到底必要ない

けれど、きちんと読んでいくとこれが面白い。

 

とくに、

「立ち居振る舞い」や「姿勢」「表情」といった項目は

具体的で参考になることいっぱい。

 

「明るい真顔」であれ、という指導にははっとさせられるし、

「表情」についての指導では

「東洋人は、こころもち、まゆげと目のあいだを開き、すずしい目付きをしていること。
西洋人の真似をして、まゆげと目のあいだをせまくすると、西洋人に似ず、猿に似る。」

と、厳しいながらもユーモアも感じさせる。

 

 

こちらを読み込むほうに忙しくて

東野圭吾がお留守になってしまうという現状。

 

まぁ、それもいいか。