仏壇販売人、ぶつぶつ日記

山口県の隅っこから
仏壇販売人のたわ言、繰言、独り言。
ほぼワタクシごと、たまにお仕事。

価格改定 その2

2006-07-01 17:46:43 | 仏事のあれこれ

先日の「価格改定」の件でコメントをいただきました。

価格を設定されると、それはもはや商売であって、
一宗教法人のやることじゃないような気もする
。」

確かにおっしゃるとおりです。

でも、哀しいかな、仏壇屋ではそんなことは言えません。立場上。

心ある宗教家の方に期待するしかありません。

当事者ですら
どこかおかしい」と思いながらも「慣習」とか「前例」とか「組織」の
ためには感覚をあえて鈍らせることもあるのかも。

ただ、お布施の額とか「お気持ちだけで」と言われて
いくらにしたらいいのか悩む人も多いようです。
その点、額がはっきりしているのはある意味親切かもしれません。

そういえば、あるお寺で
戒名の価格から葬儀のときのお布施、永代供養にした場合の価格まで
こと細かに書き並べて
檀家さんに配布
しているところがありました。

親切といえば親切だけど・・・・。どれも結構な額で
「うっかり死ねないなぁ」という感じでした。

ついでに、
「葬儀については○○社で、施行してください。
 仏壇は**社で購入したものでなければ
 その後の法要等の面倒は責任持てません」
という意味の一文には開いた口がふさがりませんでした。

宗教家といえどもいろんな人がいるものです。