「木魚下さい」と現れたお客様。
それ自体は別段珍しいことでもなかったのですが・・・
大小それぞれありったけの木魚を叩き、
なにやら機械を取り出して頭をひねってる。
聞けば、
「吹奏楽で使う」とのこと。
しっかり木魚用のスタンド
(長いパイプに大きなクリップのようなものが
ついて、大きさの違う木魚をセットするようになっている)
も用意されていました。
機械は音程を測るためのチューナーでした。
そういえば、以前吹奏楽のアンサンブル大会で
木魚をずらりと並べているパーカッションの人がいたっけ。
鐃鈸(にょうはち・にょうはつ)というシンバルそっくりの仏具もあるし。
仏具と楽器の境界ってどこなんだろう?
木魚は楽器屋さんでは売ってないのかしらん?
妙な疑問がわいてきます。
以前、お隣の田布施町の「たぶせ山城太鼓」の発表会で
お坊さんの協力で般若心経と打楽器のコラボレーションをやって
好評だったとか。
スタッフの方が当店に来られたとき、
売り物のおりんやら木魚やらで
即興演奏をしていらっしゃいました。
思わず、拍手。
こういう仏教への入り方、もアリなんじゃないかと思いました。