仏壇販売人、ぶつぶつ日記

山口県の隅っこから
仏壇販売人のたわ言、繰言、独り言。
ほぼワタクシごと、たまにお仕事。

打楽器と仏具の境界は?

2006-07-20 17:05:31 | 本音

「木魚下さい」と現れたお客様。

それ自体は別段珍しいことでもなかったのですが・・・

大小それぞれありったけの木魚を叩き、
なにやら機械を取り出して頭をひねってる。

聞けば、
「吹奏楽で使う」とのこと。
しっかり木魚用のスタンド
(長いパイプに大きなクリップのようなものが
ついて、大きさの違う木魚をセットするようになっている)

も用意されていました。

機械は音程を測るためのチューナーでした。

そういえば、以前吹奏楽のアンサンブル大会で
木魚をずらりと並べているパーカッションの人がいたっけ。

鐃鈸(にょうはち・にょうはつ)というシンバルそっくりの仏具もあるし。

仏具と楽器の境界ってどこなんだろう?

木魚は楽器屋さんでは売ってないのかしらん?


妙な疑問がわいてきます。

以前、お隣の田布施町の「たぶせ山城太鼓」の発表会で
お坊さんの協力で般若心経と打楽器のコラボレーションをやって
好評だったとか。

スタッフの方が当店に来られたとき、
売り物のおりんやら木魚やらで
即興演奏をしていらっしゃいました。

思わず、拍手。

こういう仏教への入り方、もアリなんじゃないかと思いました。